2020年10月に行われたニュージーランド総選挙で圧勝した、最大与党・労働党を率いる首相のジャシンダ・アーダーン。Photo: Hannah Peters / Getty Images
「妊娠を公表すると、必ず仕事と家庭のどちらを取るかと聞かれることは覚悟していました。ですが、このような問題に直面する女性は私だけではありません。だから私は全て包み隠さず答えるつもりです。なんでも聞いて下さい。むしろ、私の妊娠についての質問は、決して不適切なものではありません。多くの女性が職場で『仕事か妊娠』の選択を迫られる状況に置かれていますが、妊娠を理由に職を取り上げられるなどの圧力には、徹底的に対抗します」
2018年1月、ニュージーランドの朝の番組に出演した際、第17代ニュージーランド労働党党首で前年10月に37歳の若さで同国の第40代首相に就任したジャシンダ・アーダーンはそう答えた。そして翌19年、パートナーのクラーク・ゲイフォードとの間に愛娘ニーヴ・テアロハが誕生し、初めて産休と育休を取得した先進国の首相として世界中の注目を集めた。
政権2期目が始動し、閣議後の記者会見にて。Photo: Hagen Hopkins / Getty Images