会社方針

設立趣旨

日本海軍の戦闘艦で唯一、戦後70年を迎えた2015年現在もソロモン諸島の海上に姿を残す、駆逐艦「菊月」。

しかし、その船体は、水面から出ている部分のほとんどが崩壊し、海面上昇もあり、今後数年も掛からず完全に水没してしまう恐れがあります。

また、激戦地であったソロモン諸島での戦闘の史料も、日本国内にはそれほど多くはなく、第一線で活躍した駆逐艦の知名度も、戦艦などの軍艦に比べると、そう高くはありません。このまま歴史に埋もれてしまえば、何が過ちだったのか、それさえも分からず、過ちを繰り返すことになるでしょう。

そこで、この菊月こそが、平和への誓いを新たにするための重要な歴史史料であると位置づけ、その一部を生まれ故郷である舞鶴に帰還させることで、戦争体験者の高齢化も進む中、より多くの人が太平洋戦争のことを後世に語り継いでいくことを切に願い、ここに本会を立ち上げるに至りました。


代表メッセージ

CEO

ホームページをご覧いただきありがとうございます。

普段は自営業で金物屋を営ませていただいております。 幼い頃より自動車・鉄道・船舶などに興味があり、少ない知識ながら色々調べるなどしておりました。

本会の設立年度である2015年(平成27年)は終戦から70年という節目の年でした。しかし、日本国内には、軍艦の保存物などは戦艦等存在する中、艦種の中でも数多く建造され、様々な戦線で活躍した駆逐艦等の遺物はほとんどございません。

そこで、現在も海上から姿を見ることができる駆逐艦菊月を、一部分でも日本に帰国、保存展示ができれば、大変貴重な保存物になるだけではなく、戦争体験者の高齢化も進む中、後世に残すことのできる重要な歴史史料になると考え、実施に踏み切りました。

現在、舞鶴は軍港四都市計画や赤煉瓦倉庫の日本遺産登録など、海の街 舞鶴、海軍ゆかりの街として盛り上がってきており、菊月についても多くの方に知ってもらい、歴史を伝える場所を提供できればと考えております。

宜しくお願い致します。


会社沿革

2021年9月
一般社団法人 菊月保存会は目的を達成した為、一般社団法人を解散し、非営利団体 菊月保存会となった。
2021年6月
京都府舞鶴市 大森神社さまに奉納致しました菊月第四砲身に看板を設置。
2020年6月
京都府舞鶴市 大森神社さまに菊月第四砲身を設置。
2019年2月
京都府舞鶴市赤レンガパーク5号棟にて『駆逐艦菊月 第四砲身』をイベント期間内で一般公開。
同期間に、赤レンガパーク4号棟にて、菊月保存会の写真展示、署名活動。
2018年7月
駆逐艦菊月の砲身展示についての請願署名活動を開始。
2017年12月
千葉県の菊月保存会事務所にて、菊月第四砲身及び煙突破片等の資料を期間限定で一般公開。
2017年11月
千葉県の菊月保存会事務所にて、菊月第四砲身及び煙突破片等の資料を役員・会員によるプレ公開。
2017年9月
睦月型駆逐艦「菊月」の第四砲身が日本に帰還。
10月までの間、京都府舞鶴市マリンユナイテッド様にて延命補修。
2017年7月
京都府舞鶴市のイベントで菊月の煙突破片等の資料を展示。
2017年6月
睦月型駆逐艦「菊月」の第四砲身引き揚げ。
(第三砲身とされていた砲身が第四砲身である事が調査により判明)
2017年5月
兵庫県神戸市のイベントで菊月の煙突破片等の資料を展示。
2017年9月
睦月型駆逐艦「菊月」の煙突破片が日本に帰還。
2017年8月
睦月型駆逐艦「菊月」の煙突破片を引揚。
2016年2月
一般社団法人 菊月保存会設立。