「そ、流行ってるから有線してんの。AirPodsのケース4回失くしたから…じゃないんだからね」(Washington Post、Seung Min Kim記者)
ネックレスの重ね付け感覚らしい。
がんばるのがダサいと感じ、ダサいのがおしゃれと感じるZ世代の間で、Y2K風のコード付きイヤホンがまた流行ってます。
コロナでお家時間が長くなり、ファッションも人目よりまず自分がラクであることが大事と感じる今日この頃、へッドフォン界隈にもそのトレンドが出てきているんでしょう。なんか最近はリリー・ローズ・デップ(ジョニー・デップの娘)も有線イヤホンぶらさげて出歩いてるし、ゾーイ・クラヴィッツもクリステン・スチュワートも有線。ひとりやふたりなら「ワイヤレスイヤホン落としたんだな…」って思うけど、こうも増えると、明らかにファッションステートメントというわけです。
人気の理由を探っていくと、レトロ&ローファイ&コージーな見た目以外にも、次のような理由が挙げられるようです。
・ホーム下や下水溝に落とす心配がない。
・充電の心配がない。
・話しかけられる心配がない。
・安い。
・ネックレスの重ね付けコーデの心配がない。
・実用も兼ねてレトロアイテムを加えられる。
・電波の心配がない。
この最後のは「へ?」となりますが、Bluetoothも電波といえば電波。脳にも近いし、科学的根拠は不明だけど、単に心配なんでしょね。
AppleのAirPods発売は今をさかのぼること5年前の2016年。2019年の暮れにはスーパーモデルのベラ・ハディッドがApple最安の有線イヤホンEarPodsを装着してアトランタ国際空港に颯爽と降り立つ姿がVOGUEにフィーチャーされました。やっとZ世代もハディッドに追いついたってことなのか…。
Instagram(インスタグラム)には有線イヤホン美女を紹介する@WredItGirlsというアカウントもできました。アイコンはもちろん、ベラ・ハディッドです。
『イカゲーム』のチョン・ホヨンも有線イヤホン美女
もっとも今回のブームはインスタというよりTikTokが火付け役でありまして、特にインフルエンサー@TheDigitalFairyさんの解説動画は再生回数240万回を記録しています。
「Z世代のほうがミレニアム世代よりレコード買ってる。これも同じよ」と語る@TheDigitalFairyさん
映え疲れで、Z世代がTikTokに流れてる波を感じますね。