あぁ〜〜温泉はいいんじゃ〜〜
どうも。ルンバです。
ほとんど第二形態系のボス戦を攻略した記念にカルディナの火山地帯に来ている。
目的は温泉だ。デンドロの温泉は建物が効果を持つように、様々な効能を持っている天然液体アイテムでもあるのだ。
ぶっちゃけ黄河の温泉街に行ったこともあるけども。ギャンブルと朝チュンとUBM討伐で温泉要素全然無かったもんでして。他の要素が濃すぎて印象薄かったんだよ・・・
因みに黄河の温泉はSPの自動回復促進で、カルディナの温泉は状態異常の若干の予防と国ごとに温泉の効能が違うあたりが面白い所だ。
レジャンダリアの温泉なんかは自然魔力が豊富に含まれているからMPの自然回復の効能が高かったりする。
グランバロア?
海底火山じゃ無いですかね。多分海全体が温泉(錯乱)あながち海のモンスターが強くて大きいのは海水のリソース含有量が半端なかったりして・・・
まぁだったら海底火山の火口あたりリソースの溜まり場になって金属スライムかUBMの住処になっているだろうが。
話を戻すと俺は男湯に入っている。混浴では無い。というか混浴が無かった(血涙)
神は言っている・・・叩け。さすれば扉は開かれん。求めよ。さすれば与えられん。と
ならば理想郷を求めることは超自然の摂理なのだ。※違います
この崇高な使命を果たさねばなるまい。それは男の浪漫でもあるからだ。
《気配察知》は隣の壁越しの女性客の気配と位置を大まかに把握している。
温泉浴場の中で《気配隠蔽》をする者など、おりはするまい。ここに《気配察知》を温泉浴場の中で発動する者はいるがな・・・
《透視》はダメだ。壁越しに人体骨格が見える。《透視》は掲示板で物議を醸したスキルの一つだ。もう一つあげるとしたら性行関連のスキル。
アングラな所だと【魅了】や【傀儡化】、【強制睡眠】なんかの悪用しかされないだろう状態異常が物議を醸している。
《透視》で骨格フェチの強者が目覚めた事例もある。そいつは男も女も見境なくなったが。
犬や竜まで骨が有ればイイらしい。エンブリオが《透視》による精神的な衝撃で孵化した変態だ。
ここの浴場は男女が隣り合っている構造だ。壁で完全に隔離されている。ぶっちゃけ男女の湯を隣り合わせてある意味はなんなのだろうか。建物の東側と西側とかに離せばいいのに。
壁の穴などは見当たらない。偽装された痕跡もない。作るか?音が気になるな。
壁に向かって考え込む俺を見つけて男どもが集まってくる。全員が手の甲に紋章があった。
「・・・やるつもりか?」
「素直に風俗行けよ・・・」
「俺達が協力してやんよ。これだけ居りゃあ文殊を超えるカモナ?」
「禿同」
「俺は理想郷を見ねばなるまい・・・」
アホだ。アホがいる。だがこの場じゃあ最高のアホどもだぜ。
集まったアホは俺を含め、6人。エンブリオは状態異常耐性、認識阻害、風属性強化、視界共有、模倣、自爆。
中々の面子じゃねぇか。どいつもこいつも一筋縄では行かなそうな顔ぶれだ。
俺はカーソンが能力の主体なので役に立てねぇが、こいつらなら浴場の壁すら薄く感じるぜ。
取り敢えず認識阻害で作業を隠蔽する事は確実だ。奴のエンブリオはパーティに効果があるが、その分薄くなっている。流石に直接侵入するのは無謀だ。
あとは視界共有で1人見ることが出来れば全員が覗ける。人数が少ないほど発見のリスクが低くなる。
風属性はバリバリ戦闘メインだが、陽動係だ。見つかりそうな時に遠距離から気を引いてもらう。
模倣と自爆はどうしたものか。模倣は認識阻害を重ねてもらうとして、自爆はガードナーの群れだ。スタンドのharvest並に小さい。爆発音が出るので隠密任務向きではないのだが・・・
いや。こいつらに覗きの主役になってもらうか。よりリスクが低くなるなるだろう。
今まで立てていた作戦より確実かつ安全な作戦を思いついたぞ・・・
・・・・・
現実世界のお前ら。見えているか・・・?ここに理想郷があったんだぞ・・・。
色々な色の肌が見える。湯煙が若干邪魔でローアングルである事を除けば完璧だ。
デンドロの顔面偏差値が高いってのは良いね。シチュエーションも合わせていつもより興奮する・・・♤
ガートナーの内の一体に視界共有と認識阻害を集中させて侵入させたのだ。
するとどうだろう。
このガードナーは自爆して証拠隠滅が自前で出来、認識阻害が集中することでより発見のリスクが低く、《鑑定》されてもエンブリオなので何も情報を漏らす事はない。
小さい体躯では移動できない場所があったら、風属性魔法で浮かせて運ぶことだって軽いから出来る。
完璧だ。生物型じゃなくて呼吸や心拍が無いのを合わせて、実に潜入向けのエンブリオじゃ無いか。
まるで一流の忍者のようなエンブリオだ。任務を命をかけて遂行するかのようなプロフェッショナルぶりよ・・・
俺達は互いにフレンド登録し合った。
だがカーソンには思考を読まれてバレていたようだ。
仁王立ちになって待ち構えていたカーソンの姿を見て俺達は目配せし合って意思疎通した。
「俺のエンブリオだ。思考を読まれた。」「マジか。作戦立案したお前が戦犯かよ」「結構可愛いじゃん」「禿同」「我が生涯に一片の悔いなし・・・」「悪りぃな。うちのエンブリオの折檻はマジでヤバい。地獄まで一緒に行こう。」
俺達は悟った。リスクを覚悟して望んだので有れば、潔く受け入れよう、と。
カーソンが指をポキポキ鳴らして言った。
「覚悟は良いかの?変態ども。」
俺達はカーソンのAGIについていけず、【気絶】が発生し意識が暗転した。
【速報】覗き犯6人 怒り狂ったカーソンに拷問され、再起不能
to be continue・・・
これはとある夢のVRMMOの物語。
悪は自らの内から発生したものによって滅びた。
ルンバとカーソンの子供は何人欲しいかアンケート
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一人(抗菌と同じく特典化)
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双子
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五つ子(五等分の花嫁√(嘘))