HIS、子会社で不正受給の疑い=GoToトラベル、調査委設置
旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)は9日、政府の観光支援事業「Go To トラベル」をめぐり、子会社2社で給付金の不正受給が疑われる取引が見つかったと発表した。HISは弁護士を交えた調査委員会を8日に設置し、実態解明に着手した。
問題の取引が見つかったのは、ジャパンホリデートラベル(大阪市)とミキ・ツーリスト(東京)。両社では、宿泊していないにもかかわらず、宿泊した前提でトラベル事業の給付金を受け取ったとみられる事例が発覚した。HISには、両社から今月1日までに報告があったという。
不正受給が疑われる金額など問題の取引の詳細について、HISは「調査中のため答えられない」(広報)と説明している。13日に予定している2021年10月期連結決算の発表を延期する可能性もあるという。
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