【同日同時刻・歌舞伎町のホストクラブにて】
メグにゃん「……でさぁ、酷いと思わない?」
翔「それは酷いね」
メグ「いくら仲人のためだからってさぁ、私を披露宴に呼ばないってなくない? だってWデートを誘ったのは私じゃん? 私だって仲人でもよくない? アイツってばWデート以降ガン無視。何がいけなかったっていうのよ…。マジわかんない。いい男だったのになぁ」
翔「そんなにいい男だったの?」
メグ「うん。写真あるから見てよ」
翔「どれどれ、へぇ…。確かにイケて……あれ?」
翔「(こ、これ! 『龍さん』じゃん! 龍さんマジイケメン!)」
メグ「マジ最低だよ。こんな男死ねばいいし」
翔「……いや、違う。この人は悪くない」
メグ「はぁ? じゃあ私が悪いの?」
翔「当たり前だ。いつか歌舞伎町で天下を獲る御方だぞ」
メグ「はぁ?」
翔「俺、この人なら抱かれてもいい」
メグ「はぁぁぁ!?」
(おしまい)