突然発生したつかの誘拐劇。



 それは誘拐の『実行犯たち』が逮捕されたことにより、ひとつの幕を閉じた。



 胡桃は病院に運ばれてそのまま入院。



 外傷などはなかったのだが、『父親』の強い要望もあり、一晩様子を見ることになったのだ。





天野胡桃

…………



 深夜4時過ぎ。


 胡桃はベッドの上で眠れぬ夜を過ごしていた。


 病室は要人ようじんも利用するようなVIP室。


 ふかふかのベッドは寝心地抜群だが、なかなか熟睡じゅくすいすることができない。


 まだ胸には『誘拐』のショックがくすぶっている。



天野桃香

すぅ……すぅ……



 隣のベッドには眠っている母親と姉の姿。


 胡桃に付き合って起きていたのだが、限界を迎えたようだ。


 それぞれの瞳には泣きらしたあとがある。



天野胡桃

お母さん……。
お姉ちゃん……。
心配かけてごめんね……。



 胡桃は切なげに呟いた。


 ベッドから起き上がり、窓の外を眺める。


 静寂せいじゃくと暗闇に包まれた世界。


 胡桃は空を見上げながら、長く短かった夜のことを思い浮かべた。


 まさか自分が誘拐されるなんて。


 きっと一生忘れることはできないだろう。


 今も身体の震えが止まらない。













天野胡桃

いやっ……!
やだ!
来ないでぇ!




 車に引きずり込まれた後。



 誘拐犯たちは胡桃をうしで縛り、紙袋を被せ、無言で車を走らせていた。



 何も見えず、聴こえるのは車のエンジン音だけ。



 全身を縛りつける激しい恐怖。



 勢いよくねる後部座席の上で、ひたすら怯え続けた。



 どれだけの時間、車が走ったのか覚えていない。



 永遠とも思えるほどの長い時間だった。



 頭の中では、ひとつの声が鳴り響いていた。






天野勇二

停めろ!
胡桃を返すんだ!





 車を叩きながら叫ぶ兄の声。


 あの後、車は兄を振り落としてしまったが、怪我などしていないだろうか。


 ……いや、きっと大丈夫だろう。


 兄があれだけのことで死んでしまうとは思えない。


 今は自分を必死に追いかけているはず。


 胡桃はそこまで考えて不安になった。



天野胡桃

(……本当に? ちい兄ちゃん、本当に私を探してくれるかな……?)



 黒ずんだ不安が胸の奥でよどんでいる。


 兄は自分を探すだろうか。


 誘拐犯を追いかけるだろうか。


 そこまでするほど、今も自分を想ってくれているのだろうか。


 いつも当たり前のように受け止めていた、『ちい兄ちゃん』の寵愛ちょうあい


 尊敬できる自慢の兄。


 信頼が揺らぐことなんてなかった。


 『真実』を知るまで、その気持ちを疑うこともなかったのに。









天野胡桃

本当は違ったんだね。
私とは『血』がつながってないから……。
本当の妹じゃないから……。
それを隠すために、すごく優しくしてくれたんだね……。




 河川敷で告げた時。


 兄の顔はあわれに思えるほどゆがんでいた。


 あれほど落ち込む姿を見たのは久しぶりだ。


 その表情を見て、少しだけ胸が晴れたのは事実。


 真実は兄の口から聞きたかった。


 家族以外の他人から聞きたくはなかった。


 それでも胡桃は理解していた。




天野勇二

いや、それは、違うんだ……。
俺だって、いつか言おうと思っていたさ。
だが、何というか……。
本当に忘れていたんだよ……。




 兄は気配りのできる男性だ。


 どんな『真実』でも自分が受け止められるように、しっかり丁寧に話してくれたはずだ。


 それを「忘れていた」と言うのであれば、兄は『血のつながりがない』ことを、本当に些細ささいな問題だと考えてしまったのだろう。


 もう自分のことを『義妹』だと見てはいない。


 桃香と同じように、ただの『妹』として見ていた。


 それがどれだけありがたいことなのか、よく理解していたのだが………。






実行犯の男

……おい。
ガキを降ろせ。



 車が停まり、男性の低い声が響いた。


 誰かが胡桃の紙袋を掴む。


 髪の毛が絡まり、胡桃は小さな悲鳴をあげた。


 目の前に人相の悪い顔が現れる。


坊主頭の男

へへっ……。
泣いてんの?
可哀想になぁ。
俺が慰めてやっても……

……いっでぇ!


 下衆な言葉を吐き出した男を、金髪の男が張り飛ばした。


金髪の男

テメェなにやってんだ!
ガキに手を出すんじゃねぇよ!
『K』に殺されんぞ!

