ここまでが『推理編』となります。
次週火曜日から『解決編』に入ります。涼太くんが犯人の名前を高らかに叫びますので、ご期待いただければ幸いです。
トリック自体はややこしいものではなく、殺害方法もビックリするほど単純です。
しかし、なぜ『ゴム』が真実を解き明かすことになるのか、なぜわざわざ涼太くんは『ゴム』を取り出したのか……。
そこまで推理いただければつばこはハッピーです(´∀`*)ウフフ
ではでは、いつもオススメやコメント、本当にありがとうございますヽ(*´∀`*)ノ.+゚
佐伯涼太
よし、それなら現場を調べてみよう。
ただし、ひとつだけ条件があります。
女将は緊張しながら尋ねた。
有坂彩
じょ、条件とは何ですか?
佐伯涼太
僕は『全員が犯人かもしれない』というリスクを背負ってます。
全員で犯行現場に向かってほしいんです。
そして、絶対に妙な行動を取らないこと。
現場にはまだ証拠が残っているかもしれませんから。
村松が納得したように頷く。
村松侑輝
なるほど……。
犯人にとって都合の悪いものが残っているかもしれない、ってことか。
佐伯涼太
その通り。
必ず僕の目の届く場所にいてもらう。
誰かが妙な行動に出れば、空手で鍛えた足技で蹴り飛ばすよ。
君たちだって気をつけたほうがいい。
犯人はとんでもない方法で毒針を振り回すかもしれない。
死にたくなかったら、互いを疑い見張るべきなんだ。
涼太は村松の背中を押し、全員が殺害現場に向かうよう催促した。
背後を取られることも危険。
涼太はしんがりを務めるつもりだ。
佐伯涼太
ほら、行った行った。
金本玲子
ほ、本当に私たちも行かなきゃダメですか?
メガネの金本が怯えたように尋ねる。
涼太は爽やかに頷いた。
佐伯涼太
ダメだね。
集団行動は厳守しなきゃ。
君だって僕が犯人かもしれないって不安でしょ?
僕が変な行動に出ないように見張りなよ。
涼太は全員を説得し、殺害現場まで歩かせた。
全員がスリッパの「ペタペタ」という足音をたてて進む。
涼太はくどいほどに念を押した。
佐伯涼太
僕の視野は広いんだ。
30人程度の飲み会なら全員のグラスの量を把握できる。
おかしな行動を取ればすぐにわかるからね。
涼太はゴム手袋を装着し、殺害現場のリビングに立った。
壁際に簡易的な
佐伯涼太
女将さん、このキッチンは結構使うの?
有坂彩
こちらはお客様がよく利用される程度で、あまり私は使いません。
佐伯涼太
なるほどね。
料理などは別の場所で作るワケだ。
涼太は頷きながら山根の死体を見つめた。
佐伯涼太
さてと……。
死体を調べてみますか。
生唾を飲み込み、喉の奥をゴクリと鳴らせる。
膝は小刻みに震え、口の中はカラカラ。
平静と余裕を装っているが、涼太としても緊張しているのだ。
佐伯涼太
(ああ、コワイよぉ。死体なんてもう見たくないってのに)
大きく深呼吸し、気合を入れ直す。
佐伯涼太
(……だけど、ここで僕が動かないと、誰かが死んじゃうかもしれないからね)
全員の動きを把握しながら、死体を調べ始めた。
可能な限り死体に触れぬよう、慎重に調べる。
佐伯涼太
うーん……。
村松くん、ちょっと来てくれない?
村松がおずおずとやって来た。
顔はもう真っ青だ。
必死に吐き気を堪えている。
村松侑輝
ど、どうした……?
佐伯涼太
山根くんの体は虫刺されみたいな傷が多いね。
村松くんならどんな傷かわかるかな?
村松侑輝
ある程度は……。
体に傷ってことは、 毒針で刺された可能性を考えているのか?
