ゴマすりクソバード

Last-modified: 2021-12-03 (金) 20:33:24

ゴマすりクソバードは、同人作家・バッタが考案したG・ロードランナーのあだ名。2019年のネット流行語大賞にノミネートした単語。



KFPアンチの同人作家・バッタによって考案されたG・ロードランナーのあだ名。

映画『ゴジラ キングオブモンスターズ』に登場する怪獣・ラドンに対しても使われるようになる。

「ネット流行語100 2019」では40位にランクイン。

ゴマすりクソバード」が流行した発端は、バッタが2019年2月26日23:45にpixivに投稿した「けもフレわくわく4コマまんが「G」」である。

G・ロードランナーの「G」が何であるかを怒り気味にロードランナーへ訊ねるカラカル。ロードランナーが答えようとするも、それを静止してサーバル、カラカル、キュルルが「G」が何の略かを当てようとする。カラカルは「ごっつぁんパラダイス」、サーバルは「ゲロパンチョ」、キュルルは「ゴマすりクソバード」と予想。サーバルの「ゲロパンチョ」の語感を気に入ったカラカルはサーバルを褒め、キュルルはロードランナーに「おいゲロパンチョ」と暴言を吐くオチ。
ゴマすりクソバードはこの漫画のキュルルのセリフから生まれたもので、オチとしては「ゲロパンチョ」が「G」とするものであるかのようにロードランナーを弄るものであった。

けもフレわくわく4コマまんが「G」より(魚拓

けもフレわくわく4コマまんが「G」

そもそもG・ロードランナーは誰にもゴマをすっていない。ゴマをすっている相手としてはプロングホーンとされているが、これは純粋に走りに対する尊敬からくるものであり、何かの利益を求めての行動ではない。何故尊敬することになった経緯はけものフレンズ3にてイベントシナリオにて描かれている。
しかしながらあまり本編をあまり理解をしないでバッタ氏はゴマすりクソバードと命名してしまい、KFPアンチが気に入ってしまって流行り、それがライト層にも受け入れられてしまったため急速に流行ってしまった。現在ではすでに誕生経緯が知られているため普通のけもフレコミュニティではこのような呼称は避けられている。

ちなみにG・ロードランナーがプロングホーンを尊敬する元ネタとして考えられているのは、現実のG・ロードランナーとプロングホーンの生息域は同じであり、飛ぶことがあまり上手でないG・ロードランナーは走ることによって野生を生き抜く進化をした。走ることによって生き残る選択したG・ロードランナーにとって同地域の最速を誇るプロングホーンを尊敬するのは自然な流れであるという推測がある。

けものフレンズRのともえは、G・ロードランナーをこの名前で呼ぶ。
R発祥の地であるニコニコ大百科の「けものフレンズR」のページでも、「ゴマすりクソバード」と記載されている。

「ネット流行語100 2019」では、「ゴマすりクソバード」が40位にランクイン。
けものフレンズ」は79位、「キュルル(けものフレンズ)」は72位、「けものフレンズ2」は5位にランクインすることとなった。
これを受け、トマソンのプロデューサー・沼田心之介が授賞式に登壇した。

司会進行を務めたホリプロのフリーアナウンサー・森遥香は、古谷徹に対し、ロングホーンにゴマをするような感じのキャラクターなので「愛されてる意味で」そう名付けられた、内藤隆作の漫画版『けものフレンズ2』に出てきた言葉だと解説している。
しかし、ところどころ言葉に詰まりながら解説しているため、正確に把握できていない可能性が高い。

以下は真鍋棒による書き起こし。

【ニコ生】ネット流行語100 けもフレ2関連の2件を書き起こし!(けものまとめ避来矢)より(魚拓

40位「ゴマすりクソバード
29:32~30:48


40~31のランキング発表、森さんが「ゴマすりクソバード」と読み上げると古谷氏が思わず失笑「えぇ~?w」と声を漏らす


古「いきなり会場から笑いの声が」


森「けもフレ2のロードランナーちゃんの事を指す言葉で、元々は」


古「元々は」


森「ロングホーン(誤字ではなくホントにロングホーンと言ってる)様にゴマをする…ような感じのキャラクターなので「愛されてる意味で」そう名付けられております」


古「それは元からそう言われてるわけではなく?」


森「漫、漫画で、ゴマすりクソバード…」


古「という言葉が出てくるんですか?」


森「という言葉が出てきまして…」


古「はぁー、なるほど…」


以上。


このやりとりでとばっちりなのはけもフレ2の連載してる内藤先生、古谷氏と視聴者にゴマくそを漫画に出した人だと勘違いされた可能性が高いぜ~~~


ゴマクソの元ネタ知らなくて、そう勘違いしてしまってる人を見つけたら真実を伝えて欲しいぜ~~~

「ネット流行語100 2019」授賞式において、『名探偵コナン』関連で招待され司会進行を務めた声優の古谷徹は苦笑いをしており、不快感を示すような態度をとっている。*1
同じくランクインした「敗北者」*2に対しても不快感を示していた*3

2020年1月17日にバッタが投稿したツイート。

バッタのツイート魚拓

バッタ @honey_burst
けも2コミカライズ作者のゴマすり画像の件見たけど、一部読者に向けてツイート削除する時点でゴマすり精神が隠しきれてなくて大変良いと思いました

午後7:28 · 2020年1月17日·Twitter for Android

2021年2月19日にバッタが投稿したツイート。

バッタのツイートより(魚拓

バッタ @honey_burst

ゴマすりクソバード
#実際に言われたクレーム晒す

午後9:55 · 2021年2月19日·Twitter for Android



*1 ニコニコ生放送 今年ネットで最も流行った単語を発表「ネット流行語100」年間大賞~2019~表彰式 生放送
*2 当時ニコニコ動画を中心に流行したネットミーム。「ONE PIECE」の登場人物であるポードガス・D・エースが、海軍の大将・赤犬に自分が所属する白ひげ海賊団の船長・白ひげことエドワード・ニューゲートを「敗北者」と罵られ、それを無視できずに激昂するシーンをネタにしたもの。
*3 余談だが、古谷氏はエースの義弟サボ役であり、エース役の古川登志夫氏とは長年の友人でもある。