どきどき( ゚д゚)
天才クソ野郎の事件簿24 -TWENTY FOUR-
第14話「天野くんのクリスマスイブ 13:00~14:00」
12月24日 13:00~14:00
12月24日。クリスマスイブ。
昼過ぎの13時。
その時間帯、山崎はスマートフォンを持ち、誰かと話し込んでいた。
場所は青海中央ふ頭公園。
目の前にはテレビ局の大きなビルが見える。
近くには関係者の姿はない。
山崎貴紀
あれが、前島悠子か。
国民的アイドルと聞いていたが、確かに可愛らしい娘だったな。
挨拶できて良かったよ。
誰かと電話で話している。
山崎貴紀
あの娘が、聖夜のツリーを赤く染めるんだな……。
『爆弾』の仕掛けは順調さ。
誰も気づいてやしない。
前島があれを鳴らした瞬間、本当のイルミネーションが 『点火』される。
ステージもツリーも木っ端微塵さ……。
楽しみだよ……。
大勢の人間が死に、この日を祝うヤツはいなくなる……ッ!!!
ザマァ見ろってんだ……。
くくくっ……。
ひとしきり笑うと、山崎は「ああ、すまない」と告げた。
山崎貴紀
こんなこと、大声で言ってはいかんな。
なに、大丈夫さ。
近くに人なんか……。
がさっ、と背後の茂みで物音がした。
山崎が静かに振り返る。
そこに、女子高生らしき娘が立っていた。
ボーイッシュな短髪の娘だ。
山崎の顔を驚いて見つめ、急いで逃げ出していく。
山崎貴紀
……聞かれたか……?
スマホの向こうでは少し怒ったような声。
不用意なことを口にするな、と注意しているようだ。
山崎は軽く笑った。
山崎貴紀
いや、どう見ても素人の小娘だった。
関係者ではない。
今更聞かれたところで、あんな娘に何も出来る訳がないさ……。
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