深夜。


 日付が変わった頃。


 天野のスマホに着信が入った。



天野勇二

勇二だ。
深夜にすまなかったな。

堂本

いえ、お気になさらず。
坊っちゃんからの連絡であれば、いつでも構いませんよ。



 電話の相手は堂本どうもとという医師。


 歌舞伎町かぶきちょうにある天野の父親が経営する『クリニック』のひとつを任されている。


 歌舞伎町という危険な土地柄、『反社』が絡んだ治療を引き受けることも多い。


 つまり『裏稼業』の人間と繋がっている医師なのだ。


(詳しくは『彼女と上手にお付き合いする方法』を参照)



天野勇二

画像は見てくれたな?
オールバックの大男について教えてほしい。
『極道』の構成員だろうと踏んでいるんだが、心当たりはないか?


 堂本は静かな声で答えた。


堂本

正直なところ、画像が粗く確信が持てませんね。
サングラスもかけておりますし。

ただ、筋肉質の大男。
鼻横にあるホクロ。
そして『極道』という情報。

これらの条件に当てはまる人物には心当たりがあります。
恐らく伊野尾いのお組』の組長でしょう。

天野勇二

なんだと?
伊野尾組?


 天野は唸るような声で尋ねた。


天野勇二

それは真実なのか?
俺でも『伊野尾』の名前は聞いたことがある。
確か三次団体だったよな?

堂本

その通りです。
最近は『台湾たいわん』からの輸入品を扱っているようですね。
どうやら大陸の資産家が大きなルートを開拓したようで。
新宿しんじゅくでも出回っているという噂ですよ。


 天野の表情が険しくなった。


天野勇二

そうか……。
そういうことだったのか……。
その件でパクられたことはあるのか?

堂本

伊野尾がですか?
いやぁ、ないでしょうな。
基本的に下手を打つのは五次団体以下の末端です。
組対5課そたいごか』の連中にとっても、伊野尾に手錠ワッパをかけるのは悲願そのものでしょうね。


 堂本はそこで声を潜めた。


 念を押すように告げる。


堂本

なぜ坊っちゃんが伊野尾を調べているのか……。
深くは詮索せんさくしません。
ですが、忠告はしておきましょう。

伊野尾は『組織』の中枢ちゅうすうに属する男です。
絶対に関わるべきではありません。
間違っても喧嘩など売らないように。

それに、まさかとは思いますが……。
『そんなもの』に興味を抱いてはいませんよね?


 天野は鼻で笑った。


天野勇二

バカを言うなよ。
手を出すつもりはない。
俺様を見くびらないでくれ。

堂本

……そうでしたね。
愚問ぐもんでした。
お忘れになってください。
他に何かお役に立てることはございますか?

天野勇二

いや、大丈夫だ。
また何かあれば頼む。


 天野はそこで電話を切った。


 深く息を吐く。


 舌打ちしながらタバコを取り出す。


 涼太がおずおずと尋ねた。


佐伯涼太

今の電話、堂本どうもとさんからだよね?
えっと、伊野尾組?
やっぱり『極道ヤクザ』の構成員だったの……?


 タバコに火をつけながらベッドを眺める。


 すやすやと眠るメイと賢人。


 天野は吐き捨てるように言った。


天野勇二

鼻横にホクロのある大男。
心当たりがあるそうだ。
『伊野尾組』という三次団体の組長だとよ。
それなりの権力を持つ男らしい。

佐伯涼太

えっ?
マ、マジで?
組長さんなの?
僕はよくわかんないけど、三次団体って結構大きいんでしょ?

天野勇二

ああ、デカいな。
生半可なまはんかな『反社会的組織』じゃない。
おまけに海外の品物ブツを扱う連中のようだ。
堂本は『絶対に関わるな』と警告していたよ。

佐伯涼太

堂本さんがそこまで言ったの?
それよっぽどの相手じゃん。
海外の品物ブツってなにさ?

天野勇二

麻薬ドラッグだ。
つまりは覚醒剤シャブ大麻マリファナを売りさばく連中なのさ。


 思わず涼太は真顔になった。


 身体が小刻みに震える。


佐伯涼太

ま、麻薬って……!
そ、それは、もう、マジで大事になるやつじゃん!
ただのスキャンダルじゃ済まないよ!?


