'22年こそ、岸田を完膚なきまでに叩き潰す。落ち目が明らかな安倍氏は、「最後っ屁」のごとく攻勢に出ている。まずは政権運営の妨害だ。
「財務省の意を汲む財政再建派の総理を牽制するため、『財政政策検討本部』を設けて安倍さん自ら最高顧問に就いた。他にも北京五輪ボイコット、憲法改正と口を挟みまくりで、まるで小舅のよう」(自民党中堅議員)
合間を縫って、麻生氏への日参にも余念がない。12月初旬には「隠し球」を同伴していたことが、党内で話題となった。
「懇意のNHK記者・岩田明子さんです。岩田さんはこのところ頻繁に安倍事務所を訪れていて、麻生さんの事務所にも二人連れで出入りしていた。何か番組をやらせるのか、それとも岩田さん本人を選挙に出すのか」(同前)
敗れた者が消える、安倍氏と岸田総理の最終戦争がまもなく始まる。
『週刊現代』2021年12月25・2022年1月1日号より