「広い」英語・使い分け
「広い」という意味には、いくつか類義語(synonym)が存在します。
その中でもTOEICでも出てくる【wide, broad, extensive, large, roomy, spacious】の6つの英単語について、TOEICで使われる意味や使い方またどのような違いがあるのかを詳しく紹介していきます。
フィリピン講師によるオンライン英会話サービス【Everyday English】wide:幅が広い
(片側から反対側までの幅が)広い。
(知識や範囲の幅が)広い
<例文>
・The doorway is 2meters wide.
その玄関口は幅2メートルも広い。
(doorway:玄関口)
・He frequently takes a photo by his camera with a wide angle lens.
彼は広角なレンズのカメラで頻繁に写真を撮っている。
(frequently:頻繁に、take a photo:写真を撮る、angle:角度、lens:レンズ)
wide は端から端の幅が広いというニュアンスを持ちます。
また、wide は何かしらを計測する時にも使用されます。
broad:幅が広い
(片側から反対側までの幅が)広い。
(知識や範囲の幅が)広い
<例文>
・The boutique has a broad selection of bags.
その女性用の洋装店はカバンを幅広く取り揃えている。
(※boutique:女性用の衣服や装備具などを売る小規模な洋装店)
・His stomach is very broad.
彼のお腹はとても幅広い。
(stomach:お腹)
broad も「wide」と同様、端から端の幅が広いというニュアンスを持ちます。
extensive:サイズ・面積が広い
(モノのサイズや面積、スケールが)広い、でかい
(程度や度合いが)広い、膨大な、広範囲にわたる
<例文>
・The typhoon caused extensive damage.
その台風は膨大な損害を引き起こした。
(typhoon:台風、cause:引き起こす、damage:損害)
・There are many cows in this extensive farm.
この広大な農場の中にはたくさんの乳牛がいる。
(cow:乳牛、farm:農場)
extensive はスケールや度合いなどが「でかい」「膨大な」というニュアンスを持っています。
large:サイズ・面積が広い
(モノのサイズや面積、量などが)大きい、広い
<例文>
・This t-shirt is only available in large and medium size.
このTシャツは大きいサイズと中間のサイズのみご利用できます。
(※available:利用できる、medium:中間の)
large はモノのサイズや数、量などが平均より大きいというニュアンスを持っています。
roomy:空間(スペース)が広い
(建物や部屋などの空間が)広い、広々としている
<例文>
・We should choose an office that is roomy and with big windows.
私たちは大きな窓付きの広々としたオフィスを選ぶべきである。
(※choose:選ぶ)
roomy は建物や部屋などに十分な空間(スペース)がある時に「広い」「広々とした」という意味として使用される英単語です。
spacious:空間(スペース)が広い
(建物や部屋などの空間が)広い、広々としている
<例文>
・There are a lot of training machines in this spacious gym
この広々としたジムの中にはたくさんのトレーニング用のマシーンが置いてある。
(※machine:マシーン)
spacious は「roomy」と同様、建物や部屋などに十分な空間(スペース)がある時に「広い」「広々とした」という意味として使用される英単語です。
wide / broad 違い
「wide」と「vroad」は「幅が広い」という意味で同じになります。
wide
端から端までの「幅の広さ」を指します。
また、wide はモノを計測する時に「広い」という意味で用いられるため、詳細な幅の広さというようなニュアンスがあります。
broad
端から端までの「幅の広さ」を指します。
また、wide と比較すると、broad の方が詳細というよりむしろ大体の幅の広さというニュアンスが強くなります。
この2つの英単語の違いに関しては、wide の方が broad よりもより詳細な幅の広さを指します。
また、broad の方が wide より少し堅い表現になります。
extensive / large 違い
「extensive」と「large」は「サイズ・面積が広い」という意味で同じ意味になります。
extensive
そのモノのサイズやスケールが「でかい」「膨大な」というように規模の大きさを指すことが多いです。
large
モノのサイズや量が平均以上に「大きい」というようにニュアンスが強いです。
そのため、日常でも「ラージサイズ」というように「ノーマルサイズ」の1つ上のサイズとして用いられることが多いです。
この2つの英単語の違いに関しては、extensive は規模感での広さを指すことが多いですが、large は平均のサイズより上というニュアンスが強くなります。
roomy / spacious 違い
「roomy」と「spacious」は「空間(スペース)が広い」という意味で全く同じになります。
roomy
建物や部屋などの空間(スペース)が「広い」「広々としている」というニュアンスが強いです。
また、spaciousと比較すると、roomy の方がどちらかと言うと日常的に使用される単語です。
spacious
建物や部屋などの空間(スペース)が「広い」「広々としている」というニュアンスが強いです。
この2つの英単語の違いに関しては、roomy の方が spacious よりも口語的に表現されるという点です。
まとめ
【wide + something】:幅の広い(something)
【broad + something】:幅の広い(something)
【extensive + something】:(something)のスケールがでかい
【large + something】:平均より大きな(something)
【roomy + something】:(something)の空間が広々としている
【spacious + something】:(something)の空間が広々としている
以上で、「広い」という意味を持つそれぞれの英単語に関するニュアンスの違い、使い分けに関する説明は終わりになります。最後まで読んでいただきありがとうございます。
ミチバブログでは、それぞれ似た意味を持つ英単語同士のニュアンスの違いや使い分けに関する情報を発信しておりますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
また、フィリピン講師によるオンライン英会話サービス【Everyday English】を運営しているので、英会話スキルを身につけたいという方はこちらを参照ください!!
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