 生唾を飲み込みながら言葉を続ける。


佐伯涼太

週刊誌なんかで見たけど、芸能界には『ドラッグ』が蔓延してるらしいんだ……。
歌手とか、俳優とか、時々逮捕されてる人もいるし。

でも、どこから『それ』を入手したのか。
誰が売人を『仲介』しているのか。
そのルートはなかなか見つからないんだって。


 天野は偉そうに頷いた。


天野勇二

ありえる話だな。
芸能界に限った話でもない。
巨大かつ金を持っている組織には様々な『反社』が群がる。
『ドラッグ』なんて需要と供給の利害が一致する最高のブツだ。

しかも仮に『売人』や『末端乱用者』が逮捕されても、その入手ルートを明かすことはない。
喋ればこうなるだけだからな。


 顔を歪めながら首をっ切る。


 涼太は震える瞳で賢人を見つめた。


佐伯涼太

……で、でもさ、まだ『クロ』と決まったワケじゃないよね?
芸人さんとしても『たまたま声をかけられただけ』かもしれない。
相手が『反社』とは知らなかったのかも。

天野勇二

『芸人』はその言い訳で逃げるだろう。
この動画だけでは『仲介人』の証拠にもならない。
『反社』との関係も不明瞭。
そもそも顔が不鮮明だからな。
『赤の他人』と言っても通じるかもしれない。


 涼太は頷きながらピカ厨リスナーたちのコメントを眺めた。


 今のところ『芸人』の存在に気づいたようなコメントは見当たらない。


 それほど『芸人』の顔は一瞬しか映っていないのだ。


 天野は嫌そうに言った。


天野勇二

だが、俺たちは『反社が賢人を狙っている』ことを把握している。
つまり、奴らはその『言い訳』が通用しない可能性があると踏んでいるのさ。

佐伯涼太

そ、そうなんだよね……。
たぶん『反社』は「他にもヤバい映像があるかも」って考えてるんだね。
そうじゃなきゃ小学校の『PC室』に侵入しないもの。

天野勇二

おまけに賢人の口を塞ぎたがっている。
はっきり言って異常だ。
そこまでするほどの事態とは思えない。
なぜ奴らは強行策を選んでいるのか?
これも推測に過ぎないが、恐らく賢人が『うんこ』を投げる直前……。


 YouTubeの映像を指さす。


 駐車場でタバコを吸いながら談笑する2人。


天野勇二

『芸人』はドラッグを所持していた……。
もしくは受け取ってしまったのさ。


奴らが恐れているのは『大物芸人と反社のツーショット』が露呈ろていすることではない。
『大物芸人が反社とドラッグを取引していた』ことなのだろう。



 翌日。


 天野と涼太は一睡もしないまま朝を迎えた。


 灰皿の上には大量の吸い殻。


 それが2人の長い『作戦会議』を物語っている。



内田愛唯

……ひゃああっ!?



 ベッドから奇声が響いた。


 メイが顔を真っ赤にさせながら起き上がっている。


 震えながら凝視ぎょうししているのは、隣で横たわる賢人の寝顔。


 大慌ててでベッドから這い出る。


内田愛唯

ちょ、ちょっとパパ……!
なんで私とピカルくんがいっしょに寝てるの!?
お布団は別々にするって言ったじゃん!


 頬を膨らませて抗議している。


 涼太が「あっ、そっか」と呟いた。


佐伯涼太

あはは、ごめんねぇ。
2人ともゲームしながら寝落ちしてたからさぁ、僕がベッドに寝かせてあげたんだ。
男女が同じベッドで横になるなんて、僕にとっては当たり前のことだからさぁ。

内田愛唯

も、も、もう……!
これだから涼太にーちゃんは嫌い!
女ったらしのパコ野郎!
もう知らない!


 耳まで赤くさせながら洗面所に駆け込む。


 涼太はヘラヘラ笑いながらその背中を眺めた。


佐伯涼太

うぷぷ……。
メイちゃんもお年頃だねぇ。
悪いことしちゃったかな。

さて、どうしよう?
メイちゃんにも協力してもらう?

