なんだかんだあったが、天野は沙織を家まで送り届けた。


 それは高評価だったようで、翌日、妹の胡桃から、



天野胡桃(メール)

バッチリ!
沙織さん楽しかったみたい!
応援してるね(*´∀`*)



 というメールが届いた。


 やはり沙織とのやり取りは、妹まで筒抜つつぬけになっている。


天野勇二

バッチリじゃねぇよ……。
はぁ……。


 天野はいつもの学生食堂の2階テラス席にて、深いため息を吐いていた。


佐伯涼太

やっほー!
勇二!
元気しちゃってる?


 佐伯涼太さえきりょうたがやって来た。


 天野の友人であり、幼馴染でもあり、天才クソ野郎の相棒でもあるチャラ男だ。


天野勇二

涼太か……。
俺にお前の『チャラさ』が少しでもあれば、状況も変わるんだろうか……。

佐伯涼太

ふぇ?
なになに?
なんかあったの?

天野勇二

チッ……。
なんでもねぇよ。


 沙織のことは黙っておくことにした。


 涼太が存在を知ると、厄介なことになりそうだ。


前島悠子

師匠!
おはようございまーす!


 天野の弟子である前島悠子まえしまゆうこもテラスにやって来た。


 好物である『たぬきうどん』を持っている。


天野勇二

弟子か。
今日は仕事じゃないのか?

前島悠子

ええ、今日は師匠にどうしてもお会いしたいなぁ、と思ったんです。


 前島は純真無垢じゅんしんむくな笑顔を浮かべた。


 しかし、今日の笑顔には、わずかなトゲがあった。


前島悠子

なんでも師匠……。

昨日 お見合いをしたらしいですねぇ。

お友達からのスタートなんですってねぇ。
うまくいくといいですね!

天野勇二

なにっ!?
なぜだ!?
なぜ、お前がそれを知っている!?

前島悠子

あらら?
師匠、忘れちゃいました?
私は胡桃ちゃんと去年のクリスマスに出会っているんです。
あの時、連絡先を交換したんですよ。


 前島と胡桃は、昨年のクリスマスにひょんなことで出会い、それから何度かメールのやり取りをしている。


(詳しくは『天才クソ野郎の事件簿24 -TWENTY FOUR-』を参照)


天野勇二

お前……!
さては俺のことを、胡桃にこっそり伝えていたな!?

前島悠子

実はそうなんです。
メル友なんです。

天野勇二

クソッ……。
お喋りな女どもめ……!


 天野は呆れたように天を仰いだ。

 前島は少し不満気に呟く。


前島悠子

でもなぁ……。
『お見合い』のことを事前に知っていたら、胡桃ちゃんに止めるよう忠告したんですけどねぇ……。
ちょっと失敗しましたね。


 涼太が案の定、その会話に「ガブッ」と噛みついた。


佐伯涼太

なになに!?
お見合いちゃん!?

勇二が!
勇二がお見合いしたの!?
あっはっは!
似合わないねぇ!
まだ早いよ!
どんな女の子だったの!?
詳しく教えてよ!


 天野はギロリと涼太を睨みつけた。

 全身から殺気を解き放つ。

 

佐伯涼太

……あ、あれ?

ちょ、ちょっと聞いただけ、じゃん。
な、な、なんでそんなに怒ってるの?
な、なんでぇ!?

天野勇二

グダグダうるせぇよ!

佐伯涼太

うぎゃああ!


 天野は軽く涼太を処刑すると、前島に向き直った。


天野勇二

弟子よ、今の処刑の様子をちゃんと妹に伝えろ。
兄は友人に手を上げるとんでもない男だってな。

前島悠子

うん?
今、何かしたんですか?
すみません。
うどんが美味しくて、頭の中が香川県になってました。


 天野は舌打ちをしながら椅子に戻った。

 前島がすかさず天野に近寄る。


前島悠子

そんなことより師匠。
難しいレポートがあるんですよ。
教えてくれませんか?

天野勇二

ああ、別に構わんぞ。
というか、お前は俺様が見合いしても、特に何も思わないんだな。
なぜだ?



 一瞬、前島の表情が固まった。



前島悠子

……あれぇ?


 にやりと嬉しそうな笑みを浮かべ、天野にじゃれつく。


前島悠子

なんで私が『お見合い』のことを気にすると思うんですか?
なんでぇ、そんなこと、私に訊いちゃうんですか?


 天野は自分で尋ねたくせに首を捻った。


天野勇二

うむ?
確かにそうだな。
なぜ俺はそんなことを訊いたのだ?

前島悠子

えへへ‥…。
師匠は恋を知りませんし、本質は天才クソ野郎ですからね。
見合いなんか破談するに決まってます。
どうせうまくいきっこありません。

それより、私の反応、気になります?


