「ノーマスク」注意され、下半身不随のけがさせた疑い　25歳男逮捕

　マスクをしていないことを注意した通行人の男性を投げ倒し、大けがを負わせたとして、兵庫県警は7日、神戸市長田区の運送業、渡辺竜太容疑者（25）を傷害容疑で逮捕し、発表した。

　兵庫署によると、渡辺容疑者は昨年5月31日午後0時半ごろ、同市兵庫区で、すれ違った男性（65）にマスクをしていないことを注意されて逆上。駐車場で男性を投げ倒したり首を絞めたりし、頸椎（けいつい）損傷の大けがを負わせた疑いがある。男性は下半身不随の状態だという。

　渡辺容疑者は男性を倒したことを認める一方、「首を絞めたのははっきり覚えていない」と供述しているという。2人に面識はなく、県警が防犯カメラの映像などを調べていた。