10月からスタジオジブリ全作品の場面写真を順次提供しています。

常識の範囲でご自由にお使いください。 
という事なので・・・
その中でもジブリは鉄道との絡みが多いのです。
しかもそれがかなりリアルな描写で忠実に再現されているのもポイント。
宮崎駿監督のこだわりが感じられます。
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【思い出のマーニー】より
思いっきり「スーパーおおぞら」釧路行きキハ283系1号車での見送りシーン。
LEDの行き先表示も雰囲気出てます。
背景の少し見える車内デッキの機器室扉なども適当では無く表現されているのも素晴らしい(^^;)

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【千と千尋の神隠し】より
そうかと思えば、こんなあり得ないような電車が平然と走ってしまう所もジブリらしい。
しかし!こんな「あり得ない」光景が実際に有ったというのがこちら・・・

昭和34(1959)年9月26日の夜に来襲した伊勢湾台風です。
この時、名鉄電車が高潮被害を受け「千と千尋の神隠し」状態になっていたのです。
だからこの電車も3400形「いもむし」のような形をしているのでしょうか。。。
色も似ています。

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【風立ちぬ】より
名古屋駅前の光景です。
一見すると、ちょっとオマージュしている気もしますが、
駅の屋根の向こうから黒煙を上げているのは蒸気機関車の煙でしょう。
黒煙と白煙を上げているところが何ともw
さらに駅前の路面電車の描写も忠実に再現されています。
物語には直接影響が無くても見えている部分は省かず描いているのが素晴らしい( ̄▽ ̄;)
実際に映画上では、この駅前の人たちが一人一人細かく動き回るアニメーションが手書きで施されていますから宮崎駿監督の映画は本当に細かいです。

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【コクリコ坂から】より
横浜を舞台としたこの作品では、桜木町駅の風景を描いています。
当時のモノクロ写真から描き起こしたと思われる色の再現とディテールの細かさ。
背景の鉄骨クレーン辺りが港でしょうか。今ではランドマークタワーが建っている所とは思えない近さです。
「杉田」行きの横浜市電の色もこんな青の帯が入っていたのですね。

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【耳をすませば】より
この車両は京王の5000形。主人公の「雫」は物語上の京王「向原駅」から「杉の宮駅」まで乗車していますが、
実際には「百草園」から「聖蹟桜ヶ丘」までの乗車だと思われます。
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京王5000形と思われる2段サッシ窓。ネコも乗車なう・・・です。
この物語の冒頭には京王6000形の側面に5000形の顔が合わさったニコイチな電車も登場してますが、
ジブリの公式HPにはその画像は無かったので画面キャプチャー保存すれば良いかと思いますが、
公式に公開してない画像シーンだったのでしませんでした(^^;)
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「杉の宮」駅ならぬ聖蹟桜ヶ丘で下車するシーン。
もうこの頃から自動改札機が有ったのですね!
映画化が1995年ですから、そんなに普及していない頃だと思います。
京王は導入が早かったようで、アニメもしっかりと描かれています。
しかし両側に有人改札が残っているのが導入初期を思わせる部分で、これも描かれています。

この映画は実際に存在するシーンが良く出てきたので再現性が高く惹き付けられた映画のひとつでした。

それがジブリ作品の親しみやすさなのでしょう。



小さな子供には一瞬で過ぎてしまう部分を
大きなお友達は何度も観て細かな表現力に(;´Д`)ハァハァするのです。