坊主頭の男

いってぇな……。
殴ることないじゃないっすか。
からかっただけっすよ。
そもそも『K』ってどこに……。

金髪の男

バカ野郎!
余計なことを喋んな!



 金髪の男が慌てたように叫び、坊主頭を車外に蹴り飛ばした。


 苛立ちながら胡桃を睨みつける。


金髪の男

車から降りろ。
下手な真似はするな。
逃げ出そうとすれば、家族が泣くことになるぞ。

天野胡桃

………


 胡桃は震えたまま頷き、車の外に降りた。


 大きな倉庫の中だ。


 中央に椅子がある。


 男たちはそこに胡桃を座らせ、身体を縛り上げた。


 金髪の男は胡桃をどこか神妙しんみょうな顔つきで眺めている。


 そこに同情のような感情が見えたのは、胡桃の気のせいだろうか。


金髪の男

……深夜までここにいてもらう。
手荒な真似はしねぇから大人しくしろ。
トイレに行きたくなったら言え。
メシも用意してあるから、腹が空いたら言えよ。


 猿ぐつわと拘束をほどこしながらも、胡桃への扱いはそれなりに丁寧だった。


 誘拐犯たちの性格によるものとは思えない。


 誰かに命じられているのだろう。


天野胡桃

(……『K』? 誰のことかな……)


 質問することはできず、長い時間が流れた。


 時折、男たちが小声で何かを話していたが、胡桃の耳には届かない。


 胡桃はその光景を眺めながら、ずっとひとつのことを考えていた。


 天野のことだ。




天野胡桃

(ちい兄ちゃん……。きっと心配してるよね……。どうしてあの時、あんなことを言っちゃったんだろう……)



 倉庫の中で、胡桃は後悔していた。


 誘拐された理由はわからない。


 何かの『取引』のためか、『脅し』の道具に使われるのか、両親に関係することなのか。


 ただ理解していたのは、自分は殺されてしまうかもしれない、ということ。


 もう友達に会うことができない。


 家族に会うことができない。


 そして何よりも、心を許していた兄に会うことができない。


 小さなすれ違いが生じてしまった、兄との『わだかまり』を解くことができない。


 それが胡桃の心残りだった。



天野胡桃

(どうして、もっと、素直になれなかったんだろう……。ちい兄ちゃんの気持ちはわかってたのに……。どうして、あんなにひねくれた態度を取っちゃったんだろう……)



 心の中で重ねる後悔の言葉。


 恐怖と相まって涙腺るいせんを刺激している。


 涙に変えて吐き出してしまいたい。


 でも、ダメだ。


 泣いちゃダメだ。


 こんなことで泣いちゃダメなんだ。


 もう一度、兄と会わなければ。


 生き延びて、兄との再会を果たさなければ。


 兄との関係がこじれたまま死んでしまうなんて、そんなのはイヤだ。


 絶対にイヤだ。



天野胡桃

(もう一度、ちい兄ちゃんと会いたい……。会って話したい。本当の気持ちを、ちい兄ちゃんに伝えなきゃ……)



 胡桃は心の中で呟いた。


 そのために全力を尽くすんだ。


 『誘拐』によって死んでしまうのが自分の運命だなんて、そんなの認めたくない。


 絶対に生きて帰ろう。


 今がどれだけ辛くても、逃げ出すことが難しくても、いつかチャンスがめぐって来るはず。


 そう信じて誘拐犯たちを睨み続けた。



坊主頭の男

……へぇ。
根性のあるガキだな。
わんわん泣き出さねぇの?
お漏らしてもいいんだぜ?
どうせ殺す時は真っ裸にしちまうからよ。



 そんな脅しにも負けなかった。


 私は『ちい兄ちゃん』の妹なんだ。


 『天才クソ野郎』の妹なんだ。


 こんなことで泣き出すような女じゃないんだ。


 心をたぎらせながら、胡桃はただその時を待ち続けた。


 そして、その時は来た。











天野勇二

このクズ共が……!
全員死にやがれ!


















 ガラガラ……





天野胡桃

……えっ?



 背後から小さな音が響いた。



 胡桃が驚いて振り返る。



 誰かが扉を開け、病室に入って来たのだ。



 そこに立っていたのは……。




天野勇二

……すまないな。
起こしてしまったか?



 天野だった。


 胡桃は夢を見ているのかと思った。


 頬を軽くつねり、現実であることを確かめる。


 深呼吸しながら首を横に振った。


天野胡桃

……ううん。
起きてたんだ。
なんか眠れなくて……。

天野勇二

そうか……。
そうだよな。
辛い思いをさせた。
俺はすぐ側にいたのに、お前が誘拐されるのを防ぐことができなかった。
本当にすまなかった。

天野胡桃

そんなの気にしないで。
そっちは大丈夫?
警察の人と話してたんでしょ?


