Yandex.Mail - メールクライアントの設定
Яндекс@yandex.ruYandex.Mail はメールソフトを使って送受信できます。(Yandex.Mail サポート)
Yandex.Mail の仕様は標準的で明快です。多くのメールソフトでも自動で設定されます。
Yandex.Mail メール サーバーの情報
プロトコル | サーバー名 | ポート | ポート (SSL) |
---|---|---|---|
IMAP | imap.yandex.com imap.yandex.ru imap.yandex.com.tr imap.yandex.ua | 143 | 143 ,993 |
POP3 | pop.yandex.com pop.yandex.ru pop.yandex.com.tr pop.yandex.ua | 110 | 110 ,995 |
SMTP | smtp.yandex.com smtp.yandex.ru smtp.yandex.com.tr smtp.yandex.ua | 25,587 | 25 ,587 ,465 |
サーバー名はどれでも構いません。yandex.uaのみyandex.ruへリダイレクトされます。それぞれのIPアドレスは異なりますが同じモスクワのホストです。基本は .ru。
SMTP は認証が必要です。
Yandex.Mail 側の設定
- Yandex.Mail へログイン
右上の ⚙️歯車アイコン
All settings → Email clients (左ペイン)
IMAP か POP3、もしくは両方を有効にします。
☐From the imap.yandex.com server via IMAP
メールソフトで IMAP を使用して受信するならチェックします。☐Don't automatically delete emails marked as deleted in IMAP
IMAP で削除済みとしてマークされたメールを自動的に削除しない。お好みですが分からなければチェックで良いでしょう。☐From the pop.yandex.com server via POP3
POP3 を使用して受信するならチェックします。
IMAP と POP3 の両方使用することができますが、管理が複雑になるので通常はどちらか一方のみにします。どちらにすればよいか分からないときは、IMAP が良いでしょう。 IMAP をチェックするとサブメニューが表示されます。 ☑App passwords and OAuth tokens アプリ用のパスワード と 2 要素認証は Access management から有効にできます。2要素認証が有効の場合はアプリ用のパスワードは必須です。 Thunderbird は OAuth 2.0 を使えるので通常はこちらのみチェックします。 ☐Portal password 通常の Yandex のログインパスワードでクライアントを使います。 チェックすると安全でない旨の警告が表示されます。2FA や OAuth で認証するなら外しておくと安全です。 ☑From the pop.yandex.com server via POP3 POP3 にアプリ用のパスワード、2 要素認証、OAuth 2.0 認証はありません。そのため非推奨の警告が表示されます。 サブメニューからダウンロードするフォルダーを選択できます。 スパムフィルターは完璧ではないので、Spam も受信しておいたほうが良いでしょう。 ☑Add the [SPAM] label to subject fields of spam messages ☑Mark all messages received using the POP3 server as read in the Yandex.Mail web interface. Yandex.Mail の POP3 は、受信箱以外もダウンロードできるのため比較的柔軟に利用できます。 認証に使用できるパスワードは 3 種類 POP3 は 設定項目がなく Portal password のみです。 アプリケーション用パスワードは access management page より作成します。アプリ固有のパスワードを発行するのでログインパスワードを使うより影響範囲が狭く安全です。(App passwords ヘルプ) Yandex.Disk でアプリケーション用パスワードを使う方法を解説しています。WebDAV を例にしていますが操作手順は同じです。 OAuth 2.0 はアプリケーションが対応している必要があります。対応している Thunderbird は OAuth 2.0 をおすすめします。IMAP の詳細設定
アプリのパスワードと OAuth トークン
ポータルパスワードPOP3 の詳細設定
スパムと認定されたメールの件名に [SPAM] の文字を追加する。
POP3 で受信したメールをブラウザからの Yandex.Mail で既読として扱う。クライアントソフト用パスワードまとめ
メールクライアントの設定
Thunderbird の設定例
Mozilla Thunderbird の設定方法 Yandex 公式ヘルプ (ロシア語)
ユーザ名 はヘルプに@より前の部分の記載がありますがメールアドレス全体でも通ります。 OAuth 2 の認証手順を確認してください。 POP3 でダウンロードしてもサーバーのメールは残ります。削除が必要な場合は、ウェブクライアントから削除するか、IMAP で利用します。 先にブラウザからログインして OAuth を有効にしてください。 認証方式を OAuth2 にすると初回接続時にログイン画面が表示されます。 Yandex にログインします。 Yandex OAuth の画面より Allow (許可)を選択します。 受信ボックスの読み取りと削除の権限のみ Thunderbird へ許可します。 SMTP も初回送信時に同手順を実行します。IMAP と SMTP それぞれのトークンが作成されます。 IMAP のフォルダー名は英語名に対応しています。 Mail.ru の IMAP フォルダーではごみ箱は意味どおりの "Корзина" が使われていますが、Yandex は削除の意味の "удаленные" が使われています。 同じロシアのフリーメールのRamblerも、IMAP で受信すると英語のフォルダー名になります。 SMTP での送信時にエラーになることがあります。 メールの送信中にエラーが発生しました。メッセージを確認し、再度試してください。サーバからの応答: 5.7.1 Message rejected under suspicion of SPAM; https://ya.cc/0EgTP エラーが出ても、もう一度送信すれば問題のないことが多いです。 リンク先はロシア語。英語のヘルプのProblems with the email clientに一部該当。Yandex.Mail のスパムフィルターは送信するメールにも掛かります。 メッセージのリンク先は不審な操作に関する説明ですが、もちろん、これらに該当する訳もなく誤検知です。心当たりがなければ、記述の 24 時間も待つ必要はなく、たいていの場合数分間で解除されます。IMAP (受信サーバー) の設定
imap.yandex.com 993 SSL/TLS 通常/OAuth2 imap.yandex.com 143 STARTTLS 通常/OAuth2 imap.yandex.com 143 暗号なし 通常/OAuth2 POP3 (受信サーバー) の設定
画像は pop.yandex.ru になっていますpop.yandex.com 995 SSL/TLS 通常 pop.yandex.com 110 STARTTLS 通常 pop.yandex.com 110 暗号なし 平文 SMTP (送信サーバー) の設定
smtp.yandex.com 465 SSL/TLS 通常/OAuth2 smtp.yandex.com 587 STARTTLS 通常/OAuth2 smtp.yandex.com 25 STARTTLS 通常/OAuth2 smtp.yandex.com 587 暗号なし 通常/OAuth2 smtp.yandex.com 25 暗号なし 通常/OAuth2 OAuth 2 の認証手順
Thunderbird のポップアップ画面IMAP フォルダー
ロシア語だった場合の IMAP フォルダの日本語訳
Отправленные : 送信済 (Sent) исходящие : 送信トレイ (Outbox) Спам : スパム (Spam) удаленные : ごみ箱 (Trash) Черновики : 下書き (Drafts) Входящие : 受信トレイ (Inbox) 送信エラー
The Bat! の設定例
The Bat の設定方法 Yandex 公式ヘルプ ユーザ名: は@より前の部分を入力します。 メールアドレスを右クリック。Manage IMAP folders フォルダー名を変更しようとすると、以下のエラーで変更できません。 Could not rename the folder "Исходящие" to "Outbox". Server replies: NO UNAVAILABLE RENAME Backend error.IMAP の設定
SMTP の設定
IMAP フォルダー