2021年08月11日公開
2021年08月11日更新
青の祓魔師は休載で打ち切り?連載休止の理由・期間や再開時期を調査
2009年から「ジャンプスクエア」に連載されている漫画「青の祓魔師」(略称:青エク)。作者・加藤和恵の代表作であり同誌を代表する人気作品でもあります。ところが、連載13年目を迎えようとしていた矢先、突然休載が発表されたのです。ファンの間では驚きとともに打ち切りかも?という不安の声も聞かれました。この記事では、青の祓魔師の青の祓魔師の休載・打ち切り問題にスポットを当て、休載の理由や期間、そして再開時期を徹底調査しわかりやすく解説していきます。
青の祓魔師とは?
青の祓魔師(青エク)の概要
加藤和恵による漫画作品「青の祓魔師」(略称:青エク)。悪魔を題材としたダーク・ファンタジー作品となっていますが、これは集英社の月刊漫画雑誌「ジャンプスクエア」2008年9月号に掲載された同じ作者の読切漫画「深山鶯邸事件」を原案としています。
青の祓魔師は「深山鶯邸事件」掲載の翌年2009年にジャンプスクエア5月号に登場、以降12年余りにわたり連載が続けられてきましたが、2021年9月号から休載することが発表されました。この休載の詳細については後述します。
また、メディアミックスとしては、テレビアニメのほか、劇場版アニメ、ヴォイスコミック、小説、WEBラジオ、舞台上演と様々な分野への展開がなされています。さらに、スピンオフ作品「サラリーマン祓魔師 奥村雪男の哀愁」がジャンプスクエアとジャンプSQ.19で連載されました。この作品では、青エクの主人公奥村燐の弟・雪男を中心に描かれています。
青の祓魔師(青エク)のあらすじ

悪魔の王・魔神(サタン)と人間の間に生まれた双子の兄弟、奥村燐と雪男。神父で祓魔師の藤本獅郎に保護され彼の修道院で育ちました。15歳になった燐を虚無界へ連れ去ろうと魔神が出現。この時藤本が身を挺して守ってくれたおかげで、燐は難を免れることができました。しかし恩人の藤本を亡くして失意のどん底に堕ちる燐。やがて燐は魔神を倒すことを誓い、自身の力で立ち向かっていくのでした。
青の祓魔師は休載で打ち切り?休載期間はいつまで?
ここからは、本題である青の祓魔師の休載や打ち切りの話題に移っていきます。衝撃の青エク休載が発表されてから暫く経ちました。SNSでは休載だけではなく打ち切りでは?と危惧する声もチラホラ聞かれ始めています。
この記事ではその休載や打ち切り説の真偽を検証していきますが、まずは巷で囁かれている休載理由を整理してみましょう。
休載理由①コミカライズの新連載
休載理由としてまず挙げられるのは、作者・加藤和恵が今後半年間にわたってコミカライズの新連載をするからというもの。新連載とは、小野不由美の小説「営繕かるかや怪異譚」を原作とした6編のホラー漫画のことを指しており、ジャンプスクエア10月号より6回連続で連載されることになっています。また、それに合わせるように、青の祓魔師は9月号より休載期間に入ることが発表されました。
これを知ったファンからは不満の声が上がりました。「青の祓魔師が未だ完結していないのに休載して他の新連載をするなんてどうなの?」という厳しい意見もSNSで散見されるようになります。ただ一部のファンからは別の意見も出てきます。それは、「新作のためだけに青エクを休載するのはいくら何でもおかしい、何か別の理由があるのでは?」というものでした。
そんな時、作者・加藤和恵がツイッターに今回の休載期間についてコメントを投稿。それによると、青エクは今すごく面白いところなので本当は休載せずに2作同時に連載したかったそうです。でも、体がもたないので無理せずに青エクを休載することにしたとのことでした。
実は、加藤和恵は今年2月にも青エクを休載していたことがありました。作者のツイッターでのコメントを考え合わせますと、休載は長年の連載で溜まった体の疲労が原因と言えるかもしれません。
休載理由②スランプに陥っている
2009年に連載が開始された青エクこと青の祓魔師。コミックスは27巻まで刊行されています。休載の理由として多くの人が指摘しているのは、作者がスランプに陥っているというものです。
続きのストーリーを考えるのに苦慮していて読者を惹きつける展開が思い浮かばない、しかし漫画は描き続けたいので大好きな小野不由美の作品のコミカライズを編集部に提案したと、具体的なストーリーを思いめぐらせている人もいます。これはあながち妄想ではなく、現実にあり得る休載の理由かも知れません。
休載理由③作者が飽きて打ち切りしたくなった?