佐伯涼太
女将さんの話が真実ならね。
剣山トラップの件もあるし、毒を盛られたのでなければ、次に考えるべきは刺された可能性だよ。
これはどうだろう?
涼太は山根の指の刺し傷を指さした。
村松侑輝
これは恐らくクラゲだな。
前に見たことがある。
新しい傷ではないな。
佐伯涼太
じゃあこれは?
村松侑輝
これも最近の傷じゃない。
たぶんアブだな。
佐伯涼太
ふぅん……。
上半身は異常なさそうだね……。
涼太は地面に這いつくばってみた。
床の上、キッチンの隙間を見る。
置かれているのはゴキブリ用の殺虫剤だけ。
光るものも、針らしきものも見当たらない。
佐伯涼太
床には何もないね。
あとは足か。
……おや?
左脚のスネ、外側の部分にほんの僅かな傷がある。
佐伯涼太
村松くん、これも虫かな。
村松は机の下に入り、涼太と同じように左スネの外側を見つめた。
村松侑輝
これは……なんだろう?
刺された傷っぽいが……。
佐伯涼太
微かに引っ掻いたような跡もあるね。
つい最近の傷って感じだ。
虫刺されじゃない可能性が高いかな?
村松は少し思案して頷いた。
村松侑輝
真新しい傷だし、妙に黒ずんでいる。
虫や魚ではなさそうだな。
佐伯涼太
そうだね。
これはクロいね。
涼太は木製のテーブルの裏を探った。
山根はテーブルの左端にいる。
山根の右隣は村松。
正面にメガネの金本。
右斜め前に短髪の遠藤がいたことになる。
涼太はテーブルの裏には何もないことを確かめると、村松に尋ねた。
佐伯涼太
女将さんが立っていたのは、どこかな?
村松侑輝
女将さんは……。
あの辺りだ。
村松は机から2メートルほど離れた場所を指さした。
場所的に遠藤の後方になる。
佐伯涼太
5人で会話している時、誰かがテーブルの下でごそごそしている様子はなかった?
大きくもない4人用のテーブルだ。
妙な行動に出れば気づくだろう。
村松は首を横に振った。
村松侑輝
何もなかったと思う……。
全員がお茶を飲み、普通に話していたよ。
全員の両手もテーブルの上にあったはずだ。
佐伯涼太
むぅ……。
そうなんだ……。
涼太は山根の正面を見つめた。
そこに台所がある。
佐伯涼太
台所に細工は……うーん。
わからないなぁ。
何か細工されていたのか。
何か痕跡があったのか。
何ひとつ判断できるものは見つからなかった。
最後にお茶が入っていたカップに異常が見当たらないことを確かめると、涼太は白旗を上げた。
佐伯涼太
……ダメだ。
僕にはわからないや。
玄関まで戻ろう。
涼太の声に村松たちは落胆しながら従った。
有坂彩
やはり、警察が来るまで、ここで待つしかありませんか……。
女将が辛そうに言った。
佐伯涼太
スネに妙な 刺し傷があったけど、あれが致命傷といえるのか、確かなことはわからないですからねぇ。
現場には 『毒針』みたいなものはありませんでしたし。
村松侑輝
針か……。
それなら あれはどうだ?
村松が何かを閃いた。
村松侑輝
有名な『少年漫画』のミステリー物に、麻酔針を飛ばす『腕時計』があったじゃないか。
強力な毒針をプシュと飛ばす、ってのはどうだ。
涼太は呆れながら答えた。
佐伯涼太
せやかて村松くん、腕時計なんて、この中では僕しかしてないよ。
それに肝心の 『針』が見つかっていない。
床には落ちてないし、山根くんの身体にも残っていなかった。
それとも君たちの誰かは、床に落ちた針を回収するような動きをしていた?