 自信たっぷりに尋ねる。

 天野はあっさり首を振った。


天野勇二

いや、別に。
考えてみれば、お前が何を思っても興味はないな。

前島悠子

うふふ……♡
師匠、自分の気持ちに正直になりましょうよ。

天野勇二

フッ……。
俺様はいつだって正直だ。


 処刑された涼太がフラフラと立ち上がった。


佐伯涼太

お見合いだなんて、随分と気の早い話だね。
まだ僕らは学生なのにさ。


 天野は困ったように息を吐いた。


天野勇二

まったくだ。
見合いというか、ちょっとした昔の知り合いに交際を頼まれたのさ。

困ったことに断り辛い相手でな。
どうでもいい女なら適当にあしらって追い払うんだが、今回の相手はそうもいかなくてよ。

佐伯涼太

それなら僕ちゃんが引き受けよっか?
勇二のお望み通り破談にさせちゃうよ。
パコって捨てればいいんでしょ?


 天野は「涼太に押しつけようか」と思ったが、最後の一言が余計だった。

 沙織は28歳の処女。

 こんな男に捨てられたら惨めだ。


天野勇二

悪いな涼太よ。
お前の敵う相手じゃない。

佐伯涼太

なんでさ?
女の子に関してなら、僕は天才クソ野郎の上をいくよ?

天野勇二

ほう?
相手は28歳の処女だぞ。
重いぞ。
しかもドブスでデブ。
体重も重いぞ。
しかも家は借金まみれ。
性格はメンヘラだ。
それでもいいのか?


 涼太は爽やかに「あはは」と笑った。


佐伯涼太

今思い出したよ。
僕は女でも天才クソ野郎に勝てなかった。
それに僕ちゃん女の子が苦手なの。
早くチェリーをロストしたいなぁ。

天野勇二

そうだろう?
ドブスの世話はクソ野郎に任せておけ。


 天野が満足気に頷いた時、テラスに1人の訪問者が現れた。


 その人物を見て、天野の顔は一気に青ざめた。


如月沙織

あっ、勇二くん!

天野勇二

げっ!
ね、ねえさん!?


 如月沙織だ。

 嬉しそうに駆け寄ってくる。


如月沙織

こんにちは。
どうしても会いたくて来てしまいました。

天野勇二

そ、そうなんだ……。

如月沙織

昨日は本当にありがとう。
とても素敵な夜でしたわ。

天野勇二

そ、それは良かった……。
あは、あはは。
あははははは……。


 天野は引きつった笑みを浮かべた。

 それを見て涼太が立ち上がる。


佐伯涼太

あれあれ?
勇二のお知り合いさん?
初めて見る顔だねぇ。

僕は佐伯涼太でぇす!
よろしくお姉さま!


 爽やかに笑いかける。

 沙織は丁寧に頭を下げた。


如月沙織

如月沙織と申します。
勇二くんとは幼い頃からの知り合いなんです。
こちらこそ宜しくお願いします。



 前島も涼太も「ピーン」ときた。



 天野は果てしなく困った顔をしている。



 沙織は大人で年上の女性だ。



 すぐさま『お見合いの相手』だと気づいた。



佐伯涼太

ああ!!!
なんて美人なんでしょう!


 涼太がすぐさまオーバーリアクションを取り、沙織に近づいた。


佐伯涼太

あなたが噂の 『お見合い相手』ですね?
とんでもない美人じゃないですか!

隠し切れない まばゆい気品と清純なオーラ!
まるで純白のバラが咲き乱れているよう!
あなたがテラスに立っているだけで春の優しい香りが漂う!
まさにあなたは春の女神!
美の化身だ!!


あなたみたいな美人が立っているなんて良くありませんね。
さぁさぁお座りください。
ちょうど勇二の隣が空いております。


 椅子を天野の真横に持っていく。

 沙織はおずおずと腰掛けた。


如月沙織

ごめんなさい。
いきなり来てしまって。
勇二くんの大学を見てみたかったの。
お昼にはテラスにいると伺っていたから……。

ご迷惑だったかな?

天野勇二

そ、そんな迷惑だなんて。
ねえさんに会えるのはいつだって構わないさ。

ねえさん、何か食べる?
みかんしかないけど。


 涼太と前島は必死に失笑をこらえた。


 天野がいつもの『天才クソ野郎』の顔を出せていない。


 沙織の前では天才クソ野郎になれない事情があるな、と素早く察した。



 前島が「あっ、そうだ!」と、思い出したように口を開いた。


前島悠子

ねぇ師匠!
この間ぶちのめしたストーカーって……

天野勇二

ああああッ!

おいおい前島さん、うどんのつゆがこぼれてるぜ。
服についたら汚れてしまうじゃないかぁ。


 天野がギロリと前島を睨んだ。

 その話をするな、という目つきだ。

 前島は最高に楽しくなってきた。


佐伯涼太

沙織さん、見る?
勇二が殺人犯を処刑した動画がね……

天野勇二

おおおおッ!!