天野勇二

いや、メイを巻き込むのはやめよう。
これはあくまで賢人の問題だ。

佐伯涼太

まぁそうだね。
そろそろ賢人くんを起こしてあげようか。

天野勇二

ああ、そうしてくれ。



 天野は欠伸を噛み殺しながら朝食の準備を始めた。


 キッチンから響く卵の焼ける音。


 香ばしいベーコンの匂い。


 賢人も慌てて飛び起き、急いで着替え始める。


 メイも洗面所から帰還。


 天野は2人の前にトーストを置きながら言った。



天野勇二

朝から申し訳ないが、重要な話を始めたい。
食べながら聞いてくれ。

内田愛唯

う、うん……。
ピカルくんが襲われた理由がわかったの?

天野勇二

そうだ。
まだ推測に過ぎないが、敵の正体がおぼろげに見えてきた。


 メイも賢人も神妙しんみょうな表情を浮かべている。


 天野と涼太の顔がとても険しいからだ。


 賢人は思い出したように頭を下げた。


吉川賢人

ご、ごめんなさい……。
僕のことを、ずっと相談してくれたんですね。
それなのに、僕は寝てしまって……。

天野勇二

気にするな。
別に君が悪かったワケじゃない。
現時点での推理を話そう。



 天野はこれまでに重ねた推理を語り始めた。


 YouTubeを再生し、問題のシーンを映す。


 偶然、『大物芸人』に出くわしたこと。


 芸人と一緒にいた男が『極道』の組長である可能性が高いこと。


 『ドラッグ』の件も含めて、全てを隠さずに語って聞かせた。



吉川賢人

……ほ、本当なんですか……?
冗談じゃ、ないんですよね……?



 賢人はすっかり青ざめていた。


 小学生といえども、『ドラッグ』が社会の害悪であることは理解している。


吉川賢人

な、なんで、そんなこと……。
だって、この人たちは、どこかの駐車場で話してたんですよ……?


 涼太が頷いて尋ねる。


佐伯涼太

そうなんだよね。
それがちょっと疑問なんだ。

普通ドラッグのやり取りは『密室』で行うもんだよ。
芸人だって『組長』と会ってるところは見られたくない。
ピカルくんはどこで2人を見つけたの?


 賢人は泣きそうな表情で言った。


吉川賢人

えっと……。
確か、僕は大きなホテルの前で、外国人に『うんこ』を投げようと思ったんです。
でも考えてみれば日本語が通じないなと思って……。
それでホテルの地下駐車場に行ってみたんです……。

天野勇二

2人の男性はどこにいたんだ?

吉川賢人

たぶん……。
結構、奥のほうに……。
怖そうな人が何人かいたから、車に隠れながらターゲットを探したんです……。
それで、ちょうどいいタイミングで、この人たちが話してるのを見つけて……。


 天野は静かに頷いた。


 ホテルの地下駐車場。


 きっと極道の『見張り』が何人も立っていたはず。


 賢人は偶然、それを突破してしまったのだ。


天野勇二

2人は話していただけなのか?
『何か』を手渡している様子はなかったか?

吉川賢人

覚えてないです……。
僕はカメラの位置と、『うんこ』を投げることしか考えてなくて……。
『うんこ』を投げた後は、急いで逃げちゃったし……。


 涙目で告げている。


 天野は小さく息を吐くと、


天野勇二

そうか……。
よくわかった。
色々考えたが、この『作戦』が最適だろう。


 賢人の瞳を見つめながら告げた。



天野勇二

君は『YouTuber』を引退するんだ。
そして『リトル★ピカルくん』の存在を完全に抹消してくれ。



 賢人とメイは驚いて天野を見つめた。


 衝撃の表情だ。


 『反社』の存在を告げられた時よりもショックを受けている。


 天野は冷静に言葉を続けた。


天野勇二

『引退用』の動画も投稿しよう。
そこで『PCを壊してしまい全てのデータが消えた』と告げるんだ。

これで『反社』が君を狙う理由は消える。
もちろんその可能性がゼロになるワケじゃないが、『命を狙う』という危険リスキーな行為に出ることはないだろう。


 メイが青ざめて立ち上がった。


内田愛唯

そんなのダメだよ!
どうしてピカルくんが引退しないといけないの!?
悪いのは『芸人』と『反社』なんでしょ!?
パパが両方ともやっつけてよ!


 天野は呆れたように肩をすくめた。


天野勇二

なぜそんなことをしなければならない?
俺様はただの大学生。
正義の味方ヒーローってワケでもないんだ。
ここまでの巨大な組織に喧嘩を売るほどのバカでもない。

内田愛唯

そ、そんなぁ……!
じゃあ警察に行こうよ!
お巡りさんに逮捕してもらえばいいじゃん!

