今日は7月末日。
この日をもって、正式に使用ができなくなってしまうことになりました。
「イワツウ」の呼び名で親しまれてきた・・・
〈岩崎通信機 体育館〉
本校創設者である岩崎清一先生が初代社長であるところの岩崎通信機。
そうした縁もあって、10年、いや20年、もっとかもしれません。相当の長きにわたって特別に使わせていただいてきました。
とりわけ、高校バスケット部は、ここで何年にもわたり全国選抜大会への礎を築いてきました。
また、バドミントン部も、高い高い天井に思う存分シャトルを打ち込むことができました。
そんな多くの卒業生らの汗のしみこんだ体育館も、このたび、周囲の駐車場も含め、土地そのものが売りに出されることになってしまったのです。
まことに残念ですが、そうした事情であればどうすることもできません。
お借りできる最終日となった今日の午後、高校バドミントン部の生徒らが最後の練習にいそしんでいました。
ずうずうしくも少しお邪魔してシャトルを追いかけてみました。
お世辞にもきれいとはいえないフロアも、二階の窓際にかかったボロボロの暗幕も、今となってはいとおしくさえ思えてきます。
練習後、外に出てみると、すぐ隣の駐車場スペースでは、これまた毎夏恒例となっていた盆踊りの準備が進んでいました。祭りもこの場所にて行うのは今年が最後となってしまうのでしょう。
そうしたなか、コーチにきていた卒業生らが、その玄関先で名残惜しそうに記念写真を撮っている姿がなにより印象的でありました。