RERAのウイスキーブログ

40代のロスジェネおっさんが、世界各地のウイスキーを飲み、独断で評価していきます。 Whisky reviews and informations

2019年12月

平成から令和へと元号が変わった2019年、年末になったので、この1年を振り返ってみます。

ワールドウイスキーの登場

日本のメーカーにおいては大手も原酒不足の解消にはまだまだ時間がかかる反面、中国などでの需要が伸びたことによって、さらに深刻な状況に立たされているようです。

2019年においても、元々4000円以下だった山崎と白州のノンエイジは7000~9000円の値がつきつつも品不足状態です。

ao_そんな中で注目を集めたのは、サントリーが5つの産地の原酒をブレンドして作った「ワールドウイスキー 碧<Ao>(あお)」です。

サントリーがビーム社を買収したことで、グループ内でジャパニーズ、スコッチ、アメリカン、カナディアン、アイリッシュの5つの原酒を手に入れられる環境ができたことで生まれたともいえます。

しかしその裏には、深刻な山崎と白州モルトの不足を、他の地域の原酒で補おうという実験的側面も予測できるものでした。

当初、碧は1万円を超えるプレミアムな値段がつけられましたが、徐々にその香り、味がわかると、一気にメーカー希望小売価格レベルにまで下がりました。



すでに一部のメーカーでは、スコッチのバルクウイスキーを買い取って自社で樽詰め、熟成して販売する、あるいはまだ3年に満たない自社の原酒とブレンドして販売する試みも行われていますが、サントリーが幅広い原酒を使って新しいウイスキーを生み出すことについては、もっと様子を見た方がいいでしょう。

気になったボトル

2019年で気になったボトルをいくつか。

角鷹(南アルプスワインアンドビバレッジ)

kumataka_自社ブランドだけでなく、イオンやセブン・アンド・アイにプライベートブランドのウイスキーを供給しているメーカーですが、価格の割にはうまいかな、というレベルのものが大半でした。

そこで飲んだ「角鷹(くまたか)」はちょっとした驚きでした。

同社には蒸溜所の情報がないため、使用している原酒はスコットランドのバルクウイスキーと思われますが、それでもシェリー樽原酒由来の強いレーズンの香りが印象的で、大手メーカーの1000円台のウイスキーと比べても群を抜いた印象でした。

晩酌用として考えてもお買い得感は高いと感じました。

一方で1000円以下の価格帯にある蜂角鷹(はちくま)や、セブン・アンド・アイ向けのハリスホーク、ローソン向けの琥珀郷はいまいちでした。


ザ・ニッカ(ニッカウヰスキー)

the_nikka_ニッカのラインナップで、唯一年数表記のついたブレンデッドとして残されていた「ザ・ニッカ12年」が販売終了し、ノンエイジに変わりました。

これで年数表記のボトルは竹鶴の17年と21年だけになってしまいました。

事実上のモデルチェンジとなった新しいザ・ニッカですが、香りや味わいは12年とは別の方向にシフトしていて、単純に品質が劣化したと思わせない工夫を行ったように思えます。

この試みは、余市や宮城峡が10年ものに変わってノンエイジをラインナップした際にも行われましたが、白ブドウのフレッシュな香りをメインに持って行ったブレンドはうまくいっているように思えます。

また、若さ(アルコール感)をあまり感じさせないまろやかな仕上がりにもなっています。

ニッカのブレンデッドにおいては、蒸溜所限定の「鶴」がありますが、一般に購入できるものとしてはザ・ニッカがフラグシップになります。
そのフラグシップとしての出来においては、新しいザ・ニッカは遜色ないように思えます。


2020年はクラフトウイスキーの時代か?

