若くないし、数学を学びなおすには遅すぎると思って尻ごみしていたが、そこを一念発起。
というか軽い気持ちで。ぶっちゃけると分散分析とやらに興味を持ったから。
統計的に有意差があったといわれてもその意味がさっぱりだった。
一応、理系の大学を出てるので、有意差という単語をちょいちょい耳にはしていたが、
「よくわかんないけどt検定とかいうやつやっとけばいいんでしょ?」
くらいの理解だった。
で、ありがちな多重比較の例で、3群以上の比較にt検定は使っちゃダメだよっていう話を聞いて、なんか自分だけ置いてけぼりが悔しくなって、Amazonをポチッとしたのが全ての始まり。
あと、あの頃はライン作業の工員だったから、脳が疲れてなかったし。
みんな数学とかプログラミング、とくにPythonの無料講座は無言ブックマークしてるから興味あるっぽいので、参考になれば。
アドバイスとかくれると嬉しい。
いきなり当たりを引いた。
軽妙な語り口で、懇切丁寧。受験の参考書の実況中継シリーズをわかりやすくした感じ。
何者だと思ったら元航空幕僚長。
手を動かさずとも数式を追えるくらいの丁寧な式変形。かゆいところへのフォロー。
前述の「実験計画と分散分析のはなし」よりも易しめの「統計のはなし」「統計解析のはなし」から始まり、「QC数学のはなし」「信頼性工学のはなし」「ORのはなし」「予測のはなし」「論理と集合のはなし」までぶっ通し。
しかし、やっぱり「実験計画と分散分析のはなし」が一番印象に残ってるのは、その後の勉強に役立っていったからだと思う。
余談だけど、最近亡くなったそうだ。ご冥福をお祈り申し上げます。
それと、
本当は、回帰分析編を買うつもりだったんだけど、マーケットプレイスから間違えてこっちが届いた。
大村さんの本はぶっちぎりでわかりやすいんだけど、あと一歩踏み込みたい。
共分散分析、平行線検定法、プロビット法、自分の住む業界で聞いたことがある単語が大村さんの本にはのってない。
そんなわけで頼ったのがこのページ。
統計学入門
http://www.snap-tck.com/room04/c01/stat/stat.html
t検定くらいならExcelでも一発でp値を出してくれる関数があるけれど、そこから一歩二歩踏み込んでいくと、自分で「あれの平方和を計算して」、「あっちの平方和を計算して」、「サンプルサイズが不揃いだから平均値で代用して自由度で補正して」、ということをExcel上でやらにゃならなかった。
1行に1レコードの形式じゃないとやり難いなぁ。そうじゃないとサンプルサイズが変わるごとに計算列が変わって困る。
と、おぼろげながらtidyデータの概念に気づく手前に来てた。
勉強ブームは2013から2014年くらいまで。そこからしばらくはなんもやってない。
そんななか、2018年ごろ、タグチメソッドの入門書と出会う。
「Excelでできるタグチメソッド解析法入門」広瀬 健一 , 上田 太一郎
これがまた面白い。
有意差があるかどうかじゃなくて、それを使ってどう改良するかか!
ついでに、その中で使ってる手法からコンジョイント分析にも興味が出る。
ははーん、人文科学の世界でも使えるんだね、分散分析と実験計画。と。
(分散分析をコンジョイント分析と呼ぶと怒られるけど、許して)
と読み進む。
この辺から、行列の計算が出てきてExcelでは限界を感じるようになる。
後編に続く
後編 プログラミングを学ぼうと思い立つ 行列はVBAなんかじゃ無理っぽいし、なんかプログラミング言語を覚えようと決める。 なんでも、統計やるならRという言語がいいらしい。 最近じ...
こんなに勉強熱心なのになんでライン工になったのか気になる
ほんまや。しかも理系の大卒やし。
LINEの開発に関われると思って募集しちゃったおっちょこちょいの可能性が微レ存
ライン工はそんなに悪い仕事ではなかろう
大村平さんの本はとてもわかりやすくていいよね。俺もお世話になったわ。
Amazon の個別商品へのリンクはこれだけでいけますよ。全部コピペしなくてもOK https://www.amazon.co.jp/dp/481719457X/