内部事情に詳しい近隣住民は「兵庫・尼崎市や大阪・豊中市などからの“遠距離通園組”ばかり残っている。地元の園児の多くは転園してしまった。バスの運転手も5人から3人に減った。派遣社員の運転手が雇い止めにあったらしいよ」と打ち明ける。
同園では園児に教育勅語を暗唱させたり、地元の祭りでは集団で小旗を振らせるなど、戦時中を想起させるような独特の教育を貫いてきた。
「さすがに“安倍首相がんばれ”の唱和は違和感が強すぎた。これだけ有名になると周囲の目が気になるので、条件の合う転園先が見つかり次第、退園する予定の園児もいると聞いている」(在阪記者)
同園が存続できるかどうかは、今秋の債権者集会で決定する見通しとなっている。
気になる情報を入手した。安倍昭恵夫人は一昨年9月、この幼稚園で講演を行っている。講演後、籠池夫妻と昭恵夫人付の官僚・谷査恵子氏、別の夫人付女性と5人で近くのレストランでランチを楽しんでいたことがわかった。昼食中、警護のSP2人は同園のスクールバスである“ネコバス”車内で待機させられていたという。
「事前に籠池さん側が予約されていました。籠池夫妻は5~6年前からの常連です。昭恵夫人はベージュのシックで目立たない服装やったけど、品がよかったですわ。特別ランチをきれいに残さず食べはってねぇ。5人で和やかに談笑されていましたわ。この日はね、例の100万円を寄付した、しないという日なんですよ」(レストランの店主)
税込み2150円の特別ランチの中身は、牛肉のステーキと有頭エビフライ、サラダ、ハムなどで多めに盛られたライスつき。昭恵夫人はなかなかの大食漢といえる。もう1度このランチを食べれば、100万円寄付の顛末を思い出すかも……。