天野勇二

残念だが、警察とはお前が考えているような万能の存在ではない。

しかも『ドラッグ』の検挙は難しいんだ。
現行犯じゃなければ起訴きそさえ困難。
『組対5課』や『マトリ』も、YouTubeの映像だけでは密売組織を切り崩すことができんのさ。

内田愛唯

だから引退して逃げろって!?
そんなのいやだ!
そんなのおかしいよ!
絶対にいやだ!

天野勇二

落ち着けよ。
引退するのはお前じゃない。
賢人なんだ。
賢人が決めるべきことだぜ。



 メイは涙目で賢人を見つめた。


 賢人は黙って俯いている。



内田愛唯

ピカルくん……。
引退なんてダメだよ?
引退なんかしないよね?



 賢人が顔を上げた。


 震える唇。


 焦点しょうてんの定まらない瞳。


 ゆっくり言葉を吐き出した。



吉川賢人

……僕もイヤです。
まだ僕は、引退したくありません……。


 訴えるように言葉を続ける。


吉川賢人

今の僕にとって『YouTuber』は全てなんです……!
僕はまだ続けたい……!
まだ『リトル★ピカルくん』でいたいです……!


 天野は納得したように頷いた。


天野勇二

ああ、そうか。
君がYouTuberを始めた理由は『金』だったな。
引退したら金が稼げなくなる。
また『生活保護』に逆戻り。
それは困るよな。


 立ち上がり、クローゼットの奥に手を伸ばす。


 無造作に持ち上げる紙袋。


 そこから取り出した物を見て、賢人の瞳が大きく見開かれた。


天野勇二

ほれ、金だ。
くれてやろう。
俺様からの『小遣い』だ。


 100万円の束をテーブルに放り投げる。


 賢人の頬がヒクヒクと痙攣けいれんし始めた。


天野勇二

しばらくの間、これで生活に困ることはあるまい。
君ができるバイトも探してやる。
心置きなく引退できるぜ。
それに君は以前、

YouTuberを長く続けるつもりはない。

そう俺に告げたよな。

吉川賢人

で、でも……!

天野勇二

ある意味、悪くない辞め時ともいえるだろう。
君は『炎上系YouTuber』であることを自覚していた。
誰かの批判を浴びることも。
何らかの問題が発生することも。
全て理解した上で行動していた。



 真っ直ぐ賢人を見つめる。


 鋭く、冷たく、全てを見透かしてしまうかのような瞳。


 賢人は初めて、天野の瞳が恐ろしいと思った。



天野勇二

それに厳しいことを言うが、これもひとつの『炎上』なのさ。
君は他人様ひとさまに迷惑をかけた。
『うんこ』を投げたら誰かが困ると理解していただろう?
相手が『反社』に関わる外道であっても、迷惑をかけたという事実は変わらない。
君は責任を取らなければならない。

吉川賢人

せ、責任だなんて……!
僕はまだ子供ですよ!?
そんなの僕には無理です!

天野勇二

都合良く『子供』を持ち出すなよ。
世間様の前に立ち、自らの身体を使ってパフォーマンスして金を稼ぐ以上、何かが起きたら責任を取らなければならない。
それは『大人』も『子供』も同じことだ。



 賢人は頭を抱えた。


 天野は本気で言っている。


 本気で引退勧告いんたいかんこくを叩きつけている。


 その原因が自らの『悪ふざけ』にあることを、聡明そうめいな賢人は理解している。


 しかし、それは幼い賢人にとって、すんなり受け入れられる事実ではなかった。



吉川賢人

ぼ、僕は……。
やめたくないんです……。
YouTuberをやめられないんです……。
だって、みんなが、僕のことを褒めてくれるんですよ……?



 大粒の涙が溢れた。


 目元をぬぐっても止まらない。


 泣いて同情を買おうとするなんて卑怯だ。


 頭はそう理解しているのに、身体が言うことを聞いてくれない。



吉川賢人

本当は、お金とかじゃなくて、ただ何となく『YouTuber』をやってみたかっただけなんです……。

面白い人のマネをしたくなって……。
目立ちたくて……。
そしたらちょっとだけウケて……。
みんなが、僕のことを『ピカルくん』って、呼び始めて……。



 苦しげに顔を横に振る。



吉川賢人

でも、それだけじゃみんな、僕を馬鹿にするんですよ……。
子供は勉強しろとか、子供らしく遊べとか、自由に生きろとか好き勝手言うのに……。
YouTuberになったら馬鹿にされるんです……。



 顔を上げて天野を見つめる。



吉川賢人

それが、お金を貰えるようになったら、みんなの態度がガラッと変わったんです!