 天野はため息を吐きながら、桃子と桃香を見つめた。


 2人ともおだやかな寝息を立てている。


天野勇二

ああ、今まで事情聴取じじょうちょうしゅを受けていたんだ。
まったくネチネチと細かいことを指摘しやがって……。
誘拐事件のことはもう聞いたか?

天野胡桃

うん……。
お母さんから聞いた。


 胡桃は小さく頷いた。


 謝罪しながら泣き崩れる母の姿が脳裏のうりに浮かぶ。


天野勇二

母さんを責めないでやってくれ。
立派な仕事をしていたんだ。
今後は家族の身柄を守るようなマニュアルを定めるらしい。
今回のような事件は起きないはずさ。

天野胡桃

わかってるよ。
お母さんのせいじゃないもん。
むしろ私のせいで迷惑をかけちゃった。


 胡桃は健気けなげに微笑んだ。


 天野はじっと胡桃の指先を見つめた。


 微かに震えている。


 恐怖がそこに滞在している。


 天野はそっと両手を伸ばし、胡桃の指先を優しく包み込んだ。


天野勇二

無理をすることはない。
あれだけの目にあったんだ。
怖くて当然さ。
それを押し隠す必要はない。

天野胡桃

うん……。

天野勇二

よく頑張ったな。
本当に無事で良かった。
お前に何かあったら、俺はどうなっていただろう。
想像するだけでも恐ろしいよ。


 天野が呆れたように微笑む。


 胡桃はその顔をじっと見つめた。


 それはよく知っている『ちい兄ちゃん』の顔だった。


 尊敬できる自慢の兄。


 胸の奥から熱いものがこみ上がってくる。


 もう涙をこらえなくてもいいだろう。


 兄の胸に顔を押しつけて、胡桃は嗚咽おえつを漏らした。



天野勇二

…………



 しばらくの間。


 病室には押し殺したような胡桃の声が響いていた。


 窓の外を見れば、あわく輝き始めた紺色の空が広がっている。


 長く短かった夜が明けるのだ。



天野胡桃

……ちい兄ちゃん。
ありがとう。
私のことを、助けに来てくれて、本当にありがとう……。



 胡桃が小さく呟いた。


 涙を拭い、鼻水をすすっている。


 天野は苦笑しながら顔を拭いてやった。



天野勇二

いいんだよ。
お前のためなら、俺はどんな場所でも救出に向かう。
そして必ず助け出す。
俺にかかれば、全てがうまくいくからな。


 いつも通りの気障キザったらしい言葉。


 胡桃は花がほころぶような微笑みを浮かべた。


天野胡桃

うん……。
そうだったね。
ちい兄ちゃん、格好良かったよ。
ちょっとだけ、本物の殺し屋なのかなって、思った。

天野勇二

クックックッ……。
そうだろう?
我ながら悪くない脅しだった。
やはり俺は『悪』というものが性にあっているようだな。

天野胡桃

誇ることじゃないよ。
怖かったんだから。
あんまりあんなことしちゃダメだよ。


 胡桃は大きく息を吐いた。


 瞳を拭いながら兄の顔を見上げる。


天野胡桃

ねぇ、ちい兄ちゃん……。
もう一度会うことができたらね、ちい兄ちゃんに伝えたいことがあったの。
聞いてくれるかな?

天野勇二

ああ、もちろんだ。
どうしたんだ?

天野胡桃

ずっとね、ずっと……。
ちい兄ちゃんのことを避けてて……本当にごめんなさい。


 胡桃は小さく頭を下げた。


 ゆっくり言葉を続ける。


天野胡桃

本当は何となくわかってたんだ。
『血がつながってない』ことなんて、私たちにはあまり関係ないって。

だって、ちい兄ちゃんは、ずっとちい兄ちゃんだったもの。
私の面倒をよく見てくれて、困ったことがあれば助けてくれて、落ち込んだ時は慰めてくれて、楽しい時は一緒に笑ってくれた。
そんなちい兄ちゃんのことが、私はずっと、大好きだったよ……。


 言葉を吐き出しながら、胡桃は自らの頬が赤くなっていくのを感じていた。


 気持ちを伝えようと決めていたが、これはなかなか恥ずかしい。


 俯きながら言葉を続けた。


天野胡桃

……でもね、やっぱり、怖くなっちゃったんだ。
『血がつながってない』ことを知って、自分はどうすればいいのか、よくわからなくなったの。

これまで通りでいいのかなって。
何かを変えなくちゃいけないのかなって……。
どうやってちい兄ちゃんと接すればいいのか、わからなくなったし、怖くなっちゃったんだ……。

だから、だからね……。



 胡桃の言葉はそこで途切れた。


 だから天野への態度が余所余所よそよそしいものになってしまった。


 自分の『不安』は天野と会話することでしか解消されないと察していても、それができなかった。


 天野は軽く頷くと、


天野勇二

そうか……。
そうだな。
その気持ちはよくわかるよ。
俺も似たようなものさ。


 胡桃の頭に手を伸ばし、優しげに撫でた。


 胡桃が驚いて天野を見上げる。


天野胡桃

……そうなの?
ちい兄ちゃんも同じだった?

天野勇二

ああ、同じだよ。
関係なかったはずなのに、それを意識すると不自然な態度ばかり出るようになってしまった。
おかしな話だ。
俺は忘れていたというのに。


 静かに首を横に振る。


 天野は胡桃の瞳を優しげに眺めた。


天野勇二

胡桃よ……。
俺たちは兄妹だ。
かけがえのない家族だ。
この先の未来に何があっても、俺たちが兄妹という事実は変わらない。
そこに『血のつながり』なんて要素は必要ないのさ。
なぜなら、俺はお前と兄妹になった時、そんな『覚悟』を抱いたからだ。

天野胡桃

覚悟……?

天野勇二

そうだ。
家族を作るのは血縁けつえんなんかじゃない。
血がつながってなければ家族になれないなんて、俺は絶対に認めないんだよ。

家族を作るのは『時間』『環境』、そして『覚悟』だ。

俺はいつだってお前の兄だ。
何が起きてもお前を守る。
どんな危機におちいっても助け出す。
俺の『覚悟』は血のつながりよりも重いのさ。


 胡桃は小さく頷いた。


 その言葉の重みが今なら理解できる。


 天野は軽く息を吐き、言葉をつむいだ。


天野勇二

お前に真実を告げなかったこと……。
それは深く反省している。

だが、信じてほしい。
お前はもう『妹』なんだ。
俺たちに『血縁』なんてものは必要ない。
だからこそ忘れてしまった。
情けない兄を許してくれ。


 胡桃は苦笑しながら頷いた。


 何度も何度も頷いた。


 「血縁なんてものは必要ない」


 その言葉が聞きたかった。


 兄から聞きたかったのはその言葉だったのだ。


 胡桃は瞳を拭いながら言った


天野胡桃

うん……。
わかってる。
わかってるよ。
ちい兄ちゃんも、おっちょこちょいだったりするんだね……。

天野勇二

その通りだな。
猿も木から落ちる。
弘法も筆の誤り。
天才クソ野郎も、時には大切なことを忘れてしまうのさ。


 また気障キザったらしく微笑む。


 胡桃は小さく微笑みながら、そっと天野に抱きついた。


天野胡桃

ふふっ……。
ちい兄ちゃんってば、本当に変わってるね。
でも良かった。
私のちい兄ちゃんが変わった人で、本当に良かったな……。



 天野の胸に額を押しつけながら呟く。



 いつの間にか身体の震えは消えている。



 頭を撫でる兄の手のひら。



 優しくて、頼もしくて、温かい。



 これからどんな人生を歩んだとしても、兄の体温を忘れることはないだろう。



 きっとこの『温もり』こそが愛なのだと、胡桃は思った。






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つばこ

つばこは思うワケですよ。
もしかしたら愛ってのは「体温」でもあるのかなって。
誰かの『温もり』を愛おしく感じた時に、心は強くなったり、成長したり、優しさを知ったり、大人の階段を上ったりするんじゃないかと思うワケです。
もしかしたら、人間に体温があるのは愛する人を温めるため……なのかもしれませんよ(´∀`*)ウフフ
 
そんなこんなで誘拐事件も解決!
スパイを2人ぐらいフルボッコにしたこととか、目に余った天野くんの単独行動とか、アビガンの臨床データをめぐる製薬会社の混乱だとか、気になることは多々あるんですけど、まぁそのあたりはうまくやっちゃうんでしょう!
『救出編』も次回の後日談でラストです!
最後まで見届けてください!
 
ではでは、いつも応援やコメント、本当にありがとうございます!(๑•̀ㅂ•́)و✧

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コメント 22件

  • みょん

    兄の親友とか言う胡散臭いやつがKなんじゃない!?
    妹の様な存在だから、下っ端には手荒な真似はさせなかったんだと思うの!
    今後もっとやばい事件と絡んできそう、、、

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  • ホゲ

    クソ野郎もK、クソ女もK、胡桃もK、Kばっかりで分からん!

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  • ちぃ

    泣いちゃったわよクソ野郎(๑•̀ㅂ•́)و✧

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  • まこと

    私と主人には血の繋がり以上の愛がある!

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  • チャンアベ

    ま、まさか、、名を呼んではならないKって、、、
    皇室を荒らしに荒らし平成の道鏡と言われた!
    アメリカ渡航以来音沙汰のない!!
    あの伝説のK氏では!?

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