さて、2020年は日本のウイスキーにとっても大きな転換点になるかもしれません。

2016年にかけて建設された、全国各地の蒸溜所で3年熟成のウイスキーが次々リリースされる可能性があるからです。
  • 堅展実業 厚岸蒸溜所(北海道)
  • ガイアフロー 静岡蒸溜所(静岡県)
  • 長濱ロマンビール 長濱蒸溜所(滋賀県)
  • 本坊酒造 マルス津貫蒸溜所(鹿児島県)
日本の法律では、熟成を行わない場合でも条件を満たせばウイスキーとして売れますが、上記の4蒸溜所ではスコットランドのルールに従って3年未満の原酒をウイスキーとしてリリースしていません。

3年を経過した原酒をどのように仕上げてくるのか、来年はウイスキーファンには楽しみな年になるでしょう。

今回は、定番のスコッチ、シーバスリーガル12年を改めて飲んでみます。

輸出向けブランドとして誕生

sr12_シーバスリーガルを生んだシーバス・ブラザーズ社は、1801年にジェームズとジョンの兄弟による、コーヒーやブランデーなどの高級食料品を仕入れ、販売する小売業としてアバディーンに誕生しました。

1850年頃からは、ウイスキーの原酒を調達して自社でブレンドして販売する事業を開始、1909年に入ると、アメリカ向けの輸出商品としてシーバスリーガルを作り上げました。

第二次世界大戦後は、12年ものを主体とした販売体制となり、1950年にはキーモルトとしていたストラスアイラ蒸溜所を買収するに至りました。

現在、シーバスブラザーズ社はペルノ・リカールに買収され、傘下にあります。

熟成されたリンゴの香りが印象的

では、ストレートから飲みます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはリンゴが強く感じられます。

口に含むと、アルコールの刺激はそこそこ来ますが、すぐさまリンゴ、カラメル、レーズンと甘い香りが一気に広がります。奥からはカカオの渋い香りが追いかけてきます。
味わいは、アルコールからの辛みは少なめで、 程よく酸味が来る後に、甘さが強く訪れます。

ロックでは、ライムの渋みを伴った香りが支配します。その後はシナモン、石けんが続き、林檎やレーズンは奥に潜みます。
味わいは、苦味がとても強くなり、ストレートで感じられた甘さや酸味は一気に消し飛びます。

ハイボールにすると、再びリンゴの香りが顔を出し、蜜のような甘い香りが広がります。
味わいは、甘みが支配するようになり、とても飲みやすくなります。

ストラスアイラのモルトが引き出す熟成されたリンゴの香りと甘みが主体となっていて、ウイスキーになじみの薄い初心者にも向いています。
ただ、ロックになると苦味、渋みの強い印象に変わってしまうため、加水して柔らかくした方がいいと思います。

700mL、アルコール度数40度、価格は2500円ほど。
晩酌用として常備するには値段が張りますが、甘みの強い味わい、香りは、ちょっとしたご褒美として飲むには十分かと思います。

<個人的評価>
  • 香り B: 林檎、レーズンの甘い香りが支配する。奥からカカオ。加水でライムが強まる。
  • 味わい B: ストレートでのアルコールからの辛みは弱め。甘みがメイン、程よい酸味。加水で苦味主体に変わる。
  • 総評 B: 初心者でも受け入れやすいブレンド。


今回は、ジョニーウォーカーの限定ボトル、ア・ソング・オブ・アイスを飲んでみます。

ゲーム・オブ・スローンズとのコラボボトル

s_of_ice_ア・ソング・オブ・アイスは、2011年から2019年まで放送された海外のファンタジードラマ、「ゲーム・オブ・スローンズ」とのコラボレーションで登場したボトルです。

すでにコラボレーションボトルとしてホワイトウォーカーがリリースされましたが、今回はその第二弾と言えるものです。

ボトルには、劇中に登場するスターク家の象徴であるダイアウルフが描かれ、雪景色を思わせるデザインになっています。

ブレンドのキーとなるのはクライヌリッシュで、フレッシュな香り、味わいを目指しているようです。

なお、コラボレーションボトルとして「ア・ソング・オブ・ファイア」もアメリカでリリースされており、こちらはカリラをキーにしたブレンドになっています。
日本での発売は未定です。

アイスとは裏腹のバナナ感満載

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色はシャンパンゴールド、香りはバニラ、バナナがします。

口に含むと、バナナの甘い香りがほのかに広がります。その後は桃、ウエハース、生クリームが続きます。
味わいは、アルコールからの辛みは少なめで、酸味がほのかに感じられる後は甘みが広がっていきます。

