伊達はプール遊びを終え、お土産を買うために親友の加藤と一緒に免税店などを回っていた。
「加藤は何を買うんだ?」
「このお面なんかいいかなと思って」
「それいいじゃん。俺も同じの買おっと」
「伊達とお揃いだね。……ねぇ、ちなみにまだチ○ポを勃起させてるの?」
伊達は堂々と胸を張った。
「当たり前だ。俺のチ○ポは勃起継続時間・約7時間に到達しようとしている。過去最長だ。ちゃんとお前もチ○ポを勃起させてるだろうな」
加藤は黙って首を横に振った。
「なんだよ。もったいない。せっかく加藤にも『ささやかなめぐり合わせ』をくれてやろうと思ったのに」
伊達と加藤は仲良く免税店を回っていた。気づいたら高級品ばかりが並ぶフロアにやってきた。
「うわぁ。すごく高いよ。金額が見たことない桁数だよ」
「俺たちには一生縁がないな」
なんとなく高級品を眺めていると、加藤が「あれ?」とおかしな声をあげた。
「いや、あれ? ……え? うそ!」
加藤が大声で叫んだ。
「ねぇ! 伊達ってば! あれ見てよ!」
「なんだ加藤。集中力が途切れるから大声を出すな」
加藤は目の前にいる日本人女性の2人組を凝視(している。なんのことはない。ただの観光客じゃないか。伊達はそう思った。しかし加藤は違った。
「あれ! あれってさ! 悠子(ちゃんと、まきりんじゃないの!?」
「はぁ……? まきりんたちがグアムにいるワケない……」
伊達は呆れながら女性たちの顔を見た。
よく見た。しっかり見た。
その瞬間、テンションは一気にマックスフルテンションまで上がった。伊達は震える声で叫んだ。
「うおっ! ほ、ほんとだ! やべぇ! 話しかけようぜ!」
伊達たちは一気に駆け出した。
2人が愛してやまないアイドルである前島悠子(と柏田麻紀(が目の前で買い物している。
まさに奇跡だ。劇場や握手会でしか見たことのない2人を間近で見れるチャンスだ。伊達と加藤は何もかも忘れて走った。
伊達が「まきりん!」と声をかけようとした瞬間、目の前に長身の男が現れた。
アロハシャツを着込んだガラの悪い男だ。目つきは悪いがかなりの美男子。細マッチョでスタイルも良い。男はため息を吐きながら言った。
「悪いな。貴重なオフなんだ。遠慮してくれ」
(続きは『黒魔術2』にてお楽しみください)