トトロの森、所沢市 | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツを解明します。

基本的に山口県下関市を視座にして、正しい歴史を探求します。

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東京都と埼玉県の境界にある多摩湖と狭山湖周辺の狭山丘陵が住宅用地として侵食されて来たが、トトロの森の緑を保護するための公益法人が少しづつ買い取って雑木林を保護している。

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所沢駅から東村山駅の西側の狭山丘陵、東(右)から八国山、トトロの森1号地から3号地、クロスケの家がある。

その他、八国山あたりを流れる柳瀬川(多摩湖が源流)の下流の淵の森緑地(西武池袋線と交差するあたり)なども市民が保護している。

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淵の森緑地、八国山につながる柳瀬川と武池袋線の交差(所沢駅と秋津駅の間)

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ただ、この辺りの雑木林はほぼ全てクヌギ林であり、江戸時代までの堆肥用の落ち葉や燃料用の枯れ枝を採集する為の人工林であると言い切れる。

すなわち、適度に落ち葉と枯れ枝を採集し、下草刈りをする必要がある。単に緑を眺めるだけなら、いずれ別の森林に変化する運命にある。

著者の住む下関市では杉や檜の人工林の山であったが、手入れが無くなってから各種照葉樹が自生し、さらに孟宗竹がはびこっている。


参考

①【埼玉】「トトロの森」新たに取得 所沢の公益法人、雑木林2200平方メートル

東京新聞(2017.4.14、参考)

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トトロのふるさと基金が新たに取得した緑地=所沢市で

埼玉県と東京都にまたがる狭山丘陵の環境保全を目的に、緑地の取得を進めている所沢市の公益財団法人「トトロのふるさと基金」は先月、新たに同市三ケ島二の雑木林二千二百八平方メートルを購入した。

取得地は四十一カ所目で、購入資金は七百九十万円。コナラやクヌギなどの高木が生育する緩やかな傾斜地で、北側は早稲田大所沢キャンパスの敷地周囲を巡る散策道に接しているという。同基金が「トトロの森」として保全する緑地の総面積は約七万八千平方メートルとなった。

同基金によると、今回の取得地は地権者の意向で市の里山保全地域指定から漏れていたという。荻野豊専務理事は「開発行為が可能な緑地も残していきたいと考えて取得を決めた」と話している。今後、植物の種類などを詳しく調べて管理方針を策定する。

同基金は宮崎駿監督のアニメ映画「となりのトトロ」の舞台になったとされる狭山丘陵の豊かな自然を残そうと設立された。一九九一年八月に初めて、同市上山口の緑地千百平方メートルを購入後、同市や入間市、東京都東大和市などで緑地を取得してきた。 (加藤木信夫)


② 武蔵野の平地は本来、照葉樹林(常緑広葉樹林)の地帯である。このことから、雑木林は放置すれば、将来はタブノキ、シイノキ、ヒサカキ、アラカシなどの照葉樹になると予想される。既に40年放置された狭山緑地では、その前兆が散見される(参考)。

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進入したヒサカキなどの照葉樹

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また、竹林に隣接する雑木林ではモウソウチクの侵攻を受け、景観が全く変わっている。