岸田総理は、政府が去年、新型コロナ対策として全国の世帯に配布した布マスク、いわゆる“アベノマスク”について、希望者に配布した上で、年度内をメドに廃棄するよう指示したことを明らかにしました。

岸田首相
　「布製マスクの政府の在庫について、御希望の方に配布し有効活用を図った上で、年度内をメドに廃棄を行うよう指示をいたしました」

　“アベノマスク”を巡っては、８０００万枚以上が在庫として残り、保管費が６億円以上かかっているほか、「在庫のおよそ１５パーセントが不良品」であることが明らかになっています。

　これまで岸田総理は「費用対効果の観点から検討する」と述べていましたが、きのうの記者会見で、希望者に配布した上で年度内をメドに廃棄するよう指示したことを明らかにしました。