特別対談! 木村直人×黒川祐希(帝越コク)が考えるSNS【前編】
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美容室 air&LOVESTの発信統括マネージャーとして、巧みにIT技術を活かす木村直人さん(以下、木村)、『LINE』で18,000人以上の巨大グループを作り上げた、帝越コクこと黒川祐希さん(以下、黒川)。皆さんは、「SNS」と聞くと何をイメージしますか? 人によって良し悪し、さまざまなイメージをお持ちかと思います。今回は、SNSを用いて活動の幅を大きく広げたお二人に、SNSの活用について、対談を通していろいろと聞いてみました!
この記事をまとめると
- SNSを使用する際はきちっとリテラシーを身につけることが大事!
- 「リアル」と「ネット」の壁は情報量の差だけ!
- 成功の秘訣は、技術の成長から目を背けずに追い続ける姿勢でいること!
初めてのSNS、気をつけること
――お二人は、どんなきっかけでSNSを活用しようと思ったのでしょうか?
黒川 僕は、LINE(ライン)です。ネットで知り合った方と一緒にオンラインゲームをすることになって、手段としてLINEを交換することになったのがきっかけでした。同世代に支持されているツイッターを始めたのは、割と最近なんですよね。木村さんは、ブログでしたよね?
木村 そうですね。僕の場合、ブログ発信がメインなので、ツイッターをおまけとして使用しています。ブログから派生した色・会話などを、ツイッターで拾っているような感覚ですね。
――SNSを活用するとき、特に気をつけていることはありますか?
黒川 今は本名を公開していますが、HN(ハンドルネーム※)で活用していたころは、個人情報が出ないように気をつけてました。学校なんかを特定されないようにですね。あと、ある程度のリテラシー(ネットを用いる際の常識)を身につけたりしました。
木村 LINEなのに、本名で活用するのが嫌だったの?
黒川 LINEであっても、HNで登録している人は嫌だと思います。HNを使う理由として、本来の自分と違う自分を見せているというのがあって、割と警戒している人も多いと思います。
――なるほど。それとは逆に、木村さんはずっと本名で活動されていますよね。
木村 僕の場合は職業柄っていうのもありますからね。僕らは知られてなんぼなので。あと、美容師って業界的にもビジネス路線でいく人が多いだろうし、(黒川くんみたいに)ボキャブラリーもないですし、SNSなんかがないと、上手くモチーベーションを保てないと思うんですよ。そういった観点で、友人に匿名での活用は勧めていないですね。それでいて、トラブルが起きる可能性というのも否めないのですが。
SNSはトラブルの原因?
――今やトラブル、いじめの原因になるからといって、SNS自体を禁止している学校もあるみたいですが、それについてどう思いますか?
黒川 よくないと思います。そもそも、「リアル」と「ネット」の違いって情報量の差だけだと思うんですよね。遠距離でも連絡がとれたりとか、利便性も長けてると思うんですけれど、そもそも根本的に違うのは、現実では得にくい情報量だけなんですよね。よく「SNSやネットは犯罪の巣窟だ!」なんて耳にしますけれど、それってすごく曲げられたイメージでしかないと思っていまして。実際、社会の犯罪なんて数え切れないほど存在している中で、事件がネットを通して可視化されてるだけじゃないですか。それが理由で、「ネット=悪」みたいなのは、そもそもバカげた議論だと思いませんか? それで、そんな絵空事みたいな事案を鵜呑みにして、「じゃあネットを禁止にしましょう!」だとか、意味不明だと思います(笑)。結局、ネットで問題起こす人って、ネットがなくても問題起こすと思うんですよ、情報量の差だけですから。もうその部分って根本的に親の教育、家庭での教育をもう一度見つめ直すしかないんじゃないかなって。
木村 さすが、いいこと言うなぁ。僕、もうすぐ息子が生まれるんですけど、もしネット規制をしているような学校があったら、絶対に息子を通わせないと思うんだよね(笑)。普通に、事件事故の原因を認めて、改善をしていこうってスタンスの学校だったら通わせたいって思いますけど、「禁止する」って結局、停滞路線を選んでいるじゃないですか。大袈裟かもしれませんが、それは文明の進化を止めることにもなり得ると思うんですよ。恐らく、先生がたの「ネット」に関しての認識が薄いからこそ、向き合うことから逃げているだけなんでしょうね。少なくとも、僕はそう思います。人が「歩」を進めるときって、必ずトラブルがあったり、障害があるじゃないですか。そんなとき、それを迫害しようとして、余計に進化を止めてしまう。天井が見える学校教育とかになっていいのか? と思いますね。それもまぁ、後10年内の問題でしょうけど。なので、うちの息子が学校に通い始めるころくらいには解消されてないとおかしい話ですよ。なんで、現時点で「禁止!」とかってなると、「バカ言ってんじゃないよ!」となるわけでして(笑)。
黒川 そうですね。そのためにもまずは「ネットでいけないことをしてはいけません」っていうことを、常識にしないといけないと思います。学校は、常識をルールで縛ろうとしないじゃないですか。なのにあえて、校則というルールを押し付けてしまうと、生徒側が何がいけないのか考える場がなくなっちゃうと思うんです。そのあたり、よく考えてるのかなって。
「ネットを活用する=悪」のような先入観で縛る時代は終わるだろう、というお二人。なぜならお二人は、その先頭を歩き続けているからです。こうして、30代のベテラン美容師さんと10代の高校一年生が本気で語り合うきっかけができたのも「ネットを通じている」わけですが、いかがでしたでしょうか?
木村さんと黒川くんの白熱するトーク、気になる続きは後編に続きます!
【ゲスト】
木村直人. air/ LOVEST SN.Div.Manager.
美容室 air&LOVESTの発信統括マネージャー。 ヘアカラーのスペシャリストとして数々の芸能有名人を顧客に持ち、かたやアレンジのアドバイザーとしても高い評価を得る。
黒川祐希(帝越コク)
2013年7月、帝越コクという名義で「何でも屋」としてLINEグループを発足した後、急速に規模を拡大し2015年現在インターネット有数の大規模グループとして知名度と影響力をあげたLINE最大規模グループを総括。“LINEグループの神”という名で世に知れ渡る。
この記事のテーマ
「ソフトウエア・通信」を解説
コンピュータやスマホで使うアプリケーションやシステムを開発したり、インターネットや無線通信を管理・運営するなど、デジタル技術による製品やサービスを提供する業界です。ウィンドウズやマックOSなどの基本ソフトを開発したり、通信ネットワークを維持・管理したりするグローバル企業から、少数精鋭の技術者集団まで企業規模はさまざま。いずれも、ITの可能性を広げる最前線を担う業界です。
この記事で取り上げた
「ソフトウェア・情報処理・ネット関連」
はこんな業界です
今や仕事にも生活にも欠かせないものとなった、パソコンやスマートフォン、タブレット。これらのシステムやソフトウェアの普及によって、便利な日常が送れるようになった。ソフトウェア関連の企業は、OSなどの基本ソフトやERPパッケージ(統合型業務支援ソフト)などのアプリケーションを企画・開発して提供することを主な業務としている。マーケティングや顧客の要望に沿って製品を企画。その企画をシステムエンジニアがプログラミング言語を使って開発し、必要があれば改修も行う。