やっと現在に近づいてきました。
我が家の三男は発語がなく、中等度の知的障がいがある自閉症です。
ルーティンが細かくあり、付き合う私は大変ですが、これが心の安定に繋がっているのか、園ではすごく頑張ってくれています。
年少の時にはジッと教室にいられず、フラフラとお散歩に出かけてしまってました。
年中の時もだいぶマシにはなりましたが、やはりフラフラとお散歩に…
今は、ほぼお散歩には出ず、みんなと過ごせているようです。
参観に行くと立ち上がったり、だらんとしてしまう事もありますが、段々と椅子に座り製作やお絵かき、少しずつ出来るようになって来ていて。
三男なりにはかなり成長していると感じられます!
こうなって欲しいという理想像は人それぞれで、
そのレベルで成長したとは言えない
普通の基準分かってます?
1人目立って可哀想
親のエゴだ
という方もいらっしゃるでしょう。
また、
三男くん頑張ってるね
机に向かえる時間が長くなって来たね
綺麗な色を使って絵を描けるようになったね
鉛筆が持てるようになったね
褒められる成長がたくさんあります!
療育園に入れてあげたらもっと伸びていただろうに!!
そんなわずかな成長で喜ぶなんて!!
色々言う人もいると思います。
それはそれ。
私は、三男が出来るようになった事がとにかく嬉しい
そして、その成長を共に喜んでくださる先生や、お友達、ママさん達に出会えた事が嬉しい
どんだけポジティブやねん!
いや、図太い!
周りが見えてないわ!
こういう人がいるから頑張っている人が迷惑すんねん!
という言葉も聞こえそうです…
実際に、私の周りにもそんな風に感じている方もいらっしゃるのかもしれない。
でも、聞こえて来ない。
注意深く周りを見回して、なるべくキャッチ出来るように、なるべく嫌な想いをさせないように!と気を張っていますが、さすがにリアルで態度に出す人はあまりいないか…
だからこそ、ネットの声を大事に拾いすぎてしまったところもあります。
普段は言えない心の声を。
これから先もそんな声が届き続けるとは思っています。
そこは気をつけながら。
でも、正直なところ、そんな悲しい声だけでは無いという事に目を向けるのも大事で。
三男の成長を喜び、
昨日より今日
今日より明日へ
手を貸してくださる方々は必ずいます。
出来ない事ばかりに目を向けるのではなく、
小さな一歩でも確実に成長しているという事に喜び、子供と共に母も成長していく。
これが大事なんじゃないのかな?と思っています。
年長になり絵を描く色使いや、ハサミの使い方も変化し始めました。
絵の具や糊を触るのを嫌がって、とっかかりからして大変だった年少や年中。
今は、手形も取れます♡糊もぬれます
キッチリみんなと一緒に!までは無理でも、三男なりのペースで、作品を作ったり、絵を描いたりしています
先生の愛のおかげですが
私はずっと申し訳ない気持ちが強くて。
その場にいさせてもらえるだけで十分なので、他にもサポートの必要なお子さんがいるなら、うちの子にかかりきりにならないで大丈夫です!なんておかしな遠慮をしていて…
あの子のせいでうちの子を見てもらえない!
あんな重い子を普通の幼稚園に来させる母親はおかしい!
と思われてると思っていて…
ただでさえ目立ちたくないのに、先生が手をかければかけるほど、あなたの子はいいわね!!手厚く見てもらえて!!もっと遠慮しなさいよ!と言われるんじゃないかとビクビクして…
ママ友いじめとか、
ママカーストとか、
過剰にビビり過ぎていました
でも、私が思うに、
世間は意外と優しい
自分の捉え方次第なところもかなりある。
同じ状況、同じ場面でも、
感じ方や捉え方は様々である
と。
上手に味方を見つけていく事。
優しいほうを選んでいく事。
燻らず、悲観的にならず、幸せを感じていく事。
無理矢理トイトレしたり、偏食を治そうとしたら二次障害が心配
心が潰される!!と思ってましたから、最初は主任先生に違和感、警戒心バリバリでした。
ですが、私はやらない。私が心を潰させない!と思えば良かったし、実際先生はそんな事で心は潰れない、程度は見極めてます!って感じだったのかも。長年の勘ってやつですかね?
対立バチバチでは無くて、
園では園のやり方
家庭では家庭のやり方
とにかく無理をしない事が大切なんだと思って。
実際、今では、
園ではパンツで過ごし、失敗も少なくなってます
感覚が芽生え、身につくまでに時間がかかるのが発達障がいであり、オムツの方が楽、オムツでするのが普通というこだわり(赤ちゃんから今までそうだった!)が出やすいのは自閉症。
何故トイレでしなきゃならないのか、なかなか理解が進まない知的障がいなのかな?三男の場合。
そこを理解しながら、タイミングを見て進めていき、少しずつステップアップしていけばいいと思ってます。
また、偏食についても、食べられない、食べたくないという感情や、感覚があり、栄養うんぬんよりも、食べる事を嫌いになって欲しくない!というのが私の考えなので、体のために、成長期の今だから!食べられないよりは、食べられる方がいい!という先生とぶつかりました。
でも、これ、どちらが正解なんて言えませんよね?
だから、三男に選んでもらえばいと思う事にしました。
園では頑張る事を選んだ(半ば無理矢理かもしれませんが、先生が出来ると判断した)結果、今は給食を完食しています
偉いぞー、三男!私だったら全力拒否だぜ
家では食べられそうなおかずを並べ、三男が食べたら喜ぶ避けたら無理には食べさせないスタイルです。
そんなやり方、子供が混乱するじゃない!と言う方もいます。
そう思う方は自分のやり方でやればいい、母の直感と、子供の反応を見ながらやればいいだけ。
どのやり方も正解なんてない。
子供の反応が全て。
注意深く見ていればいい。
先生には先生の、親には親のやり方があっていい。
選ぶのは子供。
大人は価値観や想いを押し付けなければいい。
ただそれだけだと思います。
私のやり方は、あまり賛同は多くないかもしれません。
ですが、正直なところ、私はこうしてやって来て良かったと思っています。
三男の成長が物語っています。
今の幼稚園に入り、1年と8ヶ月。
色々な想いや葛藤と闘いながら、先生に心を開き切れず、失礼な言動もあったと思います。
ですが、それもまた大切な過程でした。
おかげ様で、今では三男の成長を喜び、失敗を分かち合い、労いあい、とても良い関係を築けています。
とにかく、私が言いたいのは、先生も母も三男を真ん中に対等である事。
どちらかにイニシアチブが偏らないように。
バランスが大事だという事だと思います。
就学まであと3ヶ月半。
三男のペースで、出来る事を増やしていけるようにゆっくり進めて行こうと思います。
就学相談についてもまた記事にしたいと思います
お読みいただきありがとうございました