青エク休載の理由その3は、作者の加藤和恵が青の祓魔師の連載に飽きて打ち切りしたくなったというものです。2009年に始まった連載も、もうすぐ13年目に突入します。奥村兄弟の確執も再三描いてきたので、これ以上モチベーションを維持するのが難しくなった、そこへ編集部が新連載の企画を提案してきたのでそれに乗ったというのが打ち切り説です。
漫画ベルセルクを20年以上にわたり連載し続けてきた三浦建太郎が、SF作品ギカントマキアを短期連載した理由が「飽きてしまった」でした。しかし、後述しますが作者が休載期間と連載再開の意思を示していることを考えると、打ち切りの可能性は低いかも知れません。
休載理由④病気療養?
青の祓魔師の休載理由、最後に紹介するのが「病気療養」のためというものです。ただ、これについては作者・加藤和恵がツイッターで否定しています。今回の休載は、単純に連載年間の疲労が蓄積して爆発してしまったからで、病気療養というわけではないとツイッターで述べていました。
以上、青の祓魔師休載の理由について考察してきましたが、休載の理由①から③までいずれもあり得るものでした。ただ総合的に考えると、①のコミカライズの新連載にあたり、疲労がたまっているので2作同時進行は難しく青エクを休載せざるを得なかったといったところではないでしょうか?
青の祓魔師の漫画の連載再開はいつ?
ジャンプスクエア2021年9月号より休載が決まっている加藤和恵の代表作・青の祓魔師。打ち切りではないということなので、それでは休載期間はいつまでなのか?そして漫画の連載再開はいつになるのでしょうか?
それについては、公式ツイッターでアナウンスがありました。休載中の青の祓魔師の連載再開は来年2022年ジャンプスクエア5月号(4月発売)からと公式に発表されました。青エクファンはもうしばらくの間待つ必要があるようです。
青の祓魔師のアニメ3期制作の可能性
3期制作の可能性①原作ストックや漫画の人気
青の祓魔師休載の話題をお届けしてきたこの記事の最後に、青エクのアニメ3期制作の可能性について検証してみます。
出典: https://note.com
まず、アニメ制作の可能性を考察するときの常道、原作ストックや漫画の人気について解説します。これまで、アニメ青の祓魔師は第1期が25話プラス番外編、そして第2期では不浄王篇の12話プラスOADの2話が放送されています。原作漫画単行本では9巻の途中までがアニメに使われています。青の祓魔師の単行本は、2021年7月現在27巻まで刊行されていまので、原作ストックに関しては何ら問題ありません。
また、漫画青エクの人気は今も変わらず健在で、ジャンプスクエアの数ある人気作品の中でも上位に位置しています。原作ストック・漫画の人気とも、3期制作を後押しする状況にあると言えるでしょう。
3期制作の可能性②円盤売上
アニメ制作の要件として、次に挙げられるのが円盤売り上げです。円盤とはBlu-rayやDVDを指しています。この売上がアニメの収益を左右しますので、アニメ制作を決定する重要なファクターの一つとなっています。ちなみに円盤売り上げ5,000枚がアニメ制作を決断する上での最低ラインと言われています。
そこで青エクの円盤売り上げですが、アニメ1期では平均でおよそ12,000枚と好調でした。ところが、第2期になると大幅にダウンし2,000枚程度と低迷しています。2期の売上実績を考えるとアニメ3期制作の可能性は低いと言わざるを得ません。
ただ、可能性がゼロというわけではありませんので、期待を持ちつつ今後の青エク情報を注視してみてはいかがでしょうか?
青の祓魔師に関する感想や評価
ここまで青の祓魔師の打ち切りと休載特集をお届けしてきましたが、最後に青の祓魔師に関する感想や評価をTwitterより紹介します。
最初に紹介する青の祓魔師に関する感想や評価は、数年ぶりに青の祓魔師を読み返したという方のツイートからです。暫く読んでいなかったそうですが、1巻から読み直したところ、とても面白かったとのこと。長期連載漫画ならではの感想ではないでしょうか?
続いて紹介する青の祓魔師に関する感想や評価は、青エクの休載を悲しむツイートからです。ベルセルクの休載は未だに悲しみが尾を引いているそうです。青エクの休載は「ささやかな日常の楽しみ」を奪っていくと事の深刻さを表していました。
最後に紹介する青の祓魔師に関する感想や評価は、Twitterのトレンド入りに関するツイートからです。おそらく青エクのアニメ3期のことが頭から離れないのでしょう。青の祓魔師がトレンド入りしただけで、アニメ3期制作が決定したと思ってしまったと言います。ファンであれば身につまされる話ではないでしょうか?
青の祓魔師の打ち切りと休載まとめ
ここまで青の祓魔師の打ち切りと休載について特集し、休載の理由や休載期間、そして再開時期を調査・解説してきました。いかがでしたでしょうか?
青エクの休載理由については様々な憶測が流れていましたが、コミカライズ新連載にあたって長年にわたる青エク連載での疲労がたまっていたので2作同時進行は難しく休載せざるを得なかったというのが実情ではないでしょうか?
青の祓魔師の休載終了と連載再開の時期は公表されています。アニメ3期の可能性は、今のところ不透明で分析の結果、半々という結論に至りました。50%ですから可能性ゼロというわけではありませんので、今しばらく期待して朗報を待ちましょう。