な、何か匂うと思ったらお前の香水か。
いい香りじゃないか。
今度どこのブランドか教えてくれよ。


 天野は涼太に近づきながらギロリと睨みつけた。

 それも言うな、という目つきだ。

 涼太も最高に楽しくなってきた。


佐伯涼太

ねぇねぇ沙織さん。
どうして勇二に『ねえさん』って呼ばれてるの?

如月沙織

幼い頃、一緒に遊んだことがあるんです。
その時、私のことを『沙織ねえさん』って呼んでまして。


 天野は大げさに肩をすくめた。


天野勇二

いやぁ、幼い頃のクセが抜けないんだよね。
ねえさんのことは『ねえさん』としか思ってなかったから。
今もそうだけど。

如月沙織

うふふ……。
勇二くん、小さい時は

「沙織ねえさんをお嫁さんにする!」

なんて言ってたんですよ。


 「ブボバッ」と前島がうどんを吹いた。

 天野は無視してやった。


天野勇二

そうなんだ。
心にもない約束をしちゃうんだから、子供って無邪気で残酷だね。

如月沙織

そうかな?
勇二くんとそうなれたら、私は嬉しいんだけどなぁ……。


 「ヒュー」と涼太が冷やかした。


佐伯涼太

沙織さんは勇二を気に入ってるんだねぇ。

如月沙織

ええ、昨日ご一緒にドライブしたんです。
とても素敵な夜でした。
何だか私、恋に落ちてしまったみたいなんです。


 天野は「やばい展開になってきやがった」と、心の中で何度も舌打ちした。


 昨日のドライブがクリティカルヒットしていたようだ。


 沙織は完全に「恋する乙女」の表情を浮かべている。


前島悠子

(ありゃ、これちょっとまずいじゃないですか)


 ようやく前島が事態を把握した。


 天野が沙織に惚れるとは思えないが、かなり断るのが難しい相手のようだ。


 このまま押し切られるのは危険だ。



 前島は天野の腕に思い切って抱きつき、子猫のように甘えてみせた。


前島悠子

で、でもぉ。
師匠は恋をしたことがないんですよねぇ。
結婚なんてぇ、まだする気もないんですよねぇ。


 仲の良さをアピール。


 遠回しに「お前はお呼びじゃない」と牽制してみせる。


天野勇二

そ、そうだ。
俺は恋を知らない。
恋なんてしたことがないんだ。


 天野は前島の腕をあえて振り払わず、うんうんと頷いた。


如月沙織

あら?
そちらの女性も勇二くんのご学友ですか?

前島悠子

はい!
前島悠子と申します!
ただの学友じゃありません!
私は『弟子』です!
天才クソ野郎の 『ただひとり』の弟子です!


 天野の腕に頬をこすりつける。


 マーキングする猫のような仕草だ。


前島悠子

師匠とはいつも ベッタリなんですよぉ。

こうやって、いつも ベタベタしているんです。

こうやって ベタベタすることを許可された唯一の弟子なんです!


 沙織は嬉しそうに前島を見つめた。


如月沙織

そうなんですか。
いつも勇二くんがお世話になってます。


 丁寧に頭を下げた。


前島悠子

……おっ?


 前島は不安になってきた。


 「ベタベタ」をアピールしても、敵はまるで動じていない。


如月沙織

そんなことよりも……。
勇二くん、今日の夜はご予定ありますか?


 沙織は前島なんて眼中になかった。


 前島のアピールなんか気にも留めていない。


 箱入り娘の沙織は 「あれが庶民の取る行動なのだろう」と思っているのだ。


天野勇二

よ、夜か……。
実習が入っているんだ。
勉強もしなくちゃね。


 沙織は悲しそうに目を伏せた。


如月沙織

そうですか……。
今晩、お父様の会社が大きなパーティをするんです。
エスコートをお願いしたいと思ったんだけど……。


 涼太が聞き慣れない単語をキャッチした。


佐伯涼太

(パーティ? エスコート? どこかのお嬢様なのかなぁ)


 と思った涼太は、沙織の「名字きさらぎ」を思い出して「ピーン」ときた。


 さすが天才チャラ男。


 女にだけはカンが鋭い。


佐伯涼太

さ、沙織さんって、もしかして……。
あの 『キサラギ製薬』のお嬢様?

