正木アナウンサー「まず出迎えてくれるのが、こちらのまるちゃんのフィギュアです。初期のアニメのオープニングの背景で、まるちゃんと一緒に写真を撮ることができるんです」
高知市の横山隆一記念まんが館で開かれている「ちびまる子ちゃん展」。
アニメ化30周年を記念したこの展示会はアニメのセル画や原作者のさくらももこさんの直筆の脚本など約350点を紹介しています。
こちらは参観日に来たまる子の父・ヒロシが突然、先生に指名され、授業の感想を求められた時の一コマです。親子ともどもショックを受けるほど嫌がっている様子が笑いを誘います。
こちらはまる子の同級生の大野君と杉山君、自称「宇宙最強のコンビ」です。仲の良い2人ですが、手をつなぎ見つめ合うシーンは意外と貴重なんだとか。
また1990年のアニメ第1話のエピソードをジオラマで再現したものも。お母さんがもらってきた1冊のノートを取り合い大げんかをする、まる子とお姉さんにお母さんも思わずあきれ顔です。
このほか会場ではアニメとなって動くまる子たちを初めて見たときのさくらももこさんのコメントも読むことができます。
正木アナウンサー「こちらがアニメ化15周年を記念して作られたイラスト付きの切手です。そしてその下にあるのがさくらももこさん直筆の原画です。温かいタッチでまるちゃんたちの住む世界が描かれています。さらにその下を見てみると、さくらももこさんのコメントが寄せられています。『初めてちびまる子ちゃんのアニメを試写会で見た時私は感動して涙が止まりませんでした。自分が描いたキャラクターが動き、喋り、命を吹き込んでいただいたんだなあという感動はとても言葉ではお伝えすることができません』このコメントからさくらももこさんのアニメに対する強い思いが伝わってきます」
ほかにもキャラクターたちの背の高さや顔の大きさなどを細かく設定した資料や、さくらももこさん直筆のまる子の祖父・友蔵の「心の俳句」コーナーも。
「孫よりもうまくできない我が俳句」
「パンツから帽子に変身 これいかに」
正木アナウンサー「会場にはさくらももこさんが愛用していた日用品も展示されています。直筆のイラストが描かれたミラーや空き箱をリメイクして作られた宝箱などさくらももこさんの自宅やアトリエをのぞき見しているような気持ちになります」
(兵庫から)来場客「さくらももこさんのことも好きなので、アニメだけじゃなくて本当に作ってるっていうところも見えたりしてるので、こういう展示会に来られて嬉しかったです」
来場客「今風にアレンジしてるのも昔の画像を見て違いが分かったので、これからそういうのも見て(アニメを)楽しみたいなと思いました」
「ちびまる子ちゃん展」は高知市文化プラザかるぽーと内にある横山隆一記念まんが館で11月28日まで開かれています。