ロックでは、ライムの爽やかな香りと石けんのようなフローラルさが現れ、バナナやバニラ、桃の香りが包み込んでいく印象です。
味わいは、苦味が目立つようになります。

ハイボールにすると、バナナの香りが先に訪れ、生クリームのようなミルキーさが追いかけます。
味わいは、苦味が先行しますが、後から酸味が目立っていきます。

クライヌリッシュをキーにしているせいか、冬のイメージとは裏腹に南国のバナナの香りがメインに得られます。
レギュラーのジョニーウォーカーとは違うものの、イメージに合わない違和感もあります。

700mL、アルコール度数40.2度、価格は3000円ほど。

<個人的評価>

  • 香り B: バナナがメイン。奥からバニラ、桃。加水でライム、石けん。
  • 味わい C: ストレートでは酸味、甘みが目立つが、加水で苦くなる。
  • 総評 C: アイスのイメージとはかけ離れているが、バナナの香りの強さは興味深い。


今回は、日本のウイスキーメディアサイトが初めて手がけたボトル、マグ・メル ウィリアムソン12年を飲みます。

第一弾はアイラモルト

mag_mell_w_「マグ・メル」とは、ケルト神話における喜びの島という名前で、死後、楽しさと幸せを永遠に得られる楽園として伝えられる土地だと言われています。

このボトルを手がけるのは、ウイスキーメディアとして知られる「BARREL」で、ウイスキーのボトルや飲み方を伝える情報サイトとして日本で最も閲覧されています。

今回のボトルが、プライベートボトルとして初めて手がけるものになります。

ウィリアムソンという名前は、実はアイラモルトの王様ことラフロイグの別ブランドです。
大人の事情でラフロイグの名前を使えない際に、このウィリアムソンの名前が冠されるようです。

ウィリアムソンとは、1950年代から1970年までラフロイグ蒸溜所のマスターディスティラーを務めていたベッシー・ウィリアムソンから名付けられたと言われます。

ベッシー・ウィリアムソンは、20世紀初頭に蒸溜所の建て直しを行った創業家出身のイアン・ハンターの秘書でしたが、次第にウイスキー造りにも加わるようになり、イアン・ハンターから様々な秘伝を受け取った後、彼の後継者として15年にわたってラフロイグを手がけました。

その間に、ラフロイグの人気はどんどんと上がっていきましたが、蒸溜所単体の体力ではこれ以上の人気に対応できないと判断した彼女は、蒸溜所を売却しました。

ラフロイグの名声を上げたことで、ブランド名として残されていると言えます。

使用される樽はバーボン樽のみ、その12年以上熟成された原酒を加水無しにボトリングしています。

さて、このマグ・メル ウィリアムソン12年のラベルには、新進気鋭の画家、今井喬裕氏の絵が使用されています。
彼は近年珍しい、写実的な美人画を手がける画家で、あたかも実在するようなリアリティのある描写を行うことで、注目されつつあります。

アイラモルトらしさ全開

では、ストレートから飲みます。
グラスに注ぐと、液色はシャンパンゴールド、香りは正露丸とグレープフルーツが交互に訪れます。

口に含むと、正露丸の香りと灰のような煙たさが一気に広がります。奥からはレモン、グレープフルーツの爽やかな香りが追いかけます。
味わいは、アルコールからの辛みが比較的強く、その後は柑橘系のような酸味、ほのかな苦味が続きます。

ロックにすると、柑橘系の爽やかな香りが前に出るようになり、スモーキーな香りは少々潜む印象です。しばらく経つと、軽くバニラの甘い香りがやってきます。
味わいは、ビターが先に出るようになり、酸味はそれなりになります。しかしその余韻には甘みもほのかに得られます。

最後にハイボールでは、再び正露丸を伴ったスモーキーなピートが全体に強く広がります。奥からはカラメルやシナモンのような甘い香りが出てきます。
味わいは、苦味が先んじますが、後からはほのかな甘みとうま味が舌を覆います。

オフィシャルのラフロイグ10年と比べると、特徴的な正露丸を伴うピートは幾分柔らかくなり、グレープフルーツの香りが新鮮に感じられます。
それでもアイラモルトらしさを堪能できるボトルであることに間違いはないです。