村松は即座に首を横に振った。
村松侑輝
いや、そんな素振りは誰も見せなかったな……。
佐伯涼太
それが真実なら、針を飛ばした可能性は低そうだ。
現場に針を飛ばす『装置』の痕跡は残っていなかったし。
呆れるほど手がかりが存在しないよ。
金本がオドオドしながら口を開いた。
金本玲子
あの、ここまで痕跡がないということは、もしかして、山根さんは『自殺』だったんでしょうか……?
佐伯涼太
うーん。
その可能性もあるね。
殺人だと見せかけた自殺か。
その場合、 『司法解剖』をすれば何かわかるものなのかなぁ……。
涼太は思案しながら全員に尋ねた。
佐伯涼太
もう
山根くんが死んで得をする人間がいたのかな?
村松が少し悩んだ瞳で遠藤を見つめた。
村松侑輝
俺はない、と思うんだが……。
遠藤は慌てて首を振った。
遠藤真奈
わ、私もありません!
金本が少し強い口調で言った。
金本玲子
でも、山根さんが遠藤さんに惚れていたのは、みんな知ってるわよ。
涼太はぼんやり村松に尋ねた。
佐伯涼太
そうなの村松くん?
村松侑輝
う、うん、まぁ……。
ちょっと言いにくそうに答える。
村松侑輝
俺と遠藤が付き合っていることは、部員には内緒だったんだ。
山根は確かに遠藤にちょっかいを出しているという噂はあったが……。
遠藤は怒ったように叫んだ。
遠藤真奈
侑輝さん!
私と山根さんは何でもないってば!
信じて!
村松侑輝
も、もちろん信じてるさ……。
遠藤真奈
その目は信じてない!
信じてよぉ!
金本玲子
酷い言い訳よね。
本当は何かあったんじゃないの?
遠藤真奈
ちょっと金本さん!
さっきから変なこと言わないで!
涼太は半眼で言い争いを始めた3人の男女を見つめた。
天才クソ野郎ほど優秀な瞳は持っていない。
だが、男女問題については、涼太のほうがよく把握できる。
佐伯涼太
(3人とも ウソを吐いてるね。村松くんは浮気を疑ってる。実際に遠藤さんは浮気をしてそう。金本さんはそれを恨んでる感じもする……)
チラリと女将を見つめる。
3人の言い争いを止めるべきか迷っているようだ。
この女将だって実は山根と関係があり、恨みを持つ理由があったのかもしれない。
佐伯涼太
(まいったね。そんなことを考えると、誰が殺してもおかしくなさそうじゃん)
涼太は頭をボリボリかきながらため息を吐いた。
犯人の正体は不明。
動機も不明。
殺害方法も不明。
殺害時の目撃者はいない。
凶器の見当はつかない。
厳密にいえば、死因ですら定かではない。
何もかもがはっきりしない。
確定しているのは、 『死体』がある、という事実だけだ。
佐伯涼太
(はぁ……。これは間違いなく、僕は何かを『見落としている』んだろうねぇ……。殺された以上、犯人も凶器も存在するはずなんだから。むしろそれが見つからないと、警察が『捜査』してくれるか疑問だよ)
現在の状況では殺人の立証が難しい。
証拠不十分で不起訴になる可能性も高い。
おまけに山根が死んだ時、 「誰も犯行に及んでいなかった」という目撃証言が4つも揃うことになるのだ。
警察はこれを 『事件』として扱うのだろうか。
涼太はそこでふと疑問に思った。
佐伯涼太
(うん? じゃあ、なんで 『殺人事件』って話になったのかな?)
涼太は首を傾げた。
何か違和感がある。
佐伯涼太
……ねぇ、僕がここに来ることを、皆は知らなかったよねぇ。
言葉に出しながら、違和感の正体を探る。
佐伯涼太
なんで山根くんが『殺された』って、わかったの?
