千葉・四街道市の福祉施設で、23歳の母親が、生後間もないわが子を2階から投げ落として、殺害した疑いで逮捕された事件。

遺体を見つけ、通報した施設の代表が、FNNの取材に当時の状況を話した。

福祉施設の代表「プロパン会社の方が来て、『何か落ちています』と言うので、僕が見に行ったんですよ。そうしたら赤ちゃんが横になっていた。地面です。裸でこんな感じで横になっていた」

赤ちゃんの遺体は、施設の2階にある共用トイレの窓の下に、横になった状態で見つかったという。

殺人の疑いで逮捕されたのは、この施設に住む、自称アルバイトの斎藤千尋容疑者(23)。

12月10日から14日までの間に、施設の2階から、産んだばかりの男の赤ちゃんを投げ落とし、殺害した疑いが持たれている。

施設の関係者によると、斎藤容疑者からは、妊娠などに関する相談はなく、スタッフ全員が出産に気づいていなかったという。

福祉施設の代表「(赤ちゃんの泣き声を)誰も聞いてもない。『どうだ』と聞いたが、誰も聞いていない」

斎藤容疑者を知る住民は、(斎藤容疑者の印象は?)普通の娘さんで、体格が小太りで、ミニスカートをはいたりして。格好は比較的派手な方の娘」と話した。

調べに対し、斎藤容疑者は容疑を認め、「赤ちゃんを出産した」と話している。

警察は、犯行に至った経緯をくわしく調べている。