幼稚園7園でウエルシュ菌による食中毒・給食の業者に3日間の一部営業停止 長野市保健所
SBC信越放送2021年12月10日20時32分
長野市と白馬村にある7か所の幼稚園で給食を食べた園児など149人が、「ウエルシュ菌」が原因の食中毒になりました。
長野市保健所は、給食を製造した業者に対し、きょうから3日間、営業の一部停止を命じました。
食中毒の原因となったウエルシュ菌。
熱に強く、食品を大釜で大量に加熱調理したあと適切に冷却せず放置すると、40度から50度まで下がったときに芽胞(がほう)と呼ばれる細胞が増殖して食中毒の原因となります。
給食を製造したのは、長野市篠ノ井のデリクックちくまで、今月1日、長野市と白馬村にある7か所の幼稚園に提供した給食の「鶏と野菜のコンソメ炒め」を食べた園児や職員149人が、腹痛や下痢といった食中毒の症状を訴えました。
長野市保健所によりますと、49人が医療機関を受診し、現在は全員が回復しています。
長野市保健所は、食中毒の原因を「ウエルシュ菌」と断定し、デリクックちくまに対し、きょうから3日間、営業の一部停止を命じました。
デリクックちくまは「このような事態を起こしてしまい深くお詫び申し上げます。
衛生管理を強化徹底し再発防止に取り組んでいきます」とコメントしています。