原題「ア ツイスト オブ リスト」。
読むだけでタイムを縮められると
言われた歴史的名著。
ありとあらゆる「速く走るライダー」
の為のノウハウが書かれている。
ただ、二輪乗りは文字を読まない、
文章を読めない人が多い。
1970年代に大学に進学歴のある
ロードレース選手などはネモケン
しかいなかった。
そして、その後も、バイク乗りは
文字を読まない、文を読めない人
の層が圧倒的大多数を占めている。
この歴史的名著は、極めて理路整然
と論理的に知的な表現を用いている。
ネモケンの書く文章以上に。
それだからか、日本の二輪乗りたち
は自らの質性に従って読まなかった。
新聞さえ読まない層が読んでもちん
ぷんかんぷんだからだ。
私は貪るように読んだ。
マーキングと付箋と書き込みでボロ
ボロになった。
相方の弁護士ライダーも読んだ。
二人とも別物のように速くなった。
まず、捉え方、考え方が激変する。
高校時代のロードレースでうっすら
と感じてはいたが答えが不明だった
事が、一気に理解できた。
現在、廃版。