村松は呆れたように答えた。
村松侑輝
そりゃ、お茶を飲んだからだろ。
佐伯涼太
お茶は全員が飲んでたじゃん。
村松侑輝
お茶を飲んで……。
村松が記憶を辿りながら呟いた。
村松侑輝
山根が突然苦しんで、『殺された』と言ったから……。
涼太の目が「カッ」と開いた。
佐伯涼太
そうか……!
だからこれは『殺人事件』になってるんだ。
それが犯人の仕掛けたトリックの正体だったんだ。
涼太は興奮しながら村松に尋ねた。
佐伯涼太
ねぇ村松くん、山根くんに目立った外傷はなかった。
もし山根くんが 『殺された』と言わなかったら、君はどうしていたかな?
村松も何かに気づいたように口を開いた。
村松侑輝
山根の『病死』を疑うな。
山根に 心臓発作、もしくは脳梗塞が起きたと考えるかもしれない。
涼太は大きく頷いた。
佐伯涼太
犯人の狙いは それだよ。
山根くんのダイイングメッセージがなければ 『殺人事件が発生した』ということにはならなかったんだ。
だって、誰も殺害するような行動をしていない。
凶器も見つかっていない。
つまり『事件性』が皆無なんだ。
事件にならなければ警察は捜査なんかしない。
犯人なんか探さない。
司法解剖だってされない。
遺族が病理解剖を望むかもしれないけど、その確率はかなり低い。
ほぼ間違いなく、 変死か病死として処理されただろうね。
涼太はお茶のペットボトルを指さした。
先ほど自販機で購入したものだ。
佐伯涼太
でも、山根くんはお茶を飲んだタイミングで死んでしまい、ダイイングメッセージまで残した。
さらに僕というイレギュラーな『探偵役』が登場した。
結果、犯人は殺害の痕跡を隠せなかった。
自販機の『殺人トラップ』が見つかったようにね。
犯人としては想定外のシナリオのはずだよ。
短髪の遠藤が涙目で訴えた。
遠藤真奈
そ、それが重要なことなんですか?
佐伯涼太
重要だよ。
犯人は 山根くんを変死、もしくは自然死と見せかけて殺害することを狙っていたんだ。
だからこそ、この場で殺人事件は発生したんだ。
事件性がないことを強調するために、あえて君たちの前で殺害してみせたのさ。
遠藤真奈
じゃ、じゃあ、犯人は一体、誰なんですか……?
涼太は困ったように肩をすくめた。
佐伯涼太
あはは、そこまではわからないから情けないね。
でも、何となく犯人の正体が見えてきた気がするよ。
涼太は堂々と言い放ちながらも、内心は激しく困惑していた。
犯人の狙いは理解できた。
確かに『この場』でなければ成立しないトリックだ。
犯人は衆人環視の中で殺害し、その仕草を他のメンバーに一切見せなかった、ということだ。
佐伯涼太
(問題なのは、その『
山根の遺体で怪しい箇所といえば、左スネ外側にあった刺し傷。
自販機にあったトラップのように、謎の毒薬を針に塗って刺したのかもしれない。
だが、その方法がまるで思いつかない。
佐伯涼太
(はぁ、針ねぇ。そういえば昔、僕も勇二に『バーローみたいな注射針を飛ばす武器』が欲しいって、おねだりしたっけ……)
実は涼太は昔、麻酔針を飛ばす武器を作らないかと、天野に提案したことがあった。
天野は涼太の提案を鼻で笑っていた。
天野勇二
あんな一瞬で昏睡する麻酔針なんて存在しない。
あるとしたら『麻酔銃』だぞ。
そんな物を使うなら、俺様のメスで切り裂いたほうが手軽で脅威だな。
佐伯涼太
僕はメスなんか振り回せないもん。
麻酔針みたいな武器が欲しいよ。
天野勇二
針は現実的じゃないんだ。
お前はナイフの 『刃』の部分だけがあったら武器になると思うか?