700mL、アルコール度数54度、価格は19,580円。ただし販売された210本はすぐに完売してしまいました。
先行して飲食店向けに販売していましたので、もし見つけたら是非味わってください。

<個人的評価>

  • 香り A: 強烈な正露丸と燻煙。その後にグレープフルーツ。加水でバニラ、シナモン、カラメル。
  • 味わい B: ストレートでは酸味が強め、加水で苦味が勝ってくる。後味は甘みとうま味。
  • 総評 B: 少々まろやかだが、アイラモルトの強い個性を堪能できる。

今回は、ブレンデッドスコッチのアイラミスト デラックスを飲みます。

ラフロイグ主体のブレンデッド

is_mist_dx_アイラミストは、1920年代に誕生した比較的古いブランドで、その名の通りアイラモルト、特にラフロイグをキーモルトとして使っています。

このほか、スペイサイドモルトもいくつか使われているようです。

現在は、ボトラーとしても知られているマクダフ社が発売しています。

ボトルには「デラックス」と書いていますが、よくよく調べると、現行の「オリジナル」と一緒のようです。

このオリジナルにおいては、5年以上熟成したモルト、グレーンを使っていると言われています。

モヤッとした癖が気になる

では、ストレートから飲んでみます。

グラスに注ぐと、液色は薄い琥珀色、香りは少々ほこりっぽさを伴った煙、煤に近いです。

口に含むと、ほこりっぽい倉庫のような香りの奥から、正露丸を思わせる香りが訪れて、その後はレモン、バナナと続きます。
味わいは、アルコールからの辛みはそれなりにあり、その後は柑橘系のような刺激のある酸味が続きます。

ロックでは、レモンと言うよりもライムに近い青臭さのある爽やかさが主体になります。後からバニラ、バナナの甘い香りが続きます。
味わいは、苦味が酸味より前に出て来ます。

ハイボールにすると、正露丸の香りが口いっぱいに広がり、奥からレモンが追いかけていきます。
味わいは、苦味が強くなり、刺激のあるハイボールになります。

8年ものと比べると、アイラモルトらしい正露丸のするピートは更に少なく、むしろほこりっぽさが目立ってヒネ臭と勘違いしてしまいます。
また、熟成年数が少ないことでアルコールのとげが目立ちます。
一方でバナナの甘い香りが8年よりも強めで、ストレートの方が興味深く飲めるように思えます。

700mL、アルコール度数40度、価格は1800円ほど。
正直、8年ものとの価格差が少なく、これを買うよりは8年ものを買った方がいいかもしれません。

<個人的評価>

  • 香り D: ストレートでほこりっぽい倉庫のような香りが目立つ。奥から正露丸、レモン、バナナ。
  • 味わい D: ストレートはアルコールからの辛みが強め、その後酸味。加水で苦味が目立つ。
  • 総評 D: モヤモヤした癖があって、素直に美味いとは言えない。




今回は、1990年代に発売された古いタイプの、サントリー 白角飲んでみます。

和食とよくあう「淡麗辛口」

白角は1992年に発売されました。


白いラベルに「響」の漢字をモチーフにしたサントリーのマーク、ロゴも当時のサントリーのコーポレートフォントを採用していました。

テレビCMでも、歴史上の人物と一緒に和食を食べるシーンが多用され、和食の持つ繊細な香り、味を壊さないよう、淡麗辛口を追及したボトルになっていました。

その後幾度かのリニューアルを経ましたが、残念ながら2019年3月で販売終了となってしまいました。

なお、発売当初は「淡麗辛口」の文言はなく、今回手にしたボトルは2代目と思われます。

和食を殺してない?

shirokaku90_では、ストレートから飲みます。
グラスに注ぐと、液色は少々薄めの琥珀色、香りはカラメルの奥に青リンゴが潜んだ印象です。

口に含むと、アルコールの刺激は少なく、カラメルと青リンゴが半々に感じられます。
味わいもアルコールからの辛みは少なく、しっかりした酸味が先立ち、奥から甘さが広がります。

ロックでは、接着剤のようなエステリーさが少々揮発し、ライムの爽やかさも広がります。その後から青リンゴも顔を覗かせます。
味わいは、酸味が更に強まり、甘さは奥に潜み、代わりに苦味が前に来ます。

