はじめに
文系の皆さんがAI人材になるためにどうすればよいかを投稿していきます。AIの技術が発展するにつれわたしたちの職業も失われていく中で,どうすればいいのかを考えていきましょう。
なぜ日本人は不安を抱いているのか
「AI失職を恐れない」という話をしてきましたが、そもそもAIそのものに対する恐れはなぜ生まれるのでしょうか?
いろんな理由がありそうですが、「なんだか凄そう」「得体がしれない」「よくわからないけど怖い」というような漠然としだ理由が多いように感じます。総じて「未知のモノペの恐怖感」なのではないでしょうか。
大手コンサルティング会社によると、日本の労働者は「AIが私の仕事にポジティプな影響をもたちす」と回答した割合が22%にとどまり、世界平均の62%より40ポイント低かった、との調査も出ています(アクセンチュア調査)。
この調査からも「日本人は世界の他の国の人と比べて、よりAIへの不安を抱いている」といえます。中国-春秋時代の兵法書である「孫子」にこんな一節があります。「彼を知り己を知れは百戦殆からず」。つまり「相手と自分のことを知ればその相手に負けることはない」ということです。AIについても同じです。
「孫子』の一節をアレンジして言い換えると
- AIを知らなければ、恐怖が増幅する
- AIを知れば、怖さも消え使いこなせるようになる
「AI失職」についての、漠然とした恐怖や不安から脱するために、まずは一歩を踏み出しましょう。その一歩とは、AIのことをもっと知り始めるということです。AIをよく知れば恐怖がなくなるどころか、AIを使いこなす側になることができます。
AIを知ることこそ、「Al失職」から解放され、AIを使いこなす「AI職」の道の第一歩なのです。
「AIとの共働き」スタイルが広がる
AIが普及してくると、人間とAIとが共に働く仕事がたくさん生まれてきます。「人間とAIの共働き」スタイルが広がると言い換えることもできるでしょう。AIのことをよく知ればわかることなのですが、AIは得意なこともたくさんある一方で、業務内容によっては、まだ人間の仕事をすべて置き換えるほど完全でない場合が多くあります。そこで、
AIの不完全な部分を知り、人間が補ってあげる必要があるのです。
人間が得意とする仕事とAIが得意とする仕事が業務内容によって分かれてきますので、人間とAIが共に働き、補い合うパターンはいくつも存在してきます。人間の不得意をAIが補う場合もあれば、AIの不完全な部分を人間が補う場合も出てきます。
人間とAIが共に働くスタイルは、「AIにどれくらいの割合の業務を渡すのか?」の視点でパターンを分類することができます。具体的には次の5つに分けることができます。
- 人だけで仕事をする
- 人の仕事をAIが補助する
- 人の仕事(不得意なこと、できないこと)をAIが拡張する
- AIの仕事(得意なこと)を人が補助する
- AIだけで仕事をする=人の仕事をAIが完全に代行する
5つのパターンは共働きの段緒とも考えられます。「人だけで仕事をする」状態から「人の仕事をAIが完全に代行する」状態までには、AIはあくまで人のサポートトでしかない状態や逆に人がAIのサポートに回ったりすることがあるわけです。
AIに仕事を任せていく比率のコントロールは人間側で行なうことになります。人間とAIの共働きのスタイル(AIに任
せる比率)を最適なものにするのは人間の大きな役目となってきます。この役目を担うのが、新しく生まれる「AI職」にな
るのです。
つまり
人間とAIの共働きをうまくコントロールするのが「AI職」です。
そして、その役目を果たすには、AIのことをよく知ること、また、あらためて人間が得意なことや不得意なことをしっかりと認識することが必要です。
以上がAI職と共働きするためには、でした。次回は本記事で紹介した5つの共働きのスタイルについて詳しく見ていきます。
お楽しみください。