お話のつづきです
※旧ブログではアメンバー限定記事にしていたものです
一定期間経過したら
アメンバー限定記事へ変更するかも知れません
個人特定を避けるために
適宜フェイク情報も混ぜて
お送りしていますが
今後の進路を考える上で
ポイントとなるところは
事実のまま残してあります
Mさんのご両親はおふたりとも医師
お父上は今では
某国立大学医学部附属病院の内科系の部長先生
お母さまは皮膚科だったか眼科だったか
Mさんは最難関私立中学の狭き門を
高得点で突破されたであろうのに
なぜか全額免除の特待生制度のある中学へ
進学されたのです
医師家庭なのに
どうして???
って思われませんでしたか
しかもご両親おふたりとも医師
Mさんは言いました
両親ふたりとも医師だったら
お金持ちなんでしょーって
思い込まれるんだけどさ
実情まっったくでさ

地方国立大学医学部で
大学時代から交際してて
卒業と同時に結婚して
上京して私が生まれて
親の時代は
研修医は無給だったし
私が小学生の時は
親が大学院に在籍してて
いわゆる無給医で
中学に上がる時には
どちらかが講師にでも昇格しない限りは
教育費で破綻するって
いつも嘆いててさ
(間に合って講師に昇格できたそうです)
当時医局人事ですごい田舎に住んでてさ
塾もすんごく遠かったけど
みんなが車送迎されてる中
電車乗り継いで通ってたし
中学もすごく遠かったけど
やっぱり電車乗り継いで通ってさ
たまに子どもの中学入学に合わせて引っ越した
なんて話聞くと羨ましかったよね
私なんか絶対に
全額免除の特待を失ったらいけないからって
父親からの圧がすごくてさ
6年間ずっと学年1位を死守だよ
定期考査で1位取る為の対策に
時間も労力も取られてたから
鉄緑では中学のうちこそ
名前あったけど
高校からは消えたでしょ
(彼女も小5~小6の時はスゴかった)
数三と理科が全然理解できなくて
理系科目の比重が比較的重くない
地方国立の推薦入試も受けたけど
実は落ちたんだよね 焦ったよね
一般入試で合格できたから
良かったけど
推薦で落ちて一般で合格することもあるんだ
うちの父親めちゃくちゃ厳しいんだよね
自分にも厳しいけど
子どもにも厳しいんだよねー
今でも顔会わせたら喧嘩ばっかり
大学に入ってからの成績についても
厳しかったよ
医者って言ったって
大学病院勤務だと
市中病院にお勤めの先生より
給与も圧倒的に低いし…
貧乏暮らし時代の感覚って
なかなか抜けなくてね~
いまだに
お疲れ会しよー
お食事豪勢に食べよ~って
言って
ママと二人でお食事
どこに行くと思う
今はお金あるのにさ
サイゼリアで頼みたいものを
片っ端から注文しちゃうっていう豪遊
笑っちゃうでしょ
笑笑
ホント貧乏性が抜けないんだよね
(ご本人の表現そのまま再現しました)
そんな背景があったなんて
つゆほどにも感じさせなかったMさんから
身の上話を聞かせてもらった娘は
自分以外にもこんな子が居たんだ!
と
ものすごく親近感を抱いて
さらに二人は意気投合したのでした
娘は中学受験塾では
通常の授業は受講せず
季節講習だけ受講したり
テキストだけ購入して
自宅で独学で勉強したり
さまざま工夫して
ケチケチ受講を繰り返して
たぶん少し肩身の狭い思いを
していたのではないかなと
思います
でも娘は見た目が
誠に手前味噌ですが
お嬢様然としたところがありまして
塾友たちがブランド服で勢揃いしている中
当時はまだプチプラという概念も無かったですが
安くても品の良い服を選んで着せていたせいか
お友だち達からは勝手に
思い込まれていたらしいです
娘の説明は間違っていないのですが
何をどう拡大解釈したらそうなるのか
ほんとに不思議でした
Mさんとは
お互い似た環境で育ってきて
苦労しながらも
好成績を維持するべく
努力して来たという共通項で
心の距離が一気に縮まり
戦友感が増したのでした
同じ大学の同級生たちよりも
むしろMさんとのほうが
打ち解けていろいろ話せるふしも
あるようです
優秀で有能なお嬢さんなので
とにかくLINEの返信が速いらしいです
速攻で既読がついて超長文で
返ってくるのでいつもびっくりするけど
他の友だちが遅すぎてイラッと来ることが多いので
スカッとする
と言っています
会う日程やお出掛けを決める時も
段取りが超システマチック
仕事はやっ
やはり有能な人は
どの切り口で切っても
切れ味がちがうようです
私立医学部出身で開業医の先生たちが
華やかで目立つので
医者=超お金持ちのイメージが先行しますが
結構 貧乏性の医師家庭の子は
存在します
次は娘が
ちょっとだけおつきあいした彼のこと
書きますね
次回をおたのしみに