涼太は素直に首を横に振った。
佐伯涼太
それじゃナイフにならないって。
持ったら怪我しちゃうよ。
天野勇二
そうだ。
当然ながらナイフにも 『グリップ』が必要だ。
毒針も同様さ。
腕時計のような発射台。
吹き矢のような棒。
古い推理小説でいえば、無数の針を突き刺した 『コルク玉』ってところかな。
つまり 『土台』があってこそ針は真価を発揮する。
『土台』のない毒針なんて、自分の手を傷つけてしまい危険なだけさ。
佐伯涼太
うーん。
なるほどねぇ。
吹き矢なんか取り出すヒマがあれば蹴ったほうが早いね。
天野勇二
そういうことだ。
お前は『ゴム』を山ほど持ち歩くんだから、それで戦えよ。
佐伯涼太
ゴ、ゴムで戦えるのはベッドの中だけじゃん!
天野勇二
クックック。
わからんぞ。
ゴムだって使いようによっては凶器になるんだぜ。
涼太は天野とのやり取りを思い出しながら、尻ポケットに入った5個のスキンを優しく触った。
スキンを用いた凶器を天野から色々と教わったが、どれも準備が必要で、実戦向きといえるものではなかった。
佐伯涼太
(この事件にゴムは関係ないね。針で刺されて穴が空いたら使い物にならないし……。もし使い物になるとすれば……。)
その時、涼太の頭の片隅を何かが横切った。
スキン。
毒針。
左スネの傷。
どこかに存在するはずの凶器。
身体検査をしても見つからない。
いや、見つからなかったのではない。
目の前にあったのに見落としていたのだ。
佐伯涼太
……そうだ。
涼太はゴムをひとつ取り出した。
佐伯涼太
これだ……。
これなら 『殺すこと』ができるじゃん……。
僕はこのことを見落としていたんだ……。
そうなると、山根くんを殺したのは 『あの人』ってことになるんだね……。
村松が
村松侑輝
ど、どうした?
何かわかったのか?
涼太はにやりと不敵な笑みを浮かべると、その場の全員に告げた。
佐伯涼太
僕ちゃん、わかっちゃった。
山根くんを殺した犯人、わかっちゃったよ。
全員が驚愕の表情で涼太を見つめる。
涼太は自慢気にスキンを取り出し、ヒラヒラと見せつけた。
佐伯涼太
……と言っても、正確には誰が犯人なのか、まだわからないんだよね。
村松侑輝
え、えぇ?
今、わかった、って言ったじゃないか!
どっちだよ!?
佐伯涼太
うぷぷ、そんなに焦らないでよ。
なんと今から、 この『ゴム』が犯人を教えてくれるんだよ。
ゴムは優秀なんだよ?
殺人事件の犯人を教えてくれるんだからね。
村松侑輝
はぁ!?
なんでそれが犯人を教えるんだよ!
お、お前、頭大丈夫か!
佐伯涼太
大丈夫に決まってるじゃん。
ふふっ、天才クソ野郎の力を借りずに事件解決だよ。
こいつは僕の大金星だね。
涼太はスキンを掲げた。
自信たっぷりに言い放つ。
佐伯涼太
さぁ、今からゴムが真実を解き明かしちゃうよ?
犯人さん、誰なのか知らないけど、心の準備はいいかな?
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ここまでが『推理編』となります。
次週火曜日から『解決編』に入ります。涼太くんが犯人の名前を高らかに叫びますので、ご期待いただければ幸いです。
トリック自体はややこしいものではなく、殺害方法もビックリするほど単純です。
しかし、なぜ『ゴム』が真実を解き明かすことになるのか、なぜわざわざ涼太くんは『ゴム』を取り出したのか……。
そこまで推理いただければつばこはハッピーです(´∀`*)ウフフ
ではでは、いつもオススメやコメント、本当にありがとうございますヽ(*´∀`*)ノ.+゚
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刺激が強い作品が掲載されています。