タイトルだけ見たら、なんとも怖い介護現場だなぁと思います^^;

前に外国人としてのハンデという記事で、少しお話ししましたが、
日本人の見た目ということで、第一印象で差別を受けることがあります。

これは利用者からだけではなく、一緒に働く介護職員からや、家族からもそうです。
私のスウェーデン語能力は、完璧に話せるわけではありませんが、
仕事には全く支障がない程度です。
だけど、この外見のせいで、どんなに完璧に話せても差別されることがあります。
 


例①
軽度認知症のある利用者と話をしていた時、
相手の言っている内容が的を得てなかったので、
本当は何が言いたいのか探っていると、
「あんたじゃ分からんから、スウェーデン人職員を呼んでこい!」と言われました。

結局、このスウェーデン人職員も利用者の言っている意味が分からなかったので、
私が勘違いしていたわけではなかったです。

例②
ブロンドスウェーデン人研修生が私に付いた時。
この研修生は研修が初めてだったので、
介護現場のことは何も理解していませんでした。
だけど、利用者や家族は全員、この研修生と仕事の話をする。
まるで私がこの研修生の研修生と言わんばかりに・・・。

例③
職員同士でフィーカをしている時に、
今まで数回会ったことのある職員がいたのですが、
私とは挨拶もしないし、話もしてくれなかったのに、
そこへ初めて来たスウェーデン人に笑顔で挨拶をして話し始めた。

例④
ブロンドスウェーデン人職員と一緒に利用者を介護している時、
この職員も私も髪の毛を後ろで縛ってポニーテールにしていたのですが、
利用者が突然、
「(スウェーデン人の方を見て)あなたのポニーテールは綺麗で、
(私の方を見て)あなたのポニーテールは汚い。」
と言いオホホホホと笑っていました・・・。
 


悲しいことに、小さいことを上げたらきりがないほどあります。
最近は相手が差別的な態度を見せてきたら、
介護知識を並べて、実力があることをわざわざ見せつけるようにしています。
そんなことをしている自分に対して悲しくなる時もありますが・・・。


これからもこの差別との闘いは、外見が変わらない限り続くでしょう。
おしろい塗って、カラコンいれて、ブロンドのかつらでもかぶって仕事行ってみようかな♪

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