新スーパー戦隊は「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」桃太郎がモチーフ!

モチーフは桃太郎「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」
モチーフは桃太郎「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」

 東映の特撮ドラマ・スーパー戦隊シリーズの第46作が「暴太郎戦隊(あばたろうせんたい)ドンブラザーズ」のタイトルで、2022年3月6日(午前9:30~10:00)よりテレビ朝日系でスタートすることが明らかになった。昔話の「桃太郎」をモチーフに、レッド役のドンモモタロウが、お供を連れて強大な敵に立ち向かう。「特命戦隊ゴーバスターズ」(2012~2013)以来10年ぶりに「ジャー」がつかない戦隊となり、過去にない革新的な作品を目指す。

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 ドンモモタロウ(レッド)は、生まれてすぐ、桃の形のカプセルに乗せられて飛来した過去を持つ新ヒーロー。織田信長をほうふつさせる勢いのあるキャラクターで、サルブラザー(ブルー)、イヌブラザー(ブラック)、キジブラザー(ピンク)といった、桃太郎のお供をイメージした仲間たちと共に戦う。メンバーには、鬼をイメージしたオニシスター(イエロー)もおり、昔話では敵同士の彼らが、どんな関係を築くのかも気になるところだ。

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 ドンモモタロウのちょんまげやオニシスターのツノ、サルブラザーのマッチョ体形といった、メンバーの個性的な見た目も特徴のひとつ。全長220センチのキジブラザーに対して、イヌブラザーは全長100センチの3頭身キャラであったりと、シリーズでも類を見ないほど、“凸凹シルエット”なスーパー戦隊となる。

 脚本は平成仮面ライダーシリーズで知られる井上敏樹。井上がメインライターとしてスーパー戦隊シリーズに携わるのは「鳥人戦隊ジェットマン」(1991~1992)以来、約30年ぶり。「ジェットマン」は、特撮ヒーロー作品に当時ブームだったトレンディードラマの要素を持ち込んだ設定に加え、衝撃的なラストで語り草となっている作品であり、「ドンブラザーズ」の展開にも期待がかかる。また演出は、「魔進戦隊キラメイジャー」(2020~2021)で約22年ぶりにスーパー戦隊シリーズに参加し、現在放送中の「機界戦隊ゼンカイジャー」にも携わる田崎竜太監督が担当する。

ドンモモタロウが駆るエンヤライドンにも驚きの秘密が? (C)テレビ朝日・東映AG・東映

 放送スタートに先駆け、「ゼンカイジャー」の来年1月9日放送分(第42カイ)には、ドンモモタロウが先行して登場することも決定。ドンモモタロウらがヒーローになるための変身銃ドンブラスターは、「ゼンカイジャー」に登場するセンタイギアを読み込めるだけでなく、ドンモモタロウが乗るスーパーバイク・エンヤライドンは、「ゼンカイジャー」のゼンカイジュランと合体する模様。 かつてスーパー戦隊シリーズでは、「電子戦隊デンジマン」(1980~1981)から「太陽戦隊サンバルカン」(1981~1982)の2作品にまたがって、敵キャラクターのへドリアン女王が登場したことがある。今回はヒーローサイドでそうしたことが起こるのか。

 制作発表会見は2月上旬を予定しており、キャストを含めた詳細の発表が待たれる。(編集部・入倉功一)

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