さて「ヤマサキ」はどこにいるのか…( ゚д゚)
天才クソ野郎の事件簿24 -TWENTY FOUR-
第21話「天野くんのクリスマスイブ 20:00~21:00」
12月24日 20:00~21:00
12月24日。クリスマスイブ。
イベントが終わる20時。
お台場には前代未聞の事態が訪れていた。
停電自体は一時的なものだったようで、今は完全に復旧し、街灯やビルには光が戻っている。
山崎貴紀
どうなってるんだ!
なぜイルミネーションライブを中止にした!
ホテルのラウンジにて山崎が吼えている。
それをテレビ局のスタッフが必死になだめていた。
スタッフ
どうやら電源がショートしてしまったようで……。
大規模なイルミネーションは何が起きるかわからないので、今日のところは中止ということに……。
山崎貴紀
ふざけるな!
そっちが僕に頼んだんじゃないか!
それを中止とは何事だ!
スタッフ
申し訳ございません!
警察からもキツく言われてしまいまして……。
どうか今日のところは……!
山崎貴紀
君じゃ話にならない。
責任者を呼んでくれ。
いや、僕から行く!
静止するスタッフを振り払おうとする山崎に、1人の若い男が近づいた。
佐伯涼太
あっ、いたいた。
どうも山崎さん。
初めまして。
涼太が爽やかに声をかけた。
山崎貴紀
うん……?
君は誰だ?
佐伯涼太
良かったぁ。
まだいてくれて助かりました。
電源が落ちたんで、ここまで上って来るのは大変だったんですよ。
涼太はヘラヘラ笑いながらスマホを取り出した。
カメラを山崎に向ける。
佐伯涼太
ハルカちゃん、待たせちゃってごめんね。
ようやく君の出番がやって来たよ。
この人で間違いないよね?
スマホはテレビ電話として繋いである。
ハルカに「面割り」を頼んでいたのだ。
山崎貴紀
な、なんだ!
僕にカメラを向けるな!
君は誰なんだ!?
山崎は烈火のごとく怒っている。
涼太は「まぁまぁ」と軽くいなすと、ハルカに尋ねた。
佐伯涼太
……ハルカちゃん?
聴いてる?
よく見えない?
この人で間違いないかな?
もう一度尋ねる。
ハルカからの返事が聴こえないからだ。
ハルカ
うーん……。
この人、誰?
佐伯涼太
……えっ?
こ、この人がイルミネーションを手がけたアートデザイナーの山崎貴紀さんだよ。
ハルカちゃんが寝たのはこの人じゃないの?
ハルカ
はぁ? 全然違うし。
ハルカはスネたように言った。
ハルカ
『ヤマサキ』はもっと若くてイケてたよ。
この人じゃない。
……ていうか、このオッサン誰?
9,734
さて「ヤマサキ」はどこにいるのか…( ゚д゚)
オトナ限定comicoに移動しますか?
刺激が強い作品が掲載されています。