普通に道路を走行する車が次々と海へダイブ!? 魔の道路 その原因とは?
12月16日(木)日本テレビ系で放送の「THE突破ファイル」では、タクシー運転手に起きたミステリーを再現ドラマで紹介。タクシー運転手役をハナコの菊田竜大が、警察官役をハナコの岡部大、あばれる君、岡本あずさが演じた。
1台のタクシーが乗客を乗せ海沿いを走行していた。タクシー運転手はお客さんを降ろし、来た道を戻る。
普通に走行していると、突如海の中に落ちてしまった。タクシー運転手は車から体を乗り出し、助けを呼ぶ。
道路を走っていたつもりが、突然、車が海へダイブ!一体このミステリーの真相とは?
「はい、突破署です。え?…すぐに向かいます」
110番通報が入り警察官が駆けつけると、海に落ちた車がクレーンで引き上げられていた。運転手も救出され、命に別条はないという。
警察官が運転手に事件が起きた時の状況を聞くと「もう何がなんだか…普通に道路を走っていたのに、気が付いたら海に飛び込んでいて…」という。
「でも普通に道路を走っていて海には落ちませんよね?」と聞くも、「私もよくわからないんです…遠距離のお客さんを降ろして、あそこの角を曲がったんです。そうしたら、目の前に橋が見えて渡り始めた瞬間、ガクンとなって気が付いたら海の中でした…」
運転手は、普通に道路を走っていたはずが気づいたら海へダイブしていたという。
警察官は署内に戻り調査を行うことに。運転手はアルコールも薬物検査も問題なく、鑑識の結果では、海に飛び込んだ時は時速30キロ程度、ブレーキ痕なども無かったという。
極度の疲労による居眠り運転の可能性も考えたが、運転手は意識がはっきりしており、その線もなさそうだ。
するとそこに「突破海岸道路で車両事故発生!至急現場へ」と無線が!
なんと、またもや同じ場所で車が海に落ちたという。
現場に駆けつけると、カップルが「夜景を見に突破ふ頭までドライブしてたんですけど、道路を走っていたら急に道がなくなってしまって、気が付いたら海に落ちてました」と証言。タクシー運転手と同様に、道路を走っていたら海に落ちたというのだ。
警察官は翌日、事故が起きた場所で現場検証を行うことに。
事故を起こした車はどちらも法定速度を守っており、スピードが出過ぎて海へ突っ込んだとは考えられない。
警察官は、タクシーのカーナビが古く、GPSが不具合を起こし、それが事故に関係しているのではないかと考えたが、
タクシー会社に問い合わせたところカーナビは最新型とのことで、問題はなかった。
警察官は現場付近で聞き込みも行うが、手がかりはなし。
一体事故の原因は何なのか?
「なぜこの場所で二度も不思議な事故が起きたんだ?原因は必ずある!ここで諦めたらまた同じ事故が起きるぞ…考えろ…考えろ…ん?」
すると「魔の道路の正体、ついに見破ったぞ!」と警察官!
正体はなんと、対岸の工場の光が海面に反射してできた光の道だった。
これは、特定の条件が揃った時のみに現れる、太陽の光が道の様に見える「サンロード」と呼ばれる現象と同じ原理のもの。通常、水面が安定している時は、光の反射は点でしか見えないのだが、弱い風が吹いて水面に小さな波が立つなどの条件が揃った時に現れる。
最近できた24時間体制で稼働している工場から発せられた強い光が対岸にまで伸び、まるで橋のように見え、事故が起きてしまったのだ。
魔の道路の謎に果敢に挑んだ、警察官の見事な突破劇であった!
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