如月沙織

はい、そうなんです。
一応、後継者として勉強中です。


 涼太が「うぐぐ」と呻きながら、天野を睨みつけた。


佐伯涼太

(なるほどね。勇二が天才クソ野郎を隠すワケだ……)


 先ほど天野に、

「28歳の処女、ドブスでデブ、家は借金まみれ、メンヘラ」

 と牽制された理由を察した。


佐伯涼太

(勇二のお母さんは大きな製薬会社に勤めてたね。そこからの繋がりとなれば、 無下むげに扱うこともできない……。僕に押しつけないのも納得だ。この『逆玉』は魅力的すぎるよ。僕も乗ってみたいじゃん……)


 涼太は腕組みをして唸った。


 沙織はスレンダーな清楚美人。


 結婚相手としては最高に魅力的だ。


 しかしこの『逆玉』は、天野の言う通りかなり重い。


佐伯涼太

(……うん。ここはスルーだ。僕はまだ見ぬ沢山の女の子とパコパコしたい。まだ僕という名の名刀を、さやにおさめる時じゃないね)


 涼太は朗らかに言った。


佐伯涼太

いいじゃんいいじゃん!
せっかくの誘いだよ!
勇二もパーティに行っておいでよ!


 天野は心底悔しそうに告げた。


天野勇二

ああ、残念だ。
実習さえなければ、ねえさんをエスコートしたのに。

実に残念だ。
実習さえなければいいんだけど。
ごめんよねえさん。
実習がなければ二つ返事でオッケーだったのにさ。

如月沙織

ううん。気にしないで。
私のワガママだから。
無理を言ってごめんね。

天野勇二

いいんだ。
ねえさんが気にすることじゃないさ。


 天野が慰めていると、テラスの階段を駆け足で誰かが上ってきた。


岡田教授

おっ、天野!
やはりここにいたか。


 天野は驚いて訪問者を見つめた。


 医学部の担当教授である岡田おかだだ。


天野勇二

岡田先生じゃないですか。
俺に用事ですか?


 天野が尋ねると、岡田はすまなそうに告げた。


岡田教授

ああ、実は急用ができてしまってなぁ。
悪いが夜の実習は休講だ。
延期させてくれ。


 天野は青ざめた。

 思わず立ち上がって岡田に詰め寄る。


天野勇二

いやいやいやいや!
岡田先生、実習はやりましょうよ!
いくら払ってると思ってるんですか学費を!?

いや!
学費なんてどうでもいい!
実習をやりましょう!
実習をッ!!!

岡田教授

すまんすまん。
あまり良くないことが起きたんだ。


 天野は恐ろしいことに人の目を見て、ある程度の心理を読むことができる。


 岡田の目を見て「チッ、縁者が死んだのか」と理解した。


 これから葬式か通夜に出かけるのだろう。


岡田教授

そういうことで!
すまんな!


 岡田は素早くテラスから去った。





天野勇二

(まずい……)





 天野の背後から、様々なオーラを感じる。




天野勇二

(これはまずいぞ……)




 夜が暇になってしまった。


 もう断る理由はない。


 「期待」という名のオーラを強く感じる。



 天野は諦めて振り返った。



天野勇二

……ねえさん。
パーティとやらに行くよ。

如月沙織

ありがとうございます!
すごく楽しみです!



 嬉しそうに喜ぶ沙織。


 不満気に頬を膨らませる前島。


 失笑を抑えこんでいる涼太。



 天野はそれらを見つめ、深くため息を吐いた。


この作品が気に入ったら「応援!」

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16,033

つばこ

前島ちゃんと胡桃ちゃんの出会いについては、昨年末に公開した『天才クソ野郎の事件簿24 -TWENTY FOUR-』にて読むことができます。
「天才クソ野郎」で検索すればヒットすると思いますので、お時間ありましたらお読みください!
ちなみに書籍の続刊が発売できたら、
 
「イベントで48時間連続更新したいですね。タイトルは『天才クソ野郎の事件簿48』なので、略して『TKB48』とかにしましょうよ(´∀`*)ウフフ」
 
なんてことも企んでます!
そのために是非とも、双葉文庫より発売中の「天才クソ野郎の事件簿(税抜611円)」を購入してください!お願いします!(久々に宣伝)
 
しかし、前島ちゃんは若干敵を甘く見ていましたねぇ。
このまま28歳の肉食系処女が押し切るのか!?
どうするんだ天野くん!?
とにかくいつもオススメやコメント、本当にありがとうございますヽ(*´∀`*)ノ.+゚

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コメント 306件

  • ねこ

    前島さん、師匠を助けてあげたら、むしろ仲良くなるチャンスじゃね?

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  • rtkyusgt

    まだみかんあったのか(笑)
    定期的に送られてるのかな?

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  • ゆんこ

    天クソ天野くんはきっと思っただろうな…

    作者このやろう…!とwww

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  • すず

    28歳肉食系処女www
    すごい字面www

    でも鬱陶しさを出さないあたり天クソさんマジすごい

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  • ことり

    もともと超お金持ちの家に生まれた人って、
    ちょっとずれてる人多いんだよね…

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