何ヶ月か前に「簡単なゴム銃(スリングライフル)の作り方」という記事を書きましたが、コメントに
「Mレールってどこで売ってんの?」
「ゴムと本体の結合方法教えて」
「金属の加工方法詳しく」
等々のご意見をいただきましたので、これらの疑問に答えていきたいと思います。
前回 簡単なゴム銃(スリングライフル)の作り方↓
簡単なゴム銃(スリングライフル)の作り方 - 息子のミリタリーブログ
さて、もっとも多かった質問が
「M字レールって何? どこで売ってるの?」
というものでした。
僕はこいつを銃身にしか使ったことが無いので、本来の用途を知らなかったんです。
それで調べてみたところ、なんと引き戸のレールでした。
「引き戸 レール」で検索すると出てくると思いますので、お試しください。
次は「ゴムと本体の結合方法教えて」というものですが、これも「自分が輪ゴムしか使わない」という理由から輪ゴム用の結合方法です。チューブゴムとか板ゴムについてはよく知らないので答えられません。申し訳ない。
まずはヨーク(ゴム掛け)の説明をします。
ヨークはフレームが木製ならハンガー掛けを、フレームが鉄の角パイプならボルトを使っています。
ボルトの方は結合プレートの固定も果たしてくれるので構造がシンプルになり、コストも抑えられます。
木
木フレ用ハンガー掛けヨーク
右側に銃口があります。フレームに木ねじ2本で取り付けていますが、3年以上使って外れた事は一度もありません。が、フックの部分が少し弱くて、千発も撃つと曲がってきます。折れたらシャレになりませんので、曲がりが酷くなったら交換してくださいね。
鉄フレ用ボルトヨーク
これも右側が銃口です。鉄フレの連結プレートはボルトで固定してますから、それを伸ばしてヨークにしています。
先端のワッシャーはゴム脱落防止です。
ヨークとゴムの結合方法です。
まず、固定用輪ゴムを一本ヨークに通しておき、その上にゴムを掛けます。
フレームに掛けて完成です。
まだゆるいと感じるなら、固定用ゴムを二重にしたり色々工夫してみるのもいいでしょう。
最後「金属の加工方法詳しく」です。
金属の加工で行き詰まる部分はトリガーのみだと思いますので、そこを載せます。
木フレに使える簡単なトリガーは、T字ステー加工して作るフックトリガーです。
上の赤線部分を削ると、
このようになります。
削る方法についではグラインダーとか、金ヤスリとかで地道にやっていって下さい。
できるだけ厚い鉄材を使い、フック部分は鏡面仕上げにするのが好ましいです。
鉄フレームにも同様のフックトリガーを組み込むことができますが、鉄フレ用の角パイプは中を削る手間が省けるので、複雑なトリガーも楽に組み込む事ができます。
たとえば新機種用シア組み込み式フックトリガーなどは上面を削って穴を二つ開けるだけで組めます。
こんな風に
これがトリガーメカの中身です。
3.8ミリ厚の鉄フラットバー製。
現在シアバーのバネは上の画像よりも細いものに交換してあり、部品が擦れ合う部分は1500番のペーパーをかけています。
まだ本体が完成していないので本格的に作動させていませんが……
こんな感じで回答させて頂きましたが、役に立ったでしょうか?
まだ分からないところや欲しいアドバイスなんかがあれば、回答できる限り答えていきたいと思います。
ありがとうございます!!
これで、ゴムかけが作成できそうです
ヨカッタナ!!
鉄のフラットバーってどうやって曲げてるんですか❓教えてください🙏