一般社団法人日本メタバース協会(”Japan Metaverse Association(JMA)”)はメタバース(インターネット上で広がる三次元の仮想空間)技術及び関連サービスの普及とともに、健全なるビジネス環境及び利用者保護体制の整備を進めることで、我が国の産業発展に貢献することを目的に、2021年12月に設立する予定です。
具体的には、本協会が内外の情報を収集し、また情報を発信する起点となればと考えています。そしてメタバースに関係する企業や個人が会員となり、情報交換、場合によっては協力しあうことで、シナジーが生まれ、わが国が『メタバース先進国』となることに資することを目指しています。
代表理事ご挨拶
日本を「メタバース先進国」に
2021年はメタバースが大いに注目された年でした。メタバースはインターネット上で広がる三次元の仮想空間のことですが、IT業界を中心にバズワードとなり、参入を表明する企業が次々に現れています。
しかしながら、わが国においてはメタバースについておおまかなイメージがつく人は多いものの、メタバースで何ができるかを理解している人は少ないというのが現状です。これはメタバースを支えるブロックチェーンやNFT(Non Fungible Token)の技術を理解している人が少ないこと、技術を理解していてもそれをビジネスに展開することは簡単ではないということが背景となっています。加えてネット上にあるメタバースビジネスに関する情報はほとんどが英語で日本語のものはほとんどない、という現実もあります。
メタバースの中でも人や企業によって経済活動が行われ、人々は自分の分身であるアバターを通して交流することができます。そして土地の売買や貸し借り、さらに建物をつくってライブやオークションなどのイベントを開催することも可能です。つまり、メタバースの中ではリアルの世界と同様に様々なビジネスチャンスがあるのです。
一般社団法人日本メタバース協会は、今後は国内外の関係者と積極的にコミュニケーションをとり情報収集に努める予定です。そして本協会がわが国における情報やアイデアの集積地となり、国内外の個人、企業、団体などがつながるきっかけ、つまり架け橋となることからスタートして、わが国が「メタバース先進国」となることを目指しています。
一般社団法人日本メタバース協会
代表理事 大 西 知 生
代表理事プロフィール
大西知生 経済学博士
慶應義塾⼤学経済学部卒 東京銀⾏(本部、フランクフルト支店)、JP モルガン銀⾏、モルガン・スタンレー証券、ドイツ銀⾏グループ等を経て、2018年1⽉よりFXcoin株式会社 代表取締役社長。
2017年まで東京外国為替市場委員会副議⻑としてスイス・バーゼルで開催されたBIS Market Committee、Global FX Committee等、わが国を代表しての国際会議への出席多数。タイ中銀等アジアの中央銀行における市場委員会設立をサポート。
現在 一般社団法人日本暗号資産取引業協会 理事、日本金融学会 会員
著書に「FX取引の王道−外貨資産運⽤のセオリー」(⽇本経済出版社)