愛知県知事へのリコール運動で、署名を偽造した罪に問われている活動団体事務局長の次男は14日の裁判で、従属的な立場だったことを主張しました。
リコール団体の事務局長・田中孝博被告(60)と次男の雅人被告(29)は共謀の上、去年10月に佐賀市でアルバイトを動員し署名を偽造した罪に問われています。
雅人被告は、初公判で認否を留保していましたが、14日の裁判では、弁護側が署名偽造の事実を「積極的に争わない」とした上で、「共犯関係にはなく、幇助犯が成立する」と従属的な立場だったと主張しました。
また雅人被告は、「悪い事とは思っていた」とした一方、父親の田中被告から「大丈夫」と言われ「犯罪じゃないという意味だと思った」と述べました。