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新総合体育館 知事「多目的機能前提に調査」[12/02 19:50]

塩田知事は2日の県議会で、鹿児島県の新たな総合体育館に多目的機能を持たせることを前提に、別に検討しているコンベンション施設の整備可能性を調査していく考えを示しました。

検討委員会は先週、新たな総合体育館の整備候補地として、鹿児島港本港区のドルフィンポート跡地と住吉町15番街区を一体的なエリアとして基本構想案を作成することを決めました。
こうした中、塩田知事は、2日の県議会で次のように発言しました。

(塩田知事)「新たな総合体育館については、施設のコンセプトに多目的利用による交流拠点機能が盛り込まれており、コンサート、イベントに加えて、コンベンションや展示会、各種大会にも利用できるものと考えている。
ドルフィンポート跡地を含む鹿児島港本港区エリアに、多目的利用による交流拠点機能を備えた新たな総合体育館が立地することも踏まえながら、調査を進める必要があると考えている」

このように述べ、新たな総合体育館に多目的機能を持たせることを前提に、別に検討しているコンベンション施設について整備の可能性を調査していく考えを示しました。

また、ドルフィンポート跡地と住吉町15番街区は、鹿児島市が計画するサッカースタジアムの整備候補地にもなっていて、鹿児島市との調整については…。

(塩田知事)「体育館の整備の候補地、スタジアムの構想、市電の延伸の問題、いろいろな複数のプロジェクトがある。そういったことについても鹿児島市と引き続き緊密に連携しながら、検討を進めてまいりたい」

一方、下鶴市長は2日の定例会見で、本港区に体育館とサッカースタジアムの両方を建設する可能性も含め、県と協議する考えを示しました。さらに下鶴市長は、県の動向を注視するとしていて、サッカースタジアム計画に関する会議を開く予定はないとしています。


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