どこから持ってきたのかは知りませんが、それ、ちゃんと原曲の移調(トランスポーズ)になってないですね。
だから念のため原曲キーで書きましょうね。
E G♭ E♭m A♭ Dm7(♭5) (→D♭ サビ始まり)
♭VI ♭VII Vm I ♯IVm7(♭5)
これがFでサビが始まるように4半音上に移調すると、本来なら
A♭ B♭ Gm C F♯m7(♭5)
になってないとダメです。
だからズレまくりですよね。
♭VI→♭VII→Vm
はIV→V→IIImの借用
でもって
Vmがツー、I7がファイブとしてIVへ向かうリレイテッドツーファイヴ[Vm→I(7)]に発展して、♯IV7(♭5)が経過音的に挟まれてIVへ進行する形ですね。
♯IVm7(♭5)は属調からの借用ではありますが、実際のところI7上のR,M3コードトーン [i,iii]と♯11,13テンション[♯iv,vi]によるコードとして考えた方がいいでしょう。
進行元I7と進行先IVの中間的なコードとして♯IV7(♭5)はよく出てきます。
別に「メジャーコードマイナーコードの選定の基準」なんてものでコードが選ばれてるわけじゃないでしょうね。