自民党の泉田裕彦衆院議員が「裏金を要求された」とツイッターに投稿した問題。
泉田議員は1日、要求したのが星野伊佐夫 新潟県議会議員であると主張しました。
星野県議は否定しています。
【泉田衆院議員】
「今回の総選挙において2~3000万円の裏金を要求されました。要求したのは星野伊佐夫自民党長岡支部長であります」
11月30日、ツイッターで裏金を要求されたと告発した泉田裕彦衆院議員。
この会見が始まる前の1日午前、裏金を要求したと泉田議員に名指しされた星野伊佐夫県議は…。
【星野伊佐夫 県議】
Q心あたりというのは?
「ありません。全く事実無根!全部調べました。事実無根、私も要求したこともないし、うちらの関係者全員、1000円札1枚もらった者はいません」
自身の関与を否定。
さらに5区内の県議からは、そもそも選挙の資金が足りなかったという指摘も。
【皆川雄二 県議】
「金の表と裏も何もなかった。そもそも足りないだらけで、(リーフレットなど)配るものもなければ、本人来る時間もないし、そういった状況でした」
【宮崎悦男 県議】
「一生懸命に選挙戦を戦ったり、手弁当で、汗をかいている方がたくさんいます。(泉田氏には)その方々の気持ちをしっかり理解した上で発言していただきたい」
しかし泉田議員は会見で、星野県議とのやりとりを収録した音声データが存在すると明らかに。
【泉田裕彦衆院議員】
「私が『広島で事件があったばかりでしょ』と言った瞬間に(星野県議が)『そんなこと言えばきりがないから』『そんなのは表面の話なんだから』『そういう世界だから』と」
ことし9月、星野県議の自宅で行われたという金銭の要求について、詳細を明らかにしました。
そのうえで自民党県連に対し星野県議の除名を求めました。
一方地元は、泉田議員の衆院選での比例復活直後の発言に不信感を募らせていました。
【泉田裕彦衆院議員(比例復活を受けて)】
「小選挙区は最初から無理だと思っていました」
自民党長岡支部は、11月30日の総務会でこうした泉田議員の言動を受け…
【丸山勝総 市議】
「差し替えを求めるということです。そういう意見が出た。」
【五井 文雄 市議】
「それについて皆さんから拍手はあったけど、異論はなかった」
5区支部長の差し替えを県連に対し求めていく方針を決定していたのです。
両者から対応を求められることになった自民党県連。
【自民党県連 小野峯生幹事長】
「粛々と淡々と色々なものに規定に基づいてやっていくということになろうかと思います」
果たして2人の間に一体、何があったのか?
【星野伊佐夫県議】
Q金銭の要求とか裏金の要求というのは?
「全くない。全くないよ。全くない」
Q「払わなければ選挙に落ちるぞ」という言い方はした?
「ありません。なおさら無いです。そんなことは」
泉田議員は今後証拠と話す音声データを公開する方針です。