立憲民主党の小川淳也政調会長は9日午前の会見で、内閣官房参与に起用された自民党の石原伸晃元幹事長が代表の政治団体が新型コロナウイルス対策の緊急雇用安定助成金(計約60万円)を受給していたことを巡り、「来週の衆院予算委員会の質疑で取り上げたいと思っている。それぐらい問題意識を持っている」と明言した。
小川氏は「与党内で相当、影響力を持っていらっしゃる方が、雇用調整助成金を自らの事務所で活用したというのは、驚きを持っている。はっきり申し上げれば、とても適切とは思えない」と指摘した。
そして「国会議員、ましてや与党の実力者が、この制度を悪用していると思われる疑いすら生じさせてはならない。極めて不適切。検証したい」と、予算委員会で追及する姿勢を示した。