はじめに

文系の皆さんがAI人材になるためのノウハウを投稿していきます。今回は「AIでできることを」を一緒に考えていきたくさんのアイディアを集めていきます。様々な視点から量産されたアイディアの中には金の卵が含まれているかもしれません。それでは、AIでできることややるべきことを挙げてみまししょう

「想像できることは実現する」と考えてAIでできることを挙げてみる

10年前にAIがここまでの進化を遂げることを予想していた人はどれくらいいたでしょうか?

過去のSF映画で描かれてきた未来の想像が、現代のAIによって一部実現されてきています。また、今後のAIの発展や社会実装の進行によって、ますます過去の想像が現実の世界で実現されていくことでしょう。フランスの小説家であるジュール、ヴェルヌは「人間が想像で人間が必ず実現できる」という言葉を残していますが、AIにおいても同じことはいずれ実現されていくということを前提に、アイデアを小振りなものにしないことを念頭において、AI企画に取り組み始めましょう。

AIによる新しい世界を自由に想像することから始めることによって、AI導入のインパク変化量をより大きなものにするアイデアが生まれやすくなります。

「変化量と実現性」を担保する

アイデアリストを変化量と実現性でスコア化する

出すことができたAIアイデアをリスト化して管理しましょう。まずは、想像からAI活用案を自由発想で膨らまし、アイデア拡散して数を確保できた後は、実現に向けてアイデアを収束していきます。

  • AI導入後の変化量
  • 実現性

リスト化したアイデアに対して、「AI導入後の変化量」と「実現性」の欄を設けて、それぞれスコアをつけていきます。たとえば、アイデア1は導入後の変化量が○で実現性が△、アイデア2は導入後の変化量が○で実現性○、など想定される状態をスコアとして入れていきます。

いくら社会への恋変化量が大きいAIアイデアであっても実現性が低いもあれば、短期的にほそのAIアイデアは深追いできないことになります。また、実現性が非常に高くてもAl導入後の変化量が乏しいアイデアも導入コストに対する期待効果が低いと予想されますので、こちらも深追いしてはいけないアイデアになります。

このようにして、変化量と短期導入における実現性を担保していきます。ここでポイントとなるのが、「AIを過大評価も過小評価もしない」ということです。一方で、AIの基本知識や作り方、事例の情報を十分に取り込むことによって、知っている範囲内だけで思考し、AI活用のアイデアを小振りなものに留めてしまうことは避けなければいけません。AIを知ることの副作用として、AI企画の幅を狭め、中長期で展開するAIアイデアを制限してしまうことがあるのを認識し、その上で変化量の大きい大胆な案を多く出してください。

現時点のAIの実装例だけでできることを限定せず、Alを過小評価もしないように気をつけていきましょう。

感性と論理を行き来する

説明してきた通り、AIについて過大評価も過小評価もしないことで、最終的に変化量と実現性の両方を満たすアイデアにたどり着きやすくなります。言い換えるとAI企画においては、感性と論理を行き来する必要があるということです。

AIは新しいテクノロジーであり、現時点のAI活用ではAIの実力のまだまだ一部しか引き出していない状態でもあります。既存の事例範囲にとどまらず、感性によってアイデアの幅を広げ、またAI知識をインプットし論理的に判断できるようになりましょう。

感性と論理の行き来でAI企画を小ぶりにしない

このパランス感を用いた両利き型によって、AI導入プロジェクトの価値を高めることができるようになるでしょう。

まとめ

いかがったでしょうか。次回は#2にてAIの解像度をあげる5W1Hについて解説していきます。「AI企画の流れ」について知りたい方は以下の記事でより詳しく解説しています。