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まず、空港検疫の入国時コロナ検査は、日本の受託臨床検査会社最大手の株式会社エスアールエルが厚生労働省から業務委託しており、入国者の唾液および鼻咽頭ぬぐい液を検体とし、富士レビオ社製の全自動化学発光免疫測定装置ルミパルG1200やL2400で化学発光を利用したCLEIA法で
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抗原定量検査を実施し、空港検疫からな指示や現場の判断に応じPCR検査も実施していますので、入国者全員がPCR検査せずに入国しているのは間違いです。 厚生労働省が指定する流行危険地域からの入国者は抗原定量検査の対象ではなく、指定期間の隔離条件つきの全員PCR検査対象です。
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それ以外の地域からは抗原定量検査対象になります。 抗原検査というと簡易キットのイムノクロマト法を印象づけるので、あまり抗原定量検査と言いたくないのですが、空港検疫で実施されてるのは、警察の鑑識で微量の血液検出使われるルミノール反応と同じで非常に微量な物質を発光させて検出する
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化学発光を応用して唾液または咽頭ぬぐい液中の微量なSARS-Cov-2ウイルスを検出するものです。PCRとの感度差についてですが、抗原定量陰性検体をPCRで再検査は原則しないので、(場合によっては偽陰性疑う場合はPCR検査する)抗原陰性中どの程度PCR陽性になるのかは正直わかりません。
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言えるのは抗原定量陽性または判定保留になればPCR検査を実施するのですが、結構な頻度でPCR陰性になります。なので、抗原定量陽性、PCR陰性というどっちやねんという結果が出ることがしばしば。 唾液または咽頭ぬぐい液という粘性の強い様々な不純物を含むものから、抗体でSARS-Cov-2を検出し、
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発光物質で発光させるのですが、不純物ひしめく中でターゲット物質が非常に微量であるが故に、感度を非常に高くしているため、コロナウイルスのタンパク以外の検体中成分を検出してしまっていると考えられます。簡単に言えばコロナっぽい物質以外も検出してしまうほど大雑把な高感度な検査です。
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逆にPCR検査は化学発光とは違い、超微量のウイルスの遺伝子を検出し、特定の配列になっているかを増幅しながら確かめる検査になります。感度も高く、特異度も高いので、コロナウイルスの検査の中では最強になるので、普通に考えれば空港検疫でPCR検査一本にすればいいのでは?と思いますよね。
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ただ、空港検疫のPCR一本にするのは問題がある。CLEIA法はもともと微量な物質を化学発光させて検出するので、高感度なのですが、PCR 検査はコロナウイルス遺伝子配列を大量に増幅するので、非常に高感度であります。検体は安全キャビネット内で処理しますが、使用するチップ、備品など全てにおいて
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PCR 検査は非常に高感度ゆえに超微量の汚染(コンタミ)も許されないくらいし、慎重に操作しないとPCR検査は正しい結果を出せない。なので誰でも空港検疫でPCR検査を担当してるわけではなく、少数の特定の熟練の担当者がやってると思います。
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抗原定量検査ならコンタミリスクありますが、PCR ほど感度が化け物ではないので、誰がやっても高感度の検査を実施できるので、空港検疫の現場でルミパルスによる抗原定量検査が導入されてるのだと思います。結局は人員の問題です。
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PCR検査の自動分析装置を導入したらどうかはリスクが大きい。 唾液や咽頭ぬぐい液の検体を開栓状態で近くに一列にならべていると、空気中にウイルスが舞って隣の検体に入り込むようなコンタミも普通に起こります。自動分析装置は装置内に大量の開栓状態の検体が並びます。非常に
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コンタミリスクが高いです、しかも装置内のチップなどの部品がほんの少しでも汚染されれば、偽陽性連発して使い物にならなくなるリスクもあり、自動分析装置であるのと超高感度のPCRであるのがかけ合わさって、少しのコンタミでも容赦なく誤った結果を吐き出す結構厄介な代物です。
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エスアールエルでは関東地方のラボで200件ほどコロナのPCR検査で偽陽性で誤報告事故がありました。これはPCRの自動分析装置内のコンタミが原因もしくは安全キャビネット内のコンタミが原因だったのだろうと思います。対策万全でもほんの少し汚染でもこういうことが起こるのがPCR検査です。
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結局として空港検疫で抗原定量検査が実施しているのは、空港検疫ではコロナ以外の感染症の検査もしているので、入国者全員にPCR検査実施するのは難しいという現場からの要望があったからであり、現場で検査する側の都合のところが大きい。
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コロナ禍初期は入国者全員分の大量PCR検査をできる臨床検査技師が確保できないという問題もあったから、PCR ほど手技による個人差が少なく誰でも高感度なコロナの検査ができるCLIEIA法でやろうという話になったんでしょう。
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実際、コロナ禍初期での空港検疫がエスアールエルに業務委託された際、そこに派遣されてる人はPCR 検査の専門ではないと聞いてます。 いろんなところからの寄せ集めです。右も左も分からず、装置だけ用意されただけ状態で検査運用立ち上げに相当苦労したと聞いてます。
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空港検疫のメンバーのバカではないので、検査の有用性を検討している。 空港検疫のコロナウイルスの検査における抗原定量検査の有用性については、北海道大学の論文を根拠にしていると聞いてます。実際に北海道大学病院の運用を参考に抗原定量検査とPCR 検査の2段階方式で運用している。
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Replying to
空港検疫で毎日頑張ってる皆さんお疲れ様です。終わらないコロナ禍の中、国境の水際でひたむきにコロナウイルスを戦い、正確な検査報告することに人一倍神経使い、国民の生命を守るため使命を持って仕事をしている皆さんの姿を知っていますので、外野の言葉など気にせず、その使命を全うしてください。
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どんな検査法にしろ完璧な方法は存在しない。検査は不確かさというのが存在するもの。PCR 検査でも、飛行機内で感染してしまった人を割り出せない。感染者が検査すり抜けがありえるので、入国時陰性で入国した人には2週間ほど他人との接触を避けるようにとお願いしてるにも関わらず、
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それが守られず、それが国内でのコロナ感染拡大の一因になってるのに、空港検疫が悪く言われるのはちょっと違う。結局はコロナ感染症は一人一人の行動によって起こるので、海外から入国する人は、陰性でも自信が感染源になる可能性に気をつけて欲しい。
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あと、飛行機内で陽性者がいた場合、同じ飛行機内の搭乗者に知らせないのは謎です。本当に謎です。 抗原検査とかPCR検査とか感度とかの議論よりもそっちの方が大問題だと思います。

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