ハイボールでは、エステリーな香りは引き続き訪れ、奥から青リンゴ、ナッツが続きます。
味わいは、苦味が主体になり始め、酸味、甘みは感じられなくなります。

淡麗辛口というには、加水が進むと苦味が増し、当時推奨の1:2.5の水割りであっても、和食の香りや味わいを潰してしまいそうな印象です。
これだったら、燗にした菊正宗をおちょこで一杯、のほうがよさげです。

このブログでは、2016年のリニューアル版と、その先代も飲んではいますが、世代が新しくなる事に和食との相性を考えて改良されたのではないか、と考えます。

<個人的評価>

  • 香り C: カラメルと青リンゴが主体。加水で接着剤、ライムが揮発する。
  • 味わい D: 酸味が主体。ストレートでは甘みが得られるが、加水で苦味が増える。
  • 総評 C: 雑味が多く、和食の食中酒としてはあまり向かない。単体だとまぁまぁ。 

前回に引き続き、今回は4種類の炭酸水を比較します。
使用するウイスキーは、引き続きサントリーの角瓶を使います。

ドン・キホーテ 情熱価格 強炭酸水

donki_情熱価格は、ドン・キホーテが発売するプライベートブランドです。

製造元は明記されておらず、ガスボリュームの表記もありません。

採水地も書いていないため、元の水の質は期待できないでしょう。

実際にハイボールにして飲んでみると、炭酸はそれほど強くなく、ピリピリした辛味も少ないです。

角瓶自体の香り、味わいがそのまま出ているようで、水割りと大差ない印象です。

いい意味で言えば、ウイスキーの香りや味わいを殺さない炭酸水と言えるでしょう。

サントリー ソーダ

pro_soda_サントリーは飲食店向けに炭酸水を発売していましたが、ハイボールブームや、炭酸水を飲む健康法、嗜好の変化で強い炭酸の刺激を求める声が強くなったことで、2017年にリニューアル、5.0GVの強炭酸タイプにリニューアルされました。

単に炭酸を入れているだけでなく、硫化マグネシウムと塩化カルシウムを添加しています。

値段については、後述する南アルプス スパークリングよりも10円高い設定です。

ハイボールにして飲むと、炭酸は強く感じられるわけではないですが、ピリッとした辛みは少々強めです。

また、酸味がプラスされて角瓶の甘みは抑えられた印象です。

サントリー 南アルプス スパークリング

alps_spark_前回紹介した 天然水 スパークリングのプレーンタイプになります。

レモンと異なるのは、表記が「天然水」ではなく、採水地である「南アルプス」となっている点です。

サントリーの天然水の採水地は、白州蒸溜所に隣接する南アルプス、鳥取県の奥大山、熊本の阿蘇の3か所ですが、スパークリングとしては南アルプス、奥大山の2か所のみとなります。

これも東日本、西日本でそれぞれ違う採水地のブランドで売られていると思われます。

一応は強炭酸タイプを謳っていますが、ガスボリュームは明記されていません。

ハイボールにすると、炭酸自体は強くなく、辛みも抑え気味です。しかし、酸味はサントリーソーダよりも少々強めで、苦みが舌に残る印象です。

コカ・コーラ カナダドライ ストロング ザ・タンサン

cd_kyotansan_カナダドライでは、ジンジャーエールのブランドとして30年以上日本でも親しまれていますが、それとともに炭酸水としてクラブソーダ(現:クリアスパークリング)、そしてトニックウォーターも発売しています。

そのカナダドライから2018年に発売されたのが、強炭酸タイプの「ザ・タンサン」です。
ガスボリュームは明記されていませんが、炭酸の泡もフィルタリングをして磨きをかけていることを売りにしています。

現状、コンビニなどで手に入るのはザ・タンサンで、クリアスパークリングは酒屋さんに行く必要があるでしょう。

ハイボールにして飲んでみると、炭酸は強く感じられ、ピリピリした刺激もしっかり感じられます。ただ、酸味はそれほどプラスされず、角瓶の甘みも抑えられて、とてもドライなハイボールになります。

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