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南京犠牲者「データなし」発言の女性教師が除籍、中国

【北京=羽田野主】中国・上海の「上海震旦職業学院」は16日、授業中に女性教師が「南京大虐殺の犠牲者が30万人だというデータはない」と発言し、深刻な社会的影響をもたらしたとして除籍処分にしたと発表した。

教師は14日の授業で「私たちは30万人の名前や身分証を注意深く研究していない」とし「歴史を支える資料がなければ世間で言っているだけになってしまう」と話した。永遠に憎しみ続けるべきではなく「戦争がなぜ起きたのかを反省することが最も重要だ」と続けた。

中国政府は犠牲者が30万人だと主張している。13日に南京市で開いた国家追悼式典で孫春蘭副首相は「30万人の同胞が殺りくされた」と演説した。

授業を撮影した動画が拡散されるとインターネット上で「教師の資格を取り消せ」などと批判が広がっていた。学校側は女性教師の話を「誤った言論だ」と非難して解雇した。中国共産党の機関紙、人民日報(電子版)は教師の除籍処分をトップ画面で伝えている。

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