「天才クソ野郎の事件簿」のレギュラーキャラでもある、佐伯涼太くんです。天才クソ野郎の頼れる相棒として活躍しています。
オモチャを探してる天野くんとは違って、君はとってもアダルトで危険な香りのする夜を過ごしてるなぁ……( ゚д゚)
天才クソ野郎の事件簿24 -TWENTY FOUR-
第3話「天野くんのクリスマスイブ 2:00~3:00」
12月24日 2:00~3:00
12月24日。クリスマスイブ。
丑三つ時の2時。
その時間帯、天野の友人である
???
……あれ?
涼太くん、どこ行くの……?
ベッドの中で1人の娘が呼んでいる。
佐伯涼太
ちょっと約束があるんだ。
今から人と会うんだよ。
ベッドの中の娘
朝までいてくれないの?
こんな時間から別の女と会うの?
娘はふてくされている。
それも当然だろう。
終電間際の時間に「2人きりで甘い夜を過ごしたい」と誘われたからホテルまで来たのに、深夜2時に人と会いに出かけるなんて何事か、と言いたげな顔をしている。
佐伯涼太
確かに別の女性と会うよ。
でもキミが考えているようなことじゃない。
ちょっと僕の友達に関わることなんだ。
娘は呆れたように笑った。
ベッドの中の娘
相変わらずね。
そのうちいつか、女の子に刺されても知らないから。
佐伯涼太
怖いこと言わないでよぉ。
僕だって寂しいんだ。
キミとの時間は格別だからさ。
ベッドの中の娘
それならいいけど。
また連絡してね。
佐伯涼太
オッケー!
それじゃバイバイ!
軽やかに別れを告げると、涼太はラブホテルを飛び出した。
口笛を吹きながら道玄坂を下り、神南方面へ向かう。
目的地は地下にあるクラブ。
外国人が主に集まる店だが、ここは涼太の馴染みのひとつだ。
涼太は黒人のバウンサーに手を振り、あっさり店内に入った。
大音量のクラブミュージックが出迎える。
佐伯涼太
(えっと……。どの娘かな……)
さすがイブの当日。
男子も女子も出会いを求め、ダンスそっちのけで声をかけあっている。
実にエネルギッシュな夜だ。
佐伯涼太
(おっ、あれだね)
目当ての娘はカウンターにいた。
泣きぼくろと分厚い口唇が特徴で、髪色はマーメイドアッシュ。
キールを片手に持ち、バーテンの男性と親しげに話している。
佐伯涼太
なに飲んでるの?
自慢の爽やかな笑みを浮かべて声をかける。
女性は訝しげに瞳を細めた。
???
……あんた誰?
佐伯涼太
僕は涼太。よろしく。
ねぇ、僕にも彼女と同じの頂戴。
馴れ馴れしくバーテンに声をかける。
遊び慣れた常連のようだ。
女性は「ふぅん」と鼻を鳴らした。
???
ここ、よく来るの?
佐伯涼太
久しぶりなんだ。
ちょっと会いたい人がいてね。
???
へぇ、会えたの?
佐伯涼太
会えたよ。
今、目の前にいて、なんとお喋りまでしてる。
来て良かったよ。
涼太はにんまりと微笑んだ。
人懐っこい笑顔だ。
女性は思わずつられ、笑ってしまった。
???
あたしに会いたかったの?
佐伯涼太
そうなの。
探してたんだ。
???
なんでここにいるって、知ってたのさ?
佐伯涼太
いや、どこにいるかは知らなかったんだ。
渋谷のクラブ、全部回ろうと思った。
それが1軒目でビンゴ。
ツイてるよ。
この出会い、もはや運命だよね。
女性はまんざらでもない顔を浮かべた。
涼太はかなり端正な顔立ちの大学生。
少々垂れた二重の瞳が子犬のような愛くるしさを演出している。
背丈は高く足も長い。
すらりとした八頭身のイケメン。
このタイプがストレートに口説いてくるのだ。
大抵の女性は悪い気がしない。
涼太は軽く舌をぺろりと舐め、目の前にいる女性を見つめた。
佐伯涼太
(さて、この娘が聞いた 『爆弾』の話がマジなのか、確かめなくちゃね……)
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「天才クソ野郎の事件簿」のレギュラーキャラでもある、佐伯涼太くんです。天才クソ野郎の頼れる相棒として活躍しています。
オモチャを探してる天野くんとは違って、君はとってもアダルトで危険な香りのする夜を過ごしてるなぁ……( ゚д゚)
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