お母さんまで僕を褒めてくれたんですよ!?
賢人はすごいねって。
他の子供とは違うねって……。

やっと、ここまできたのに……!
もっと人気が出て、たくさんの人に褒められるかもしれないのに!
引退したら、それが全部なくなっちゃうんですよ!?
もう誰も褒めてくれない……!

引退なんて、僕は絶対にイヤです……!



 賢人はそこで立ち上がった。


 涙をポロポロ落としながら玄関に駆ける。


 何も言わずに靴を履き始めた。


内田愛唯

待って!
どこに行くの!?
1人だと危ないよ!


 静止を振り払い、賢人は玄関から飛び出した。


 メイが慌てて追いかける。


 アパートを飛び出す2人の子供。


 涼太はため息を吐きながら言った。



佐伯涼太

あちゃぁ……。
却下されちゃったね。
ピカルくんにとって『YouTuber』は生まれて初めて見つけた『アイデンティティ』だったのかな。
『反社』に命を狙われても続けたいんだ。

天野勇二

まだ『反社』の恐ろしさが理解できる年齢でもない。
『反社』に屈した敗北感も強いのだろう。
これが最善策だったのだが、致し方ないな。



 2人を追いかけるために立ち上がる。


 『反社』が天野の自宅を突き止めている可能性は低い。


 それでも賢人を1人にするべきではないだろう。


 天野は舌打ちしながら涼太の顔を見つめた。



天野勇二

……だが、この程度は想定内だ。
もうひとつの『作戦』に着手するぞ。



 涼太が口笛を吹きながら天野の顔を見つめる。


 交差する2人の視線。



佐伯涼太

本当にやるつもり?
クソ野郎の『美学』にそぐわない気がするけど。

天野勇二

美学だと?
そんなものクソくらえさ。
この天才クソ野郎にかかれば全てうまくいくんだ。
俺様は目的のためなら手段なんか選ばない。



 ニタリと不敵な笑みを浮かべる。


 堂々と言い放った。



天野勇二

この天才クソ野郎様が華々はなばなしく『YouTuber』としてデビューする。
これで状況を打破してやろうじゃないか。





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つばこ

【『YouTuber天才クソ野郎』の人気動画を想像してみた】
 
・天才クソ野郎こと『みかんの王子様』による独占食レポ!今年一番の『みかん』はこれだ!
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・天才クソ野郎が教える護身術!今回お届けするのは非力な女性でも手軽に使える必殺技『指ポキの刑』!痴漢の手にスタンプを押したり安全ピンを突き刺す暇があったら指の骨をへし折ろう!
 
おや……。
なんとなく適当に書いたけど、思ったより面白そうでチャンネル登録不可避……。
そんなこんなで『初恋編』もクライマックス突入です!
いつも応援やコメント、本当にありがとうございます!ヾ(*´∀`*)ノ

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コメント 23件

  • ポンデリング

    wwwww

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  • モンピア

    天野くんのASMRは最高ですね
    ぜひお願いします

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  • ニル

    喧嘩売るのか…

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  • mikko

    ヤバイ、全部みたい…

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  • カボルイス世ハピ天クソ契約

    天野君YouTuberデビューはやばいwwww
    どういう計画なんだ楽しみ過ぎるよ 笑笑

    そうかぁ、普通の駐車場かと思ったらそんな混み入った駐車場だったのか。
    子供が入り込むなんてやっぱり偶然が過ぎるけど、まぁたしかに納得ではあるな。
    なんなら吸ってたのがタバコじゃなくて…とかも可能性としてはなくは無いよね。

    けんとくんにとってYouTuberはお金だけじゃなかったなぁ。流石にそこまで大人にはなりきれなかったんだね。仕方ない。
    認められるって嬉しいものだもんね…
    そういう意味でも全ての人が気軽に繋がるっていうことの意味をよく考えさせられるな。

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