YASUHIRO  独り言  

山と医療の本音トーク

12月4日(土)

毎日髭と過ごした時間を思い出して感傷に浸っている。7年前になぜ何も告げずに去って行ったのか、多分何を言っても言い訳になるから男は黙ってという彼の美学だったのだろう。Dr7が穗高で亡くなった時遺品がまだ現場にあるので一緒に取りに行ってくれるかと頼んだら喜んでと来てくれた。Dr7とはあまり面識はなかったはずだ。あの時絶対山では死なないでおこうよなと二人で話し合った。

厳冬の羊蹄山で自分が滑落しそうになった時近くにいた髭がダイビングして僕を止めた。めちゃ痛くて打撲したがあれがなかったら多分助からなかったかもしれない。髭からメッセージが来た時あの時羊蹄で救ってくれたことは今でも忘れない、ウエルカムだ、また仲間に入れよと返事した。だから去っていった時もあいつは絶対いいやつだからと彼の美学を信じようとした。

京都へ自転車でロングライドした時だ。お寺で休んでいると外人が話しかけてきた。髭は流暢な英会話をして俺より上手だなと驚かせた。髭は進学校を卒業したことは知っていたがなぜか大工になった。一体どこで英語を覚えたんだと聞いたら進学校を卒業して落合信彦に憧れて単身カナダにスキー修行に行ったと言うじゃないか、すごい行動力だと思った。日本に帰って今度はハワイに行って本格的にサーファー修行をして今度はスポンサーまで付いたそうだ。まあ破天荒な人生で髭らしいと思った。

Dr7も医学部を卒業して医者にならずに長年海外の山を登り歩いていた。髭と同じである。そんな破天荒ないいやつほど山の神は天国に連れて行きたがるのだろうか。Dr7は一度だけ夢に出てきてお前死んだんじゃなかったっけって聞いたらいや生きてるよと言ってスキーで滑って行った。髭が夢に出てきたら今度は髭にも聞いてみよう、お前今何してんだ?

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当時の軌跡 青の始まりで僕は真っすぐ進んでいるが後続は左折している。ここで完全に逸れていた。


 

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毎日が完全燃焼できる日々を過ごしたい、人生は長いようで短い

 

                             

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