ストレスも、うっぷんぽっぷんも溜まってきているので、再び何かかんかと書き散らして行こうかと思っています。
半年ほど前に書いた、マーキークラブバンドっちゅーのは日本の自主盤ですが、最近はこういう日本の自主制作レコードにどうしても胸がアツクなります。
最近見つけた「さやえんどう」という兵庫県は豊岡市のグループが81年に録音(ROCK ON、ちなみにサンクスリストにはおにぎりを差し入れしてくれた女性の名前あり)し、83年頃プレスされ、売られたのかどうかも定かでない自主制作LPが、色々と考えさせられる内容でした。
あえて言えば日本のパンク/パワーポップ禁断の領域の、一番深い底の底の部分(どっちかと言えば「これは違う!」という勘違いの極みのキワキワの部分でもあり、そういう部分に惹かれる、シビレル、たまらない、という自分の趣味は悪趣味なのか?しかし作ったひとは純粋かつ本気で作っているはず。バカにせず素直に聴くのがきっと正しい聴き方。)に落ちた気がしたのは、このレコードをレコード屋のタダで持って帰ってよいという「ターミナル」から持って帰って聴いた時ですが、このアルバムの曲もやばいがサウンドがすごい事になっていて、(何ちゅーか、楽器の音がギターの単音やドラムの炸裂した音などUKのSEIZEみたい。田舎の小屋で録音したようなせつなさ大爆発)聴いてて色んなことに思いを巡らせていると涙が出てくる。
このアルバムはA面にあたる部分がSEA SIDE.B面にあたる部分がBEACH SIDEとなっており、問題の曲はBEACH SIDEに収録されている、
「ROCK DAY(熱い魂がやってくる)」
タイトルだけでもダサいですが、内容も凄まじくダサい。(当時の言葉に言い換えると「イモい」。)
しかし、マイナスにマイナスをぶっつけるとプラスになる方程式(知らんけど)的に、イモにイモをぶっつけると激しくクラッシュし、はじけてむしろカッチョイイ、逆にシブい、最低で最高な仕上がりになっちょる次第です。
バイクのエンジン音(あの知る人ぞ知るサンタマリアを彷彿とさせる!)から始まり、
「熱い魂がやってくる、つっぱり野郎も、街じゃ一番の噂のあの野郎もやってくる、let's play the rock.rockin'day.可愛いあの娘をふざけた野郎に渡しはできないぜ ah」といった、激アツな歌詞に地べたを這いづるようなビートにペナペナなギターが絡み、ピョー・ウニョウニョピロピロと謎のシンセ音が挿入され、宇宙からのメッセージも含め応援、と言った具合。
ロックとは何か?
それはお前の胸に聞いてみろ、とぼくは言いたい。
ぼくがピントクル自主制作レコードには「ロックとは何か?」を問いかけてくる何かがあります。
それは自分がそう感じるだけなのかもしれないけれど、インターネットで軽くレアな音源も落とせるこのご時世、どこをどう探してもないこのレコードは貴重です。
「どこでどうやって聴けるんじゃい!」という方には27日にお馴染み大阪のクラブワンダーという場所にて開催される、ポップンオールナイトにてまたしても綿串DJしますので、それでかけます。
実際今回は濃~くいきます。
今回は決死(ウケない)の覚悟で必殺の自主盤を集中してかけます。
というわけで、これからはイベントでかけるであろう自主盤を中心に紹介してゆきます。
音楽による時空の歪みを体感したい方は是非ともおいでませ!(イベント詳